渡部昇一の「朝日新聞と私の40年戦争」という本がある。
この本は緊張感が溢れ、密度が濃い。渡部昇一の本にしては読み飛ばして読める箇所が少ない。
今だから言えることだが、渡部昇一は、遺書のつもりで「朝日新聞と私の40年戦争」を書いたかもしれない。出版された年が2015年である関係でそう思う。
この本によれば、渡部昇一の論壇デビューが朝日新聞批判の書評から始まったとされる。
また、この本は、角栄裁判、教科書誤報問題、慰安婦報道問題、南京報道問題に関する渡部昇一と朝日新聞との論争の経緯の記録である。
さて、ここで渡部昇一の死を誰が最も喜んでいるのか、考えたい。
答えは言うまでもない。
40年以上も朝日新聞批判を続けてきた言論人なのだから、朝日新聞歴代社長たち、歴代論説主幹たちであろう。
我々は、渡部昇一の死を傍観している場合なのであろうか?
渡部昇一が朝日新聞と40年間論争を続けたように、誰かがこの論争を引き継がなくていいのであろうか?
私は、この本を読んでそう思うに至った。
森友・加計事案、田母神俊雄が同士討ち沙汰で動くに動けず、保守系団体が一枚岩になれない状況で、マスコミ業界一致団結して政権批判に傾注、朝日新聞もそれなりの主導的役割を担ったとみなすなら、我々保守陣営も腰を据えて、反日新聞社一社毎に、言論人を割り当て、日々記事を監視するという活動を展開すべきではなかろうか?
渡部昇一と朝日新聞の40年闘争の経緯を正しく理解しているのであれば、少なくとも田母神俊雄批判しているタイミングではなかったということだ!
既に、抗議活動は続けられているので、そこに任せておけばいいとお考えの方がおられるかもしれない。が、彼(彼らは)結果を出さず、負け戦に甘んじてきた。何も知らない人が見れば威勢だけはいい、が、金を集めるだけ集めて映画を制作しなかった人もいる。
渡部昇一は、南京報道問題で有名になった、朝日記者だった本多勝一とやりあったことがこの本の終わりの方に書いてある。
しかし、保守側が期待し、寄付金を差し出した、南京映画は制作されず、現在に至っている。
あの映画ができていれば、(朝日新聞の)断罪されるべき人物は断罪されたはずである。
私が言いたいのは、あの体制のままで結果が果たして出るのか、ということだ。
朝日新聞抗議活動、法的措置に係わる司令塔を、一旦入れ替え、渡部昇一の遺志を継ぎ、やる気と能力ある言論人に引き継ぐべきではないか、それが本稿の目的であることを宣言し本稿を終える。
以上
この記事へのコメント
pochair
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拝見しました。
お気に障られたらすみません。
正直、読んでいて感じたのは、
渡部昇一先生のお名前を借りて、
暗にチャンネル桜を非難したいだ
けのように見えました。
確かに私もチャンネル桜に対して
思うところはあります。ただ、仰る
通り、保守同士が争って、漁夫の
利を得るのは左の人です。
彼ら(桜)のやっている行動の認め
るべきところはお互いに認め、その
他の保守系団体(chくらら、DHCテ
レビ、報道特注など)や個人も自分
でできることをそれぞれで考えてや
ればいいと思います。
ちなみに、南京事件の映画は、現在
試写会をやられているようです。
渡部先生ご存命の間にできていたら
よかったと思います。
管理人
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> 拝見しました。
> お気に障られたらすみません。
> 正直、読んでいて感じたのは、
> 渡部昇一先生のお名前を借りて、
> 暗にチャンネル桜を非難したいだ
> けのように見えました。
> 確かに私もチャンネル桜に対して
> 思うところはあります。ただ、仰る
> 通り、保守同士が争って、漁夫の
> 利を得るのは左の人です。
> 彼ら(桜)のやっている行動の認め
> るべきところはお互いに認め、その
> 他の保守系団体(chくらら、DHCテ
> レビ、報道特注など)や個人も自分
> でできることをそれぞれで考えてや
> ればいいと思います。
> ちなみに、南京事件の映画は、現在
> 試写会をやられているようです。
> 渡部先生ご存命の間にできていたら
> よかったと思います
一般論としてそうあるべきだというスタンスで書いておりますことご了承下さい。