過去数年間、国会審議は
閣法に対して対案なし、与党案絶対反対の野党による、(ありもしない)スキャンダル追及一辺倒の野党への対応に費やされてきた。
くだらないクイズもどきの質問を連発する議員もいた。
根拠を示さず、情報があることを根拠に追及を試みた、馬鹿もいた。ネタに過ぎないものを、根拠あるかの情報だとして、朝日、毎日、中日、東京、信濃毎日、北海道などは報道した。
森友、加計事案は、その象徴的なものだ。
マスコミが、他に審議すべき重要事案ではなく、野党による森友、加計事案が最優先議題であると錯覚させるべく、新聞社では朝日、毎日、中日、東京、信濃毎日、北海道などが、テレビではほぼ全局主導したのは、拙ブログの読者の皆様はお気づきのことと思う。
こうした、野党による固定化した、野党に質問時間を譲る(譲らなくてもいいのに譲る)慣例について、自民党内でも異論が噴出し始めた。
―― 参考情報 ――――――――――
【正論】自民党「議席数が与党7:野党3なのに、質問時間が与党2:野党8なのはおかしくね?」
http://hosyusokuhou.jp/archives/48804226.html
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自民党が、本来有する質問時間、それも議席数で確保することができるはずの質問時間を、国対政治のパワーバランスの中で、審議拒否、国会審議遅延を避けるための手段として、対案なし、絶対反対のための野党に与党が提供してきた慣例はやめるべきだ、という趣旨であろうと私は解する。
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http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171027/k10011200661000.html
官房長官 衆院予算委の質問時間 “議席数で配分が基本”
10月27日 19時51分
菅官房長官は午後の記者会見で、衆議院予算委員会での質問時間について、与野党への配分は国会で決めることだとしながらも、議席数に応じた配分が基本だという認識を示しました。
衆議院予算委員会での質問時間は、先の通常国会では、安倍総理大臣が出席した際には、与党側に2割、野党側に8割配分されるなど野党側に配慮されてきましたが、自民党内では、若手議員に質問を経験させるため議席数に応じて配分すべきだという意見が出ています。
これについて菅官房長官は午後の記者会見で「質問時間の配分は、まさに国会で決めることで、政府としてコメントすることは控えたい」と述べました。
一方で、菅官房長官は「『議席数に応じて配分すべき』という主張は、国民からすれば、もっともな意見だと思う。国民から選ばれた議員の数でドント方式で決めるのが基本ではないか」と述べました。
||||| ここまで引用 |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ちなみに、質疑時間配分の実態はこうなっているそうだ。
―― 参考情報 ――――――――――
国会 質疑時間の謎
http://shigeo-t.hatenablog.com/entry/2017/05/24/050000
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ちなみに、拙ブログは、たるんでいる野党の活性化を目的として、国会法改正等について提言済みである。
―― 参考情報 ――――――――――
たるんでいる民進党 国会法等改正すべきだ
http://sokokuwanihon.blog.fc2.com/blog-entry-283.html
税金の無駄 民進党に国会質問させる価値があるのか?
http://sokokuwanihon.blog.fc2.com/blog-entry-158.html
野党追及手段拡充 質問主意書制度の変更を提言する
http://sokokuwanihon.blog.fc2.com/blog-entry-163.html
審議拒否・対案なし 野党各党こそ国会で質問・追及されるべきだ
http://sokokuwanihon.blog.fc2.com/blog-entry-79.html
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質問主意書で延々と遊んでいるように見える国会議員もいる。
―― 参考情報 ――――――――――
倒閣目的の質問趣意書で遊ぶ?民進党議員 こんな議員に政党交付金を支給していいのか?
http://sokokuwanihon.blog.fc2.com/blog-entry-414.html
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こういう議員に対する、質問追及可能な、質問主意書制度であるべきだ。
私の考えはこうである。
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・質問時間は、本来議席数を有する与党に手厚く配分されるべきである(慣例で野党に対し、与党の質問時間を譲るなどの、国対政治の慣例は廃止されるべきだ)
・与党は、政権だけでなく、野党議員の反日行為、サボタージュ、不倫沙汰について追及すべきである(必要な法改正含む)
・同様に、野党が、政権だけでなく、他の野党議員の反日行為、サボタージュ、不倫沙汰について追及すべきである(必要な法改正含む)
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私が国会審議にて求めているのは、
野党が束になって政権や与党のみを追及できる国会ではなく
与党が野党を追及すること
一部野党が野党を追及することも認めるべきだとのスタンスである。
さて、萩生田幹事長代行が「北朝鮮に通じている政治家が野党にいる可能性」があると指摘した。
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萩生田幹事長代行が北朝鮮問題で野党への情報提供に慎重姿勢「北に通じてる方いる可能性否定できない」
http://www.buzznews.jp/?p=2112290
萩生田光一「北朝鮮に通じている政治家が野党にいる可能性」 青山繁晴「枝野幸男が北朝鮮の批判してるの聞いたことある?」
https://fate.5ch.net/test/read.cgi/seijinewsplus/1509094779/-100
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つまり、萩生田幹事長代行は、次の通常国会から、与党議員ないし一部野党議員による「北朝鮮に通じている政治家が野党にいる可能性」について、国会審議したいと自民党3回生議員に言わせた可能性があるのだ。
この時期、立憲民主党は、辻元清美が、立憲民主党の国対委員長に就任した。
―― 参考情報 ――――――――――
立憲民主、辻元清美政調会長が国対委員長を兼務
https://www.nikkansports.com/general/news/201710240000588.html
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この兼務人事は、自身が、「北朝鮮に通じている政治家であること」を国会審議を通じて暴露されないための措置であろうと分析する。
すなわち、国内において、3分の2の議席を得て、政権与党は北朝鮮勢力の壊滅を国会の場で行うことを宣言し、実行しようとしている気配があるのだ。
多分にファジーでソフトランデイング路線の安倍政権に飽き飽きされている方におかれては、官邸や自民党本部、「北朝鮮に通じている政治家」に関するいろんな情報を収集、提供されんことを提言する。
そうすることによって、念願の「スパイ防止法」法制化に繋がる。
すなわち、萩生田幹事長代行は、「スパイ防止法」法制化を暗に示唆しているのである。かつて、スパイ防止法法制化に反対した自民党大物議員も引退した。よって、スパイ防止法法制化は手の届くところに来た、と考えるのである。
以上
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