対中接待外交問題 王毅外相一人にしてやられた6つの原因
まず、表題にて、対中接待外交問題と書いた理由について説明したい。
政府であれ、民間であれ、中共との付き合いは、極限レベルでの接待を繰り返すことで成り立っていることを経験的に私は知っている。実務派的視点でみれば、大宴会など接待外交ゴッコと断言しうる状態にある。
中共に日本人が相次いでハニートラップされるのは、官民ともに付き合い実態が接待外交ゴッコにあるからだ。
その前提で、本稿では、王毅一人に記者会見場にてしてやられた根本原因の分析を試みる。
王毅が記者会見場にてあのような行動に出たのには、6つの原因がある、と私はみている。
記者会見場での王毅発言の原因
■原因1 まず最初に外務大臣が隙を見せた
■原因2 外務大臣として個人的主義主張を隠さない点で外務大臣にそもそも国益という自覚がない
■原因3 そもそも政権中枢に気の緩みがあり、政府として大歓迎すべきでない人物を大歓迎してしまった
■原因4 接待外交の常態化(個人的付き合いが尊重される私的外交問題)
■原因5 そもそも王毅には、欧州訪問で失墜した自分の評価を挽回するため、日本政府を利用したい動機があった
■原因6 日本政府には外交的に「報復」という意識がそもそもなかった
以下、個別状況分析
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■原因1 まず最初に外務大臣が隙を見せた
普段怖そうな顔をしているのに対し、外交の場にて緊張感なき画像だらけである。
記者会見…