官邸のスパイ対策術について 

本稿は、日本がスパイ天国であるがゆえに、官邸が直面する苦悩について私見を述べるもの。



私はこれまで、スパイについて、敵対する国家のエージェント、無邪気で無自覚なエリート、二種類程度という認識だった。
が、諸外国の政治の本などを読んでいくうちに、現実のスパイ工作はそんな単純なものではないことに気がついた。

近隣諸国を見渡せば、例外なく日本に何らかの影響を及ぼし、日本を支配したいと考える国だらけに見える。たとえば米中韓は例外なく政府の意志として日本政府に対し、さまざまな外交攻勢を企図、さまざまなタイプのエージェント(無邪気で無自覚な人を含む)を動員、活動している。


国会での質問者が、帰化議員に集中しているのは偶然であろうか。帰化議員ばかりが国会で目立つ現象は、中国、韓国など各国政府の思惑の結果ではないのか?

これに対し、首相はどう反応すべきか。首相は、次の一手はもちろん、本心を悟られることなく、したくない答弁と決断を常に迫られているように見える。


直近、そして現在、政府は四つの事案の対応に明らかに苦慮しているように見える。

四つの事案とは、①コロナウイルス感染症抑止対策、②日中首脳会談の処理、③オリンピック延期の決断、④コロナ対策としての大規模景気対策である。②はなんとか後回しとなった。今は、①、③、④の同時進行、、、


評論家たちは、コロナウイルス対策としての中国人旅行者入国制限に係わる政府対応について後手後手だと批判した。しかし、同時期、政府は、①~③の処理をどうするかで苦闘していたはずである。オリンピックを開催、日中首脳会談を実現、中国人旅行者の扱い、、、事は単純ではない。
拙ブログは、厚生労働省の対応に限定し、後手後手であると述べた。(厚生労働大臣について批判はしたが、政権否定をしたつもりはない。)



現時点での私の見立てを述べたい。

ここ一、二カ月の政権運営を見渡すと、サーカスの曲芸レベルの綱渡りを政権は淡々とこなしているような気がする。仮に、私がすべて当事者ですべての最終決裁権限を有していることを自覚するならば、評論家たちが明快に語るほど事は単純ではなく、①~④どれも相互に複雑に絡み合っている。そして、①~④、どれ一つをとっても気が抜けない。一つでも手順と処理を間違えると、政権にとってダメージとなることは明らか。


年初来、首相の白髪が増え、眼鏡使用頻度が目立って増えた、、、
首相が、コロナウイルスに係わる緊急会見で国民に向って頭を下げた意味、心ある方なら、お気づきであろう。


この間、アメリカ、中国、韓国、北朝鮮は、例外なく、自国有利に日本政府をコントロールしようと試みたはずだ。どの国も露骨に、政府高官を通じ、そうでない時は、マスコミ、野党議員を介して要求実現しようとしてきた。与党議員を介するケースもあったはずだ。


これが、官邸側からみたスパイ天国の実相ということになる。


さて、かように政界全体、マスコミ界がスパイの巣窟であるなら、スパイ天国なりの官邸としての処世術はないのかというと、実はある?ような気がする。

仮に、官邸の建物内部にまで各国の諜報員が配置され、盗聴可能だった場合を想定したい。
電話をすれば、すべて録音され、当該国の大使館に通報される。会議室で会議しても同様。密告者はあちこちに居る。官僚の中にも、、、


アメリカ、中国、韓国とも日本政府に実現して欲しいことだけははっきり明示、要求してくる。やり方として無礼だと思うこともある。しかし、政府として、いちいち反応する訳にはいかない。無視するものは無視。時間稼ぎできるなら、のらりくらり対応するしかない。


と、考えると、最近になって、二階幹事長に媚中発言が続出、反対に麻生副総理に嫌中韓発言・トランプ右倣え発言が多いのには別の理由がある、と思うようになった。



外交対応上、はっきりしていることは、「次の一手を米中、どちらにも事前に感づかせないこと」である。

いくらトランプが親日で有能であっても!である。アメリカ政界中枢に、中露スパイが配置されている可能性は十分にある。実際、アメリカ民主党は中共に乗っ取られたも同然ではなかったか。


どの国であろうと、次の一手をどうするか、手の内が知れてしまった指導者ほど、相手国にとって扱いやすいものはない。

確かに、二階幹事長の最近の発言は例外なく変だ。気がふれたか、認知症になったかと思うほどだ。中共に弱みを握られた結果と保守層誰もが思っている。しかし、もしこれが「演技」だったらどういう意味を持つのか?。

ひょっとすると、二階幹事長、麻生副総理は、スパイ天国実態であることを熟知したうえで、かように発言することで、米中両国を一時的に油断させるなど、首相が米中両国政府から直接批判されない様、一時的な防波堤の役割を果たしている可能性はないのか。

簡単に書くと、二階幹事長の媚中発言、麻生副総理による嫌中韓発言は、首相にいらぬ外圧が加わるのを防ぐと同時に、首相が熟慮し冷静な最終判断を下すべく時間稼ぎする意図がある?



そのうえで、考えておかなくてはならないことがある。

首相の廻りが、もしスパイだらけなら、なぜそうなってしまったか、その要因を突き止める必要がある。

もちろん、これらの要因は、安倍首相が首相になる前から起きていたことである。

要因として、最低六つはあるような気がする。


・敵対する国家の思惑
・同盟国の思惑
・指導者が愚かだったせいで外国勢力に利用されやすくなった
・統治機構の弱体化(GHQの占領以降)
・精神的に幼稚で利用されやすい、無邪気で無自覚な政治家等著名人の存在
・国民各層の意識の問題


長くなりそうなので、続きは、次稿とさせていただく。

以上

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