イラン大統領来日 本当の目的は「韓国石油取引事案」?

日本とイランは古くからの友好国であり、イランは親日国と言われている。
JICA事案で来日した、イランの若き官僚と話したことがある。彼は、筋金入りの親日派だった。援助目当てでニコニコ演技することがお上手な、どこかの国とは信条的に異なる硬骨漢だった。




そういう前提で、久しぶりに来日したイランの大統領の写真をまず拝見したい。

―― 参考情報 ――――――――――

日・イラン首脳会談等
http://www.kantei.go.jp/jp/98_abe/actions/201912/20iran.html

日・イラン首脳会談
https://www.mofa.go.jp/mofaj/me_a/me2/ir/page4_005527.html

イラン大統領来日.jpg

―――――――――――――――――



印象を一言で述べると、肖像画みたいな人物画を得意とする、オランダの画家フェルメールの絵を見ているようだ。
そこで、フェルメールの絵を鑑賞する感覚で写真から読み取れることを分析する。フェルメールの絵のウンチクについては、美術書にそれなりのことが書いてある。

両首脳の目が、穏やかで温かいことに、お気づきであろうか。握手する手にも親しげな雰囲気がある。
両首脳の視線からは、国際的な制約ある中で、同じ目標のために会談したという意志が伝わってくる。国際政治的に孤立するイランの首脳が安倍首相を見る目は、制約があり滅多に会う機会がない、古き友人と再開したようでもある。
私は、それほどの親イラン派ではない。それでも安倍首相の顔の表情の微妙な変化くらいは、外交分析経験から理解している。



外交上の協議は、建前論的にはこうなっている。

―― 参考情報 ――――――――――

安倍首相、イラン大統領に核合意履行要請 海自派遣に理解求める
https://www.sankei.com/politics/news/191220/plt1912200041-n1.html

日イラン首脳会談 米政権、デモ弾圧などで日本に外交圧力を期待
https://www.sankei.com/world/news/191220/wor1912200011-n1.html

―――――――――――――――――



詳細とまでは行かないが、概略的な外交記録はこうなっている。

||||| ここから引用開始 |||||||||||||||||||||||||||||||||||

https://www.mofa.go.jp/mofaj/me_a/me2/ir/page4_005527.html

 12月20日,安倍晋三内閣総理大臣は,訪日中のローハニ・イラン大統領と日イラン首脳会談を行ったところ,概要は以下のとおりです(少人数会合:18時00分から約80分間,拡大会合:19時30分から約50分間,ワーキングランチ:20時30分から約50分間)。

1 冒頭,安倍総理から,本年6月のイラン訪問の答礼として,また,イランの大統領として19年ぶりに訪日されたことに歓迎する,日イラン外交関係樹立90周年の今年,首脳間で緊密に意思疎通できていることを嬉しく思う旨の発言がありました。
 これに対し,ローハニ大統領から,日本を訪問できて光栄であるとして日本側の歓迎に対して謝意が伝えられました。

2 安倍総理から,中東地域における緊張の高まりが継続していることについて深刻な懸念を伝え,日本として,中東地域における緊張緩和及び情勢の安定化に向けて粘り強い外交努力を継続する旨述べました。
 これに対し,ローハニ大統領から,イランとしても地域の平和と安定を望んでいる旨述べるとともに,日本の外交努力を高く評価する,引き続き日本と緊密に連携していきたい旨の発言がありました。

3 安倍総理から,イランによる一連の核合意の履行停止措置について深刻な懸念を伝え,核合意を損なう措置を控えるよう強く求めました。また,IAEAとの協力の重要性を強調しました。
 これに対し,ローハニ大統領から,イランとしても核合意の維持の重要性について述べた上で,イランの立場について説明がありました。

4 安倍総理から,我が国に関係する船舶の安全確保のための独自の取り組みを行っていくとの考え方のもと、情報収集態勢を強化するために自衛隊のアセットの活用に関する具体的な検討を進めていることについて説明するとともに,船舶の安全な航行確保のために沿岸国としての責任を全うするよう働きかけました。
 これに対し,ローハニ大統領から,イランは,ペルシャ湾地域の緊張緩和に向けた日本の外交努力を評価し,自らのイニシアティブにより航行の安全確保に貢献する日本の意図を理解しており,さらに日本が透明性を持ってイランに本件を説明していることを評価する旨の発言がありました。

5 両首脳は,東アジア及び中東地域を含む地域情勢について意見交換を行いました。安倍総理から,イランには地域の平和と安定に向けて建設的な役割を果たしてほしい旨を述べました。
 また,安倍総理から,イランにおけるデモで多数の死傷者が出たことに憂慮している旨を述べつつ,最大限の自制を求めました。

6 両首脳は,二国間関係についても意見交換を行い,引き続き緊密に意思疎通していくことで一致しました。

||||| ここまで引用 |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||




どこがポイントなのか?

最も時間が長かった会合は、首相を含めた、少人数会合。
気がつく人は気がつくはずである。
イランの大統領は、安倍首相と側近にだけ、こっそりと伝えたいことがあった、ようである。




ここで、行間を読む目的で、別のブログ記事を参照しておきたい。
石油取引については、イランと韓国のとんでもない物々交換情報が知られつつある。

―― 参考情報 ――――――――――

イランの反応でやっぱりかぁと納得
https://pachitou.com/2019/12/16/%e3%82%a4%e3%83%a9%e3%83%b3%e3%81%ae%e5%8f%8d%e5%bf%9c%e3%81%a7%e3%82%84%e3%81%a3%e3%81%b1%e3%82%8a%e3%81%8b%e3%81%81%e3%81%a8%e7%b4%8d%e5%be%97/

―――――――――――――――――

日本政府は、日本から輸入したフッ化水素と物々交換した韓国政府を問題視し、輸出管理を強化、安倍首相、河野外相はイランを訪問した。

安倍首相、河野外相のイラン訪問目的は、フッ化水素の物々交換ができなくなることを通告したものであろう。

||||| ここから引用開始 |||||||||||||||||||||||||||||||||||

https://pachitou.com/2019/12/16/%e3%82%a4%e3%83%a9%e3%83%b3%e3%81%ae%e5%8f%8d%e5%bf%9c%e3%81%a7%e3%82%84%e3%81%a3%e3%81%b1%e3%82%8a%e3%81%8b%e3%81%81%e3%81%a8%e7%b4%8d%e5%be%97/

・イラン、米国による経済制裁を受け西側諸国と取引が厳しくなる
   ↓
・韓国、イランに恩を売れるとばかりに取引継続に名乗りを上げイランと石油取引拡大
   ↓
・制裁によりイランと取引できないので韓国のウリィ銀行などにイラン中央銀行名義の口座を開設
   ↓
・韓国からの原油代は韓国のウリィ銀行などへイラン中央銀行名義の口座へ
   ↓
・イランがいい加減引き出させろと要求
   ↓
・韓国、米国からの制裁を理由にイランに対してこの口座から引き出せないと主張してイランに売り上げを回収させない
   ↓
・イラン怒る。韓国はとりあえず担当者を派遣してなだめて誤魔化そうとする
   ↓
・なんやかんやあってイランが激おこ。韓国が時間稼ぎを続けられなくなる。
   ↓
・韓国、イランに一部を送金

【韓国、来月イランに原油代金の送金開始=関係筋】
(2014/2/12 ロイター)

   ↓
~文在寅政権下~
   ↓

・韓国、イランとの取引拡大。物々交換で原油を仕入れることを合意。
(なにと物々交換かは説明なし)

【イランと韓国、原油の「物々交換」取引で合意 制裁の回避図る】
(2018/12/2 AFP)

   ↓

・韓国でフッ化水素等の不正輸出が急増している事がニュースになる。

【大量破壊兵器に転用可能な戦略物資、韓国からの違法輸出が急増】
(2019/5/17 朝鮮日報)
魚拓こちら

  ↓

・日本が韓国が文政権になって以降3年以上輸出管理について対話に応じない事などから韓国のホワイト国からの除外を決定。
 フッ化水素などの輸出について管理を強化することを発表。

  ↓

・韓国、対抗策として日本へのネガティブキャンペーンの強化などを実施。
 嫌がらせされたくないのならホワイト国除外を撤回しろとやりはじめる。
 韓国側は輸出管理について「まず日本がホワイト国除外を取り消せ、そしたら嫌がらせについては考えてやる」と日本との対話に一切応じない、一切譲歩しない路線を継続。

  ↓

・日本による輸出管理強化発動。
 韓国はウラン濃縮などにも転用可能な高純度フッ化水素の仕入れが急減する。

  ↓

・イラン「韓国の銀行口座に入っている原油代をいい加減に渡せ!」と怒りはじめる。

  ↓

・文在寅、元駐イラン大使をイランへ送って支払わない事で説得を狙うもなんの決裁権も与えず送り込んだためかえってイランを怒らせる

||||| ここまで引用 |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||




安倍首相がイラン訪問したのが、タイミング的にフッ化水素物々交換事案とするなら、
イランの大統領が日本訪問する理由は、物々交換事案に係わる韓国に対する制裁?報復?措置を日本に求めたはずである。

イラン側は、日本政府に対し、石油代金支払いに応じない韓国政府に対する措置ないし、韓国枠を止め日本に振替え、日本政府は応じた可能性がでてきた。

日本から韓国への石油転売をやめる措置、あるいは石油取引に係わる金融措置???も協議、確約された可能性がある。

―― 参考情報 ――――――――――

日本と韓国が、イランからの原油輸入を再開
https://parstoday.com/ja/news/iran-i49808?__cf_chl_jschl_tk__=dda8ef86b668a8a868fc5d141544fbc8339c5f94-1576891862-0-AYfFlQziRa6EUjLu0ZTJRJvWfyhXBcfxcIIzfGHndHtCDIfZ5j8f1uy1du-h6H_4LUSZ14gueD2zAaDHT5keffz0r5udKGkKCIcsuC2RS6hl37ea5zQ_vp_y461RxLVAiPrBBJgFXEKdX2oQeXEPXfRyKAt2S43uVtx1YcB64iNtvPgBLgRHzVk4_CRescQtUaYqXxyo11cCYlLHJdrFTh11Hoah2xXtzRVLo7-B22kSkbC6uD0U9vPo7y_t2JrLyGoqofLL6FEv-a7nGOsfFc9gEtwc9W5moqLdiwtx0QN3

日韓が漁夫の利? 米中貿易戦争で格安米国産原油が過去最高の輸入に
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/09/post-10942.php

―――――――――――――――――

加えて、イラン大統領は、今回の来日に際し、なぜか中韓を訪問しない。韓国を相手にする気がないようだ。実利的に日本を訪問する目的があったと見るべきとなる。




〇日枠というコネで入社する、お○鹿な日本のマ○コミ記者は気づくまい。


経緯を押さえ、イラン首脳が何に激怒しているかを理解すれば、両国の首脳会談で条件付きながら約束されたことがあると確信するに至った。


年明け早々に、日本政府は、「韓国政府が金融か石油取引で困るような措置」を、イラン政府からの要請を受け、「イラン政府が一連の核合意の履行を遵守すること、イラン政府が船舶の安全航行に協力する前提」にて、トランプ政権が容認する形で、実施される手筈になっている、と推定するのである。
拡大会合、ワーキングランチは、今後執り行われる措置に係わる、政府要人、担当者の顔合わせの場ということ。たかだか一時間未満の会合なので、話し合われたことがどうのこうのではなさそうな感じである。


イラン政府を怒らせるだけ怒らせた、韓国政府には大きなプレッシャーとなったはずである。


マスコミが肝心な点を分析、報道しようとしないから、拙ブログは、イラン政府要請でトランプ政権の事前了解の下で、代金支払いに応じない韓国政府に対する措置というシナリオがあることを見出し、その可能性を読者の皆様にお伝えしたいと考えたのである。

以上

この記事へのコメント

人気記事