行動する組織・人がいない、、、

池田信夫は国会機能の欠陥についてかく指摘した。

―― 参考情報 ――――――――――

弱小野党が強すぎる国会
http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/52034512.html

森ゆうこ議員の「質問通告」はなぜ深夜まで長引いたのか
http://agora-web.jp/archives/2042072.html

霞ヶ関を「ブラック職場」にするゴロツキ野党議員
http://agora-web.jp/archives/2042176.html

ゴロツキ野党議員はなぜ暴走するのか
http://agora-web.jp/archives/2042191.html

日本の国会はなぜ異常に強いのか
http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/52034726.html

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どれも今までにない視点からの分析。要点的には以下。

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http://agora-web.jp/archives/2042191.html

こういうガラパゴス国会が、日本の民主政治をだめにする元凶だ。政府の権限が弱く国会の権限が異常に強い制度の多くは55年体制でできた慣例なので、国会法を改正しなくても改善できる。専門家が提案しているのは、次のような改革である。

•質問に制限時間を設け、審議を打ち切って採決できるようにする
•スキャンダルの追及には特別委員会を設け、予算委員会では審議しない
•議運の理事を内閣の代表(たとえば官房副長官)が兼務し、政府がカレンダーの設定に参加する
•審議未了になった法案は廃案にせず、次の国会で継続審議する

政権を取る気のない野党議員が暴れてテレビ中継で目立とうとするのは合理的だから、それを止めるには彼らのインセンティブを変えるしかない。日程闘争を封じて、暴れても止まらない国会にすることが根本的な解決策である。

||||| ここまで引用 |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||




請願する価値がある主張と思う。
が、保守系団体で、このレベルで活動してきた団体は皆無。この種の国家的課題について行動する組織・人はいるのか、ということになる。

このままだと、いいアイデアであっても、、、現実化しない。
困ったことだ。

肩書とは、地位とは、そういう時のために活用すべきものであるはずのものだが。

対して、左翼陣営は、大学教官時代の肩書、官僚時代の肩書、フル活用している人だらけ。

池田信夫は最終的に有料メルマガに誘導した。いい記事であるがゆえに、、、有料でも読む価値があると主張するのであろう。一応、読みたい箇所は初月無料。
しかしながら、言論人の主張の大半は、中身がない、要点がはっきりしない、もったいぶる者が大半。その中で、池田信夫は相当マシな存在。



さて、戦前の国会の異常さについて、渡部昇一と倉山満が著書の中で指摘があった。渡部昇一は、国会で野党側が統帥権干犯問題に突っ込み過ぎた事案が、戦争に至る導火線の役割を果たしたと書いていたように記憶する。

池田信夫が、戦前の国会との比較で、国会改革についてどのような最終提言とするのか、興味がある。

歴史は繰り返すとの格言に従えば、戦後の国会の異常さは戦前の国会の異常な慣習を引き継いだ、ような気がするのである。




一つの例として、統帥権干犯問題を挙げたい。

Wikipediaには、統帥権について、かく記述がある。

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https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B5%B1%E5%B8%A5%E6%A8%A9#targetText=1930%E5%B9%B4%EF%BC%88%E6%98%AD%E5%92%8C5%E5%B9%B4,%E3%81%A8%E6%94%BF%E5%BA%9C%E3%82%92%E6%94%BB%E6%92%83%E3%81%97%E3%81%9F%E3%80%82

統帥権

大日本帝国憲法第11条に定められていた、天皇大権のひとつで、陸軍や海軍への統帥の権能を指す。その内容は陸海軍の組織と編制などの制度、および勤務規則の設定、人事と職務の決定、出兵と撤兵の命令、戦略の決定、軍事作戦の立案や指揮命令などの権能である。これらは陸軍では陸軍大臣と参謀総長に、海軍では海軍大臣と軍令部総長に委託され、各大臣は軍政権(軍に関する行政事務)を、参謀総長・軍令部総長は軍令権を担った。

狭い意味では、天皇が軍事の専門家である参謀総長・軍令部総長に委託した戦略の決定や、軍事作戦の立案や指揮命令をする軍令権のことをさす。

明治憲法下で天皇の権能は特に規定がなければ国務大臣が輔弼することとなっていたが、それは憲法に明記されておらず、また、慣習的に軍令(作戦・用兵に関する統帥事務)については国務大臣ではなく、統帥部(陸軍:参謀総長。海軍:軍令部総長)が補翼することとなっていた[注釈 1][注釈 2]。

この軍令と国務大臣が輔弼するところの軍政の範囲についての争い[注釈 3]が原因で統帥権干犯問題が発生する。 なお、統帥権独立の考えが生まれた源流としては、当時の指導者(元勲・藩閥)が、政治家が統帥権をも握ることにより幕府政治が再興される可能性や、政党政治で軍が党利党略に利用される可能性をおそれたこと[2]、元勲・藩閥が政治・軍事両面を掌握して軍令と軍政の統合的運用を可能にしていたことから、後世に統帥権独立をめぐって起きたような問題が顕在化しなかったこと、南北朝時代に楠木正成が軍事に無知な公家によって作戦を退けられて湊川の戦いで戦死し、南朝の衰退につながった逸話が広く知られていたこと[3]などがあげられる。

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統帥権上の問題は、「明治憲法下で天皇の権能は特に規定がなければ国務大臣が輔弼することとなっていたが、それは憲法に明記されておらず、また、慣習的に軍令(作戦・用兵に関する統帥事務)については国務大臣ではなく、統帥部(陸軍:参謀総長。海軍:軍令部総長)が補翼することとなっていた」である。
憲法に記述がないため、国務大臣が軍令を発することができない、、、




この発想を戦後に当てはめると、憲法において「自衛隊」の記述がないことは、何を意味するのか?
他国から侵略を受けた際に、行動する主体がないと解釈されかねないのである。

国際政治の現実を知らない憲法学者の如く、憲法9条を字句通り解釈するとどうなるか?

||||| ここから引用開始 |||||||||||||||||||||||||||||||||||

第二章 戦争の放棄
〔戦争の放棄と戦力及び交戦権の否認〕

第九条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

||||| ここまで引用 |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||

字句通り解釈してしまうと、戦前憲法上は、統帥すべき組織が憲法上存在しないということになる。

民主党菅直人のように、政治主導の名の下、せっかく積み上げた、慣例的な解釈を無視するような政権なら、どうなるのか?

侵略に対処し、行動する組織が不在、、、




安倍首相が憲法に「自衛隊」という文字を入れたいとした主張は、深く考えると、戦前表面化した統帥権問題について危惧、深く熟慮した結果かもしれないのである。

以上

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