「国内的価値観が通用する国」はほとんどない

本稿は、外交の世界において、これまでの常識(=国内的価値観)では当該国と直面する懸案について打開不可能な事態が続出する時代に入ったことを説明することを目的としている。 たとえば、日露関係は既にそうなっている。「親日家プーチンは領土返還に応じるはずなので信じよ」という趣旨のことを著書で何度も述べた、外務省OB馬淵睦夫は一体何者なのか?と言いたくなる。 同様のことは、約40年ぶりに首相と外相が訪問したイランについても当てはまる。タンカー襲撃、そして直後のトランプの豹変は何を意味するのか?トランプでさえも何者かの言いなりになっている、いや言いなりとならざるを得ない世界で生きているとみなくてはならない。 それでも、トランプは拉致問題について、被害者家族に同情的な態度を貫いている。 ||||| ここから引用開始 ||||||||||||||||||||||||||||||||||| https://www.nikkei.com/article/DGXMZO46168040W9A610C1AC8000/ 拉致被害者家族に手紙 トランプ氏「きっと勝利する」 関西 社会 2019/6/16 0:15 北朝鮮による拉致被害者の有本恵子さん(失跡当時23)の父、明弘さん(90)宛てに米国のトランプ大統領から「あなたはきっと勝利するだろう」と拉致問題解決に取り組む自らの姿勢を記した手紙が届いたことが15日、明弘さんへの取材で分かった。 手紙は15…

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首相・外相のイラン訪問  何かある?

41年ぶりの首相のイラン訪問。 報道されてきたニュースから(イスラエルロビーの支配下にある)アメリカとイランとの戦争回避が目的と表向きは考えられている。 しかし、本当にそれだけなのか? 日本とイランの最近の関係は、外務省HPを見ると最近3年間はこうなっている。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 平成31年/令和元年 ラリジャニ・イラン国会議長による安倍総理大臣表敬(平成31年2月13日) 平成30年 日・イラン外相会談(平成30年11月23日) 米国の対イラン制裁に関する第4回日米協議の開催(結果)(平成30年10月2日) 日・イラン首脳会談(平成30年9月26日) 米国の対イラン制裁に関する第3回日米協議の開催(結果)(平成30年9月11日) 米国の対イラン制裁に関する第2回日米協議の開催(結果)(平成30年8月3日) 日・イラン外相会談(平成30年8月2日) 米国の対イラン制裁に関する日米協議の開催(平成30年6月19日) 日・イラン外相電話会談(平成30年5月10日) イラン核合意に関する米国大統領の発表について(外務大臣談話)(平成30年5月9日) 日・イラン外相会談(平成30年4月25日) 平成29年 日・イラン外相電話会談(平成29年10月16日) 日・イラン外相会談(平成29年9月22日) 日・イラン首脳会談(平成29年9月19日) 高村正彦総理特使のイラン・イスラム共和国訪問(ローハニ大統領との会談)…

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安倍首相、トランプの「かが」視察の安全保障外交上の意味について

トランプ来日日程の最終日、安倍首相とトランプ大統領が、一緒に「かが」視察し、首相訓示が示された。 安倍首相の訓示を読んでおきたい。 https://www.sankei.com/politics/news/190528/plt1905280013-n1.html 首相訓示「地域の平和と安定に寄与」 米大統領と「かが」視察 2019.5.28 11:33政治政策  安倍晋三首相は28日午前、来日中のトランプ米大統領とともに海上自衛隊横須賀基地(神奈川県横須賀市)を訪れ、海自最大の護衛艦「かが」を視察した。首相の訓示の全文は以下の通り。 ◇  本日はトランプ大統領とともに自衛隊・米軍の諸君の雄姿に接する機会を得たことを心からうれしく思います。日米両国の首脳がそろって自衛隊米軍を激励するのは史上初めてのことであります。日米同盟は私とトランプ大統領のもとでこれまでになく強固なものとなった。この「かが」の艦上にわれわれが並んで立っていることがその証であります。  トランプ大統領、あなたの友情に心から感謝します。そして日本の自衛隊と米軍が私たちと同様、深い友情で結ばれていることをともに喜び合いたいと思います。インド・太平洋を自由で開かれたものにし、地域の平和と繁栄の礎としなければならない。その揺るぎない意思をここに立つ私たち全員が完全に共有します。  この護衛艦「かが」は昨年、西太平洋からインド洋に及ぶ広大な海において米海軍と密接に連携しながら地域の海軍との協力を…

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