著作権問題

本稿は、著作権問題にかかわる私見。法的資格を有する前提での解釈ではない。学んだ結果について忘備録くらいの感覚で纏めた情報の類と思っていただきたい。



先日、売れっ子言論人の動画サイトを丸パクリ、オウム返しでアップロードした動画記事が、被害者申請により削除されたことを知った。

要件的に立派な?著作権侵害事案だったので、被害者は削除を申請、管理会社は削除した、と考える。

法解釈、判例等については、以下のサイトが参考となる。

―― 参考情報 ――――――――――

著作権侵害(違反)をするとどうなる?9つの侵害事例と対策方法とは
https://topcourt-law.com/intellectual-property/copyright_infringement_example

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まず言えることは、ある人の意見について批判的な意見を述べた場合、批判された側は、著作権侵害(無許可引用であることを)根拠に、運営会社に対し削除申請を試みることが可能である。(一般論)
「無許可引用した方が問題」なのであるから、無許可引用した場合、加害者は削除要請に素直に応じなくてはならず、反論の余地はない。



次に、表現手段として、文章、画像、動画があるとして、文章については、著作権法上の引用ルールがあり、引用ルールに則っている場合は、無許可引用を問題視されるケースは少ない、ようだ。
が、画像、動画については、「著作権侵害(違反)をするとどうなる?9つの侵害事例と………」にあるように、「無許可引用」即法的措置がとれそうな印象がある。

すなわち、「画像、動画を引用」する行為は、「文章の引用」行為よりは、著作権法上リスキーとなる。



では、ブロガーの視点で、著作権問題をどう扱うべきか。

まず、言えることは、言論表現的に批判一辺倒にならないことである。批判記事は、ともすれば批判する対象を明示しないと原稿として成立しない。批判された側は、引用された記事を以て、無許可引用つまり著作権侵害を主張しやすくなる。よって、批判記事しか書かず、批判スキルしかない人の場合、著作権侵害リスクを避けたいなら、ブログも動画サイトも運営すべきではない、ということになる。

拙ブログが、日頃、批判しかできないは問題だと言っている意味は、その批判内容が如何に正しくとも、「引用の仕方」によっては、(批判した相手から)著作権問題をふっかけられるのは避けられない?と認識する(私見)からなのである。



次に、記事のリンクの、著作権上の解釈について述べたい。産経は、記事タイトルとURLを表示している場合において、商用利用でない限り、記事のリンクを許容している。

―― 参考情報 ――――――――――

産経デジタル 知的財産権ポリシー 
https://www.sankei-digital.co.jp/iproperty/

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つまり、営利行為ない保守系ブロガーにとっては、産経サイトの記事タイトルとURLを表示する場合、産経側は著作権問題を提起しない、と読める。
逆に言うと、産経記事タイトルとURLを表示する場合、アフィリエイト等は避けるべきという解釈となる。



これに対し、読売の場合、読売オンライン含めて、記事タイトルリンクでさえも著作権侵害として扱うケースがあるとしている。これは、記事タイトルについて著作権を有すると拡大解釈しているためであろう。このため、読売の包括的かつ拡大解釈的な著作権保護方針を読み、私は、読売記事からの引用は「極力しない」方針としている。

産経新聞の記事に不満ない方、産経に賛同記事が多いと思われる方は、産経よりも保守的でない、産経よりも反日的な新聞の記事の引用を避けた方が無難と思う。
著作権問題が気になるなら、とにかく、特定の反日メデイアの記事に、好き好んで係わるべきではない。



最後に、剽窃について述べたい。

学術的視点で研究する研究者にとって、自ら発案した学説について、他の研究者が「あたかも自身が学説として見出したかのような言いぶりで横取りする行為」を、「剽窃」であるとしている。大学など研究機関等においては、論文評価の際に剽窃問題がないか、審査することが定例化している。

―― 参考情報 ――――――――――

在野の研究者の研究成果が評価されるために必要なこと
http://gendaishi.jugem.jp/?eid=1200

論文の盗用・剽窃を避けるコツ-
https://www.enago.jp/academy/how-to-avoid-plagiarism1/

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拙ブログが、コメント投稿者の主張の中において、拙ブログの原稿よりも先進的な提言、分析、解釈があった場合、コメント投稿者の主張をそのまま紹介するのは、より多面的多角的視点で議論が展開されることを望むほかに、「剽窃」と批判されることを避けるためである。

まとめに入りたい。

保守言論界、自身がナンバーワン、オンリーワンであろうと振舞いたがる言論人が多すぎる。言論商売が基本的に信者商売であるがゆえに、盲目な信者が獲得できれば売り上げが伸びることはままある。
言論マナー的には、自身よりも先行した研究者がいるなら、素直に、その方の著作等から、スマートに引用する、「潔い言論態度」でありたいものである。

以上

この記事へのコメント

  • Suica割

    件の取り消し動画は見ていない。
    推測になるが、日本の著作物の引用についての規定を満たさない。
    アメリカ等の列国のフェアユースの条件を満たさない。
    どちらで解釈してもしょうもない。そういう物だったのではないだろうか?
    寛容な人なら、そうはいってもという心意気で一応は擁護するだろうが、そういう気持ちも起こさない一品なら、消されてもやむ無し。
    争う体力あっても、出てこないならば、それなりの争う価値のない案件。なんで違うのか?どう解釈し間違いなのかを語ってないただ、反対とか言ってる動画と思いますね。
    2020年01月19日 19:00
  • 西

    通常の引用(批評を含む)であれば問題ないと思いますが、引用というよりも、安全圏(直接本人に言えないような暴言を吐く、相手からの批判、反論に答えるつもりが無いなど)からの誹謗中傷であった場合は問題になりうるような気がします。

    また、引用元の記事を批評するにしても、的外れな批評も避けるべきでしょう。たとえば、在日特権の問題に関しても、相手からの差別云々の批判を警戒するのであれば、確実なところ(在日特権を認めている行政の責任を追及する、朝鮮学校に関する問題(無償化、学習指導要領に従わない)など)を攻めるべきで、無関係なところ(在日個人など)を攻撃するのはやめるべきだと思います(ヘイト法の制定を正当化させてしまうため)。

    出典の明記が無い場合も根拠が曖昧になりやすいため、意味不明、誹謗中傷の類と受け取られる可能性もあるため、これも避けるべきだと思います。

    2020年01月19日 23:46
  • 市井の人



    >Suica割さん
    >
    >件の取り消し動画は見ていない。
    >推測になるが、日本の著作物の引用についての規定を満たさない。
    >アメリカ等の列国のフェアユースの条件を満たさない。
    >どちらで解釈してもしょうもない。そういう物だったのではないだろうか?
    >寛容な人なら、そうはいってもという心意気で一応は擁護するだろうが、そういう気持ちも起こさない一品なら、消されてもやむ無し。
    >争う体力あっても、出てこないならば、それなりの争う価値のない案件。なんで違うのか?どう解釈し間違いなのかを語ってないただ、反対とか言ってる動画と思いますね。

    丸ごとコピペみたいな動画なら正当化は不可能と思います。
    2020年01月20日 18:17
  • 市井の人



    >西さん
    >
    >通常の引用(批評を含む)であれば問題ないと思いますが、引用というよりも、安全圏(直接本人に言えないような暴言を吐く、相手からの批判、反論に答えるつもりが無いなど)からの誹謗中傷であった場合は問題になりうるような気がします。
    >
    >また、引用元の記事を批評するにしても、的外れな批評も避けるべきでしょう。たとえば、在日特権の問題に関しても、相手からの差別云々の批判を警戒するのであれば、確実なところ(在日特権を認めている行政の責任を追及する、朝鮮学校に関する問題(無償化、学習指導要領に従わない)など)を攻めるべきで、無関係なところ(在日個人など)を攻撃するのはやめるべきだと思います(ヘイト法の制定を正当化させてしまうため)。
    >
    >出典の明記が無い場合も根拠が曖昧になりやすいため、意味不明、誹謗中傷の類と受け取られる可能性もあるため、これも避けるべきだと思います。
    >
    >

    褒める目的で引用する、引用して批判するのはリスキー、と捉えております。
    褒めることが難しい人は、原稿書くことが苦痛ではないかと思います。
    2020年01月20日 18:19

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