外国人対応 日本人の世界観
本稿は、多くの日本人が備えていると思われる美的感覚的な世界観と関連づけ、外国人対応に関して民族的に共通した特徴があることを、試論として示すことを目的としている。
たとえば、日本人が、遭遇した外国人について、疑うことなく素直に、あるいは、善意ないし好意から「親日」と感じ、受け止めるのは、日本人の美的感覚、世界観が影響している面はないか。
善意、好意を感じる人(外国人)について、美しいものを見て素直に美しいと感じる心から来ている可能性はないのか?
美しいものを見て素直に美しいと感じる心、それは、はっきりと区別できる四季を有する風土、美しい自然、歴史的に侵略・征服された時代がなかったことで、民族のDNAとして継承されたためではないか。
日本庭園は、その粋が埋め込まれた代表的分野と位置づけることができる。
造園の専門家は、我々に埋め込まれた美的感覚のDNAをかく定義している。
―― 参考情報 ――――――――――
日本人の美的感覚
http://gendaishi.jugem.jp/?eid=1241
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この場合のバランスとは、西洋の庭園のような、見かけ上の幾何学的な左右対称を意味するものではない。芸術論的には、不確実性の重視、間の活用という指摘となる。
枝木の剪定はどうだろう。徒長した枝を、真っ先に切るのはバランス重視から来る発想。
少し脱線するかもしれないが、不確実性重視の意味を悪くとると、どうなるか…