今回の選挙戦について思うこと

今回の選挙戦、告示日以降、保守系活動家、言論人、ブロガーそれぞれ、参議院選挙に無関係な言動が目立った。引き続き改憲議席維持できるかどうか疑問視され、日韓断交が進むという歴史的状況において、である。



実は、私自身は、政治について、言いたいことがたくさんある。ブログに書いていることはほんの一部。

皆様お気づきでないかもしれないが、実は私は、政治について、日常的に不満なことばかりである。政権に対し、陳情書形式で要望したいことは山ほどあるし、名指しで批判したい与党議員もいる。気にいらない活動家、言論人、ブロガーもたくさんいる。レベルの低い評論記事を読んで、この程度かと馬鹿にしたくなる評論家もいる。韓国ネタで書きたい気持ちもある。



が、私は、それらの気持ちを封印した。

政治ブログとは、何らかの「任務性」を帯びていると考えるからである。この発想は、提言型ブログだという認識の下、「陳情書をイメージした記事」を出稿する唯一のブログという自負から来るものだ。
提言型ブログと称するブログは他にもある。が、(官界稟議書をイメージした)陳情文書レベルでないと、やる意味がない。

世の中、初心者信者向けの情報が多すぎるのだ。(特に、ビジネス言論人)
対して、難解な言論活動は、人気化することは決してない。

ここで書いていることは、仕事を「任務」という感覚でやったことがない方にはわからないことである。
馬鹿な上司、とろくさい先輩を説得し、仕事上あることを実現するために、自分だけに課せられた「任務」だと思わないと、できないこともたくさんあった。同業他社の担当者から頼まれ、わからずやの馬鹿上司(他社本社課長)の決裁をいただくため、助太刀したことも何度かあった。




百田某の小説、「海賊とよばれた男」の話、詳しく読んだことはないが、ストーリー的には、私の会社にも戦前生まれの先輩の中に一握りだったが、確かにいた。
私は、彼らから、仕事の仕方、対人対応、話し方、文章の書き方、ファッション、酒の飲み方など、学ばせていただいた。中でも、早稲田雄弁会出身の上司(故人)は、すべてにおいて凄かった。

良い仕事をしているという「自覚」があるなら、自然にそうなるはずなのだ。「海賊とよばれた男」のストーリーを知っているなら、世の中において大切なことは、その小説に感動することではない。読者に感動を与えることが小説家の使命であると勘違いしている小説家が増えているから、注意喚起のために、こう書いているのである。敢えて書かせていただくと、小説は、芸術の一表現手法に過ぎない。




現実の(ビジネス)社会において重要なことは、海賊云々の小説に書いてあるようなことを、社会や自分の周囲を変えるために、自らリスクを恐れず、実践することである。政治的に保守だろうがノンポリだろうが関係ない。ノンポリだって、目的意識とスキルが伴えば、愛国的な決断と行動ができる可能性が十分にある。必要なことは、対象事案についての在るべき姿を見出し、シナリオとして文章化し(これが一番難しい!)、実現するために行動することである。世の中を変えるという目標意識を持たないと、業績に繋がらない仕事もあった。そして、世の中、見る人は(必ず)見ている。

日々周囲を気にし、日々上司の評価を気にし、一事が万事振る舞うことが、馬鹿馬鹿しくなる。




さて、この種の発想を軍隊式ととらえる方がおられるかもしれないが、必ずしもそうではない。

学生スポーツの世界でいう、同好会レベルではなく、体育会としての対応である。
講義、実験、卒論で忙しくても、体育会の練習には参加する。難解で時間のかかる実験レポートがあっても、集中力を維持、学科内最速レベルで提出する。学業とスポーツはそうやらないと両立しない。
東大や京大の体育会系の卒業者は、そういう点で凄いと思う。あまり知られていないことだが、最難関の東大医学部に合格するには、特に体力が重要。
言論人の中に、大学中退者が散見されるが、彼らは、強制されない状態での規律ある生活の重要性に、気がついているのだろうか。渡部昇一の本の中に、渡部昇一在学中の単位取得実績、読書記録等について書かれた箇所がある。私はそれを読み、大学という場所は、優良可の点数にこだわらず、学習することを強制される状況で学ぶものではなく、自ら求め自発的かつ自律的に学習すべきところだと認識を変えた。
渡部昇一は、蔵書量や著作量が凄いと言われているが、その言論活動の基本中の基本は、上智大学在学中に、築かれ磨かれたものなのである。平均的な学生の3倍くらい、渡部昇一は勉強していたということ。

また、これまで拙ブログ記事は、渡部昇一の本に触発されたものが多かった。




そういう感覚なので、選挙期間中、好き嫌いの次元での言論活動をされる言論人は、政治的には(任務性を意識しない)無責任な評論家とみている。

私なら、選挙期間中は、支持政党についての批判は封印する!
選挙期間中、やれ塾だ、やれ新刊書だ、やれ雑誌寄稿記事だ、、、金目の営業レベルだらけの話題、気取ったわかりにくい文章はまったく読む価値がない。これは、金目事案が目立って多い、言論人に対する批判である。
選挙期間中なのだから、特に政治的には忙しい時期なのだから、はっきり書けと言いたくなる。




現実に選挙戦は終わった。
私にとっては、全国比例が、最大の関心事だった。保守派にとって和田まさむね候補は(失ってはならない)重要な存在と考えた。地方区で自民党はそれなりの結果を出すだろう。

安倍政権は、地球儀外交を展開しつつ、親中的なアメリカと反日的な中韓の狭間で耐えつつ、トランプ政権発足と同時に、トランプの懐に安倍首相単身で飛び込んだ。
それが、日韓断交が現実化した今になって、極めて効果的な対応だったことに改めて気付かされた。

正直、その意図はその時点ではわからなかった。が、日韓断交の視点でトランプとの外交対応を眺めていくと、(日米関係がさらに強固となることで安全保障的にも経済的にも日本が安定的かつ持続的に発展可能ととらえた)安倍首相の外交対応は見事だった。




私の拙い外交分析がすべて当たっていたかどうかまで、検証する暇はない。(申し訳ないが)

が、それでも、外交的に戦後レジーム脱却を目指す政権とともに、明らかに歴史の転換点に生き、時代が変わることを実感しつつ、かように安倍政権を支持したことをブログという手段で子孫に伝えることができることを、一人の日本人としてうれしく思う。

以上

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