トランプは一体何と戦っているのか?
トランプ大統領は米朝首脳会談に臨んだかと思えば、今度は中共との貿易摩擦問題で一歩も引かない姿勢を強めている。
トランプ政権を支持するアメリカ国民からすれば、熱烈なナショナリストという評価になるだろう。
元外交官馬淵睦夫は、トランプ、安倍首相、プーチンの三人について、グローバリストと戦うナショナリストだとしている。
さて、馬淵睦夫が指摘する、グロ-バリストとは、ウオール街を支配するユダヤ金融資本と定義している。
この馬淵睦夫の言い方、とりあえずそういう表現にしておけば、言論活動に関して身に危険が及ぶことはない、と馬淵本人が解釈しているのでないかと私はみている。そういう言い方であれば、トランプ大統領を敵視し、トランプ大統領が戦っている当事者の存在をぼかしているという意味である。最近の著書の新聞広告を参照したい。
基本的に私は、馬淵睦夫の説を信用、評価している。
評価する理由は、どこかの言論人のように持ち場をコロコロ変えない、きちんと職務遂行した経験を有している、言論活動上取扱うテーマと主張に一貫性がある、国際外交に係わる歴史的経緯を押さえているからである。
要するに、腰が据わっているからなのである。しかし、アメリカ政府を操る影の支配者の存在については、ぼかした表現を続けている。(ぼかした書きぶりであると私は解している)
当然、中共政府を操る影の支配者、北朝鮮を操る影の支配者の存在についても、このぼかした表現であろうと認識。
トランプが戦っている相手、トランプが真のナショナリストだったとして、…