なぜゴーンはルノー相手に端金レベルの提訴を行ったのか?

本稿は、公開情報に基づく推論。

ゴーン逃亡については、日米当局が事前に知っていて、わざとに逃がしたという視点にて引き続き(公開情報から)分析を続ける方針である。

―― 参考情報 ――――――――――

もっと大きな獲物を仕留めるために 日米はゴーンを逃がした?
https://sokokuhanihon.seesaa.net/article/473070847.html

―――――――――――――――――



わざとに逃がす目的は何か?

四種類考えられる。

①ゴーンとゴーンの家族とその取り巻きに係わる、不審な金の流れの追跡
②レバノンを舞台とする脱税、マネーロンダリングネットワークの追跡
③ルノー本体に係わる不審な経理処理(日産の利益を不当に、ルノーに付け替えるシステム?)の追跡
④フランス政府を舞台とする不審なマネーの流れの追跡



藤井厳喜の解説が役立つ。

―― 参考情報 ――――――――――

【解説】ゴーン逃亡について、TVで報じられない裏側を国際政治学者が解説します。※1/5収録
https://www.youtube.com/watch?v=t7EN3y3LlyI

―――――――――――――――――

ゴーンが保釈逃亡しない場合、検察は、①ゴーンとゴーンの家族とその取り巻きに係わる金の流れ、②レバノンを舞台とする脱税、マネーロンダリングネットワークに係わる全貌を把握しない状況で、ゴーン本人だけを有罪とすることを目指さざるを得ない。



が、ゴーンの逃亡により、逃亡に係わった、関係者、家族、PMC(Private Military Company)などの協力者の動き、通信傍受、金の流れを広範囲に追うことが可能となった。

―― 参考情報 ――――――――――

民間軍事会社
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%91%E9%96%93%E8%BB%8D%E4%BA%8B%E4%BC%9A%E7%A4%BE

―――――――――――――――――

何より、致命的なのは、逃亡を手助けしたと思われるPMC?がビジネスジェット機の運航事業者であるトルコ航空関係者を恐喝した事実である。



レバノン政府首脳も係わっている可能性は十分にある。その背後にあるのは、●●●●政府?

Suica割さんの「名前を出したら報復を厭わない集団に頼んだと推測されるゴーン…………」の指摘を参考としたい。

||||| ここから引用開始 |||||||||||||||||||||||||||||||||||

https://sokokuhanihon.seesaa.net/article/472964461.html#comment

Suica割

ゴーンが日本から逃れても、他の国の罪から逃れるとは限らない。
逆に日本から逃げない方がましなパターンになりかねない。
今回の逃亡事件は、プライベートジェットの会社の人々を脅し、非合法な行為のために輸送手段の提供をさせているというのが、一番のキーポイントとなる。
脅したのは実行部隊でも、脱出の依頼をしたのはゴーン。
名前を出したら報復を厭わない集団に頼んだと推測されるゴーンには、実行部隊の供述は出来ないとする。
ハイジャック犯主犯格的フレームワークを作られ、当てはめられたら(どんな手を使ってもという発言のでっち上げ等で、非合法な手段を使うことの意思表示をしたような印象を埋め込む等。下手に名前も言えず、飲むか真実を話すしかなくなる。)、当該機の国籍国にテロリスト扱いされてもおかしくない。
日本は当該機の国籍国に処罰の一番槍を譲っているのかもしれない。

2020年01月10日 20:10

||||| ここまで引用 |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||



すなわち、ゴーンとゴーンの逃亡に係わった関係者について、ハイジャックと同等レベルの犯罪行為(いわゆるテロ行為)を行ったとみなし、ゴーンやその家族?経由で支払われる金の流れを追い、関係各国連携により逃亡資金が支払われ、かつ報酬として受け取った銀行口座資産等、丸ごと凍結・没収という、ゴーンにとっては最悪のシナリオが存在する。



そこで、ゴーンそしてその家族は自身の口座管理における金の流れについて、敏感になる。

タックスヘブン等を利用、カムフラージュしてきた口座資金の真の所有者が、ゴーンとゴーンの家族とその取り巻きであることを、絶対に感づかれない必要が出てきた。

そこで、(絶対に足がつかない)公けの金で、PMC?に対する報酬を支払う必要がある。

すなわち、ゴーンは、逃亡することには成功しつつも、
・その隠し資産から逃亡資金を支払うのに、苦慮している可能性がある
・隠し資産の所在がバレれば、口座資産すべて凍結、没収される可能性がある
・逃亡支援者に対し、報酬を支払わなければ、懸賞金をかけられ命を狙われる可能性がある



そこで、(絶対に足がつかない)公けの金を得るべく、フランスで提訴したと考えられるのである。


―― 参考情報 ――――――――――

ゴーン被告、フランスで提訴「ルノーは退職金3000万と毎年約1億の年金、その他業績報酬を支払え」
https://snjpn.net/archives/175381

―――――――――――――――――

ゴーンからすれば、金額的に端金である。が、隠し資産の所在を見破られためには、こうして公にせしめた金を原資にするしかない。

関連事項となるが、藤井厳喜は、前述の動画にて、タックスヘブン・脱税・マネーロンダリングの手法は年々進化・複雑化しつつある中で、ゴーンとその取り巻きが採用した手法は旧タイプ(よりバレやすいタイプ)であろうと分析している。

ゴーンとその家族については、ICPO国際手配となった時点で、通信傍受され、資金の流れを追跡され、包囲網が敷かれているはずだ。

ゴーンの父親が、名だたる?ギャングレベルの犯罪者であったことを知れば、多少の逆境が続こうと、ゴーンは、例によって澄ました顔で切り抜けようとするだろう。

―― 参考情報 ――――――――――

仰天報道 カルロス・ゴーンの父親は神父を銃殺し、死刑判決を受けていた
https://forbesjapan.com/articles/detail/31734

―――――――――――――――――

が、PMC?を利用したことが欧米主要各紙により暴露されたことなどにより、係わった者の資金の流れ、通信傍受等により、下っ端から順に訴追される手筈になっているのではないか。



第一段階として、トルコ政府は、ビジネスジェット運航に係わった者たちを拘束した。
次は、PMC?

逮捕された彼らは、金のためにやっただけだと証言、司法取引するだろう。おそらく。
そして、司法取引等により、徐々に黒幕の所在が明らかになる?(フランス政府?、ルノー首脳?)

―― 参考情報 ――――――――――

日産陰謀「仏大使に聞いた」=ゴーン被告、逮捕後面会で―報道
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E6%97%A5%E7%94%A3%E9%99%B0%E8%AC%80%E3%80%8C%E4%BB%8F%E5%A4%A7%E4%BD%BF%E3%81%AB%E8%81%9E%E3%81%84%E3%81%9F%E3%80%8D%EF%BC%9D%E3%82%B4%E3%83%BC%E3%83%B3%E8%A2%AB%E5%91%8A%E3%80%81%E9%80%AE%E6%8D%95%E5%BE%8C%E9%9D%A2%E4%BC%9A%E3%81%A7%E2%80%95%E5%A0%B1%E9%81%93/ar-BBYYzQW

―――――――――――――――――

遅かれ早かれ、ゴーンと逃亡に係わった関係者たちの、絶対絶命状態が近づいているとみていいのではないか。



同時に、ゴーンが日産の陰謀説を唱えれば唱えるほど、日産をルノーに吸収しようと画策したフランス政府、犯罪行為だらけの経営者を日産に送り込んだルノーの経営責任が問われることとなり、日産はルノーから自立しやすい状況が生まれる。

フランス政府、レバノン政府、ルノー、ゴーンは悪手を引いてしまった!のである。



以上







この記事へのコメント

  • Suica割

    トルコ政府は、ビジネスジェットの会社関係者を逮捕したが、無罪放免・軽い罪扱いラインで済ますつもりだろう。
    親族の生命を脅かすという脅しがある以上は、情状酌量の余地が大いにあり、重罪を課す合理性がないからだ。
    全く罰するつもりはなく、テロ対策や主権擁護のために協力(証言や物証提供)を前提にプロテクトのために逮捕した形にした可能性もある。
    トルコ政府ラインは、ゴーンを敵または、何らかの取引材料に使う気があるだろう。
    2020年01月17日 22:31
  • 市井の人



    >Suica割さん
    >
    >トルコ政府は、ビジネスジェットの会社関係者を逮捕したが、無罪放免・軽い罪扱いラインで済ますつもりだろう。
    >親族の生命を脅かすという脅しがある以上は、情状酌量の余地が大いにあり、重罪を課す合理性がないからだ。
    >全く罰するつもりはなく、テロ対策や主権擁護のために協力(証言や物証提供)を前提にプロテクトのために逮捕した形にした可能性もある。
    >トルコ政府ラインは、ゴーンを敵または、何らかの取引材料に使う気があるだろう。


    アメリカに情報を売るのではないかと予想します。
    トルコは代わりに、軍事機器を得る?
    2020年01月18日 07:52
  • Suica割

    トルコ政府によるフランス系の大型取引があるかもしれませんね。
    原子力とか兵器とか。
    日米とリンクした形なら、ゴーンの金は関係者で山分け。
    日産は日系、または、日米合弁系への変化。
    その返礼としてのアメリカへの日産の投資。
    真相はゴニョゴニョで、ゴーンは尻尾切り。
    フランスとは面目と日産の投資回収で手打ち。
    トルコはフランス相手に有利に取引や技術導入で決着でしょうかね。
    日産はリーフで実用的電気自動車のイメージ(発電機が載った電気自動車。トヨタのプリウスはガソリン車にアシストモーターつきで実質はガソリン車)があるため、アメリカの企業にも、販売上のメリットあり。
    自動車メーカーのパワーバランスが変わるきっかけともなり得ますね。
    2020年01月18日 19:00
  • 市井の人

    >Suica割さん
    >
    >トルコ政府によるフランス系の大型取引があるかもしれませんね。
    >原子力とか兵器とか。
    >日米とリンクした形なら、ゴーンの金は関係者で山分け。
    >日産は日系、または、日米合弁系への変化。
    >その返礼としてのアメリカへの日産の投資。
    >真相はゴニョゴニョで、ゴーンは尻尾切り。
    >フランスとは面目と日産の投資回収で手打ち。
    >トルコはフランス相手に有利に取引や技術導入で決着でしょうかね。
    >日産はリーフで実用的電気自動車のイメージ(発電機が載った電気自動車。トヨタのプリウスはガソリン車にアシストモーターつきで実質はガソリン車)があるため、アメリカの企業にも、販売上のメリットあり。
    >自動車メーカーのパワーバランスが変わるきっかけともなり得ますね。

    鋭い読みですね。
    フォード、GMあたりと日産の合弁、あるかもしれません。いや、あるでしょう。フランス政府保有株式をアメリカ企業が買う?
    ポイントはトルコ、アメリカ、フランス、日本でどのような手打ちとなるのか。日本は日産がルノー支配を脱すればとりあえずは良しとするでしょう。
    2020年01月18日 19:34

人気記事