プロ野球界においては、選手として「常に目標ある選手(目的意識ある選手)」、まったくない選手がいる。
日ハムから大リーグに行った大谷選手と日ハムで主将を務めている不動の4番(1塁手)を比較したい。
大谷は、大リーグで打者と投手で活躍するという、世界の野球界の常識を覆す高い目標を設定、高い目的意識を持って取り組んでいる。
―― 参考情報 ――――――――――
大谷翔平が日本選手初のサイクル安打 左腕攻略で達成の凄さ
https://www.sankei.com/sports/news/190614/spo1906140012-n1.html
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たかがサイクル安打と思われるかもしれない。大谷は、左打者で左投手からサイクル安打を打ったことに注目したい。
大リーグに移籍する際、1、2年待てばもっと高い年俸となることが確定的だったと言われるのに、安い年俸を受け入れる代わりに早期の大リーグ入りを希望したことは周知の事実である。
これに対し、日ハムで日ハムで主将を務めている不動の4番(1塁手)は、選手としての目標が何なのかはっきりしない。顔の表情から察するにいかにもチンピラ風、状況に応じたバッテイングが不得意、決定的な場面で打てないケースが続出、プロ野球の打者の年間成績もパッとしない。前を打つ打者の出塁率、打率がズバ抜けているために、得点圏打率が低くとも(得点圏打席数が他チームの4番より多いため?)打点が多いことは分析すればわかることである。
この二人の選手指導について、監督の視点で比較しておきたい。
両方の選手とも同じ監督が係わっている。
誰が見ても大谷自身の努力、鍛錬、強いプロ意識があることくらいはわかる。もう一人の不動の4番(1塁手)の方はどうか。打撃のみならず走塁面でみて、努力、鍛錬、強いプロ意識が欠落しているように見える。
監督ならどうすべきか?
明らかにチンピラ風、頭が悪そうな不動の4番(1塁手)に対し、指導すべきはずであるが、(指導しているようには)見えない。監督はこの選手に対し、いつも好き勝手にさせているように見える。打撃不振でもバント指示すらしないチームで勝てるはずがない。
それでいて、監督は、過去数年、シーズンオフに書籍を出している。
目の前に指導すべき主力選手がいるのに、、、しない、、、
選手としてさしたる実績がないので、主力選手に対し、コーチング以外のアプローチで指導できないのであろう。
プロ野球界では、この監督のことを「知将」だと評価している。試合の解説者たち、誰一人、この(主力選手に対する)指導力なき監督を批判することはない。
選手を指導できない監督を監督というのであろうか?
作戦コーチが監督業務を遂行しているようにしか見えない。
そして、試合の解説者たちのほとんどは、名球会入りしたOB一人を除き、決定的場面で打てない不動の4番(1塁手)に対する措置(メンタル、トレーニング等)について、言及することはない。
解説者たちは、プロなのに、監督の指導力、肝心な場面で打てない主力選手について解説を避けている。
これが、日本のプロ野球言論界の(たるんだ?)実態なのである!?
大谷は、このようなチーム事情から、ぬるま湯を嫌い、早期の大リーグ行を熱望したように思うのだ。
同様に、ダルビッシュも選手としては大谷と似ている面がある。努力、鍛錬を怠らない、修行僧みたいなところがある。
彼らから見て、頭の悪い選手、選手指導できない監督は、無能な存在に見えるはずである。
プロ野球選手で、たとえ年間成績においてそれなりの順位にあっても、打者なら得点圏打率が低い選手は(選手として)致命的欠陥を有しているとみなくてはならない。なぜなら、決定的場面に強いことがプロ選手の証であり、プロ選手はそのために努力、鍛錬してきたはずであるからだ。
見方を変えたい。
本稿では、保守言論界、保守活動界において、どれだけ、目標設定、目的意識ある活動がなされているのであろうか?、そのたとえ話としてプロ野球選手について比較を試みている。
そして、「今為すべきことが何かを明示」している活動は、ほんの一握りの人を除きほとんど存在しない。
このような動きと批判して、言論界は大半が批判活動レベル。提言がないことがそもそも問題。評論レベル(評論家気取り?)では話にならない。笑韓・嫌韓レベルは言論活動には該当しない。
拙ブログが評論家気取りと批判される方、是非、毎日毎日、法整備、法改正の視点で出稿検討可能かどうかお考えいただきたい。法整備、法改正を考えるのは結構しんどいことである。
ここで、考えなくてはならないことがある。
言論活動の大半がなぜそうなってしまうのか?
活動そのものについて、目標設定、目的意識がないからである。
保守活動界についてはこのことが当てはまる。日本会議は、目標設定しつつ活動展開してきた。これに対し、頑張れ系は皆無だった。日本●●党の場合は、そもそも達成可能な目標だったのか、、、
つまり、目標設定、目的意識なき組織活動では、望む結果、期待されるが得られるはずがないのである。
保守言論界、活動界に大谷選手のような、目標設定、目的意識ある存在が不足しているのである。
期待される場面でまったく打てず、頭が悪そうな変わり映えしない不動の4番(1塁手)ばかりでは困るのである。
以上
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