日本の将来を憂える人たち

本稿は、コロナウイルス騒動下、発足時の輝きというか勢いを失いつつある政権に対し、言論界が果たすべき役割について言及することを目的としている。


本題に入りたい。


たとえば、保守ブログ界には、「日本のために、、、」と題する有料ブログが存在する。「、、、、を駆使、、、いろんな情報をお届けします。」としている。が、内容的に、無料で情報配信し続ける「二階堂ドットコム」の方が、日本のために役立っているように思えて仕方がない。

なぜ当該有料ブログの読者でもないのにわかるのか。

ネット界で、当該有料ブログの呼びかけ等で、ある事案で当該有料ブログの主張を受け入れたとの話を聞いたことがほとんどないからである。

保守層向けの有料ブログは星の数だけ存在するように見える。有料ブログを主宰する有能な物書きが星の数だけ存在しているように見えるため、戦後レジーム脱却、目先の改革は容易なはずだが、実際には、「護る会」などの自民党有志議員あるいは心ある閣僚が言い出すまでは、何も実現しない。
有料ブログは本当に、一読するレベルにあるのか。有料ブログを購読することで日本が変わったことがあるのか。


変わったとは思えない。


ブログランキングで上位になった途端、有料ブログ化を宣言するケースもある。保守なら、目的は「日本のため」だったはずだが、有料化したことは「自分のためだった」ことになる。

そういうのと比較すると、Suica割さんが推奨したブロガーはほれぼれするほど潔い。好き嫌いをはっきりさせていること、デジタルかつ科学的論理性があること、筋を通す姿勢に感服する。

―― 参考情報 ――――――――――

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https://www.landerblue.co.jp/

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これに対し、言論界は批判スキルだけの人が過半、最近は塾長ビジネスが大はやり。塾長を名乗る人に限って、方法論ではなく、心構え論を説くケースが多い。


批判スキルのみと看破しうる言論人の中には、一行見出し程度の提言で提言したと誤魔化すケースも出始めている。一行見出し程度の提言は、提言に該当しない。提言するには、日々の調査と分析など、地味な作業の蓄積が必要なのは言うまでもない。

仮に、政治的に変えたいことがあって、同志を募り、塾を主宰するというなら、その最終目標、シナリオ、手順を述べなくてはならないが、現実はそうなっているのだろうか。
塾長なる人物が、目先の政治を変えることに繋がる具体論(法整備、手順等)を述べたことはあったのか。サンプル的に塾長ブログを読んだ限り、陳情書の書き方、陳情書の提出方法について述べた塾があるとはとても思えない。


なぜそう考えるか。

具体論を語れば語るほど、塾長のビジネススキルの無さが露見、戦後レジーム打破に直結する課題解決すればするほど信者からの売り上げが減るからだ。
そこで、彼らのビジネスネタは、戦後レジーム打破を目論む政権の取り組み姿勢を批判することに集中する。政権が(仮に憲法改正に)躊躇しているように見えるなら、こういう政治的手法、手順があると説くべきだが、彼らはそうはしない。自らは、安全な岩陰に隠れ、政権が直面している政治課題の眞相を分析せず、ひたすら政権の弱腰を批判、ないし政権支持層に対する心構えを語るのだ。


戦後レジーム完全打破しようとすれば、数えきれない数の法整備に着手しなくてはならないように思うが、(たとえば、抜け穴だらけの放送法や外患罪の法律上の問題点について記述することはなく)単に心構えだけを説いて一体何のためになるのか。心構え塾など何の役に立つのか。


一方で永遠に塾長(みたいな立場)にいようとする者は(ここでは誰とは書かない)、できもしないこと、実現しそうもないことを目標に掲げ、自分の主張は正しいと主張、選挙の機会を利用して党員を増やし同調者を増やそうと活動する。不思議なことは、一議席とることにこだわっているように見えないこと、代表者が区議会議員選挙に出馬すれば当選するかもしれないのに、敢えてそうしないように見えることである。

むしろ、N国の立花某の方が、現実に実現しそうなことを公約に掲げているように見える。ゆえに、N国は統一地方選挙にて躍進したのだと思う。


政治において必要なことは、現在の政治情勢において、①10年後に実現できるかどうかはっきりしないことを目標に掲げることなのであろうか、それとも、②目先実現できそうなことから着手し結果を出すこと、どちらであろうか。


私は、常に②を選ぶようにしている。

なぜか。
例外的に実現しそうもないことを説くことはあっても、遭遇した事象などから目先実現しそうなことについて提言・陳情することが、政治活動家が担うべき役割であると考えるからだ。

提言・陳情に有料・無料は関係ない。


投資情報提供なら、有料化する価値を多くの投資家は認めるだろう。
しかし、残念なことに、多くの保守層は、日本を憂えると題する(流麗な)名文に酔いしれる傾向がある。歴史を素材とする感動もののパクリブログ、参考文献の記述がまったくない(小説レベルの)通史書が人気化したのはそのためだ。

保守ビジネスが時代を越え、形を変え、繁盛するのは、中身のない感動話に飢える我々の心の弱さに起因していることにある。我々保守層は、内なる心の隙に気がつかなくてはならない。

提言せず、陳情しないのに、保守だ、愛国だ、日本を憂える???


憲法改正、尖閣問題、習近平国賓来日問題、特段の事由による謎の外国人入国者の存在、、、

政権が何かに怯え、躊躇しているように見えるなら、政権支持派の有能な言論人、保守層が、具体論(法整備、手順等)を提言、陳情すべきであろう。


以上

この記事へのコメント

  • Suica割

    塾長稼業(一緒に考えていこうというタイプでなく、俺が教えてやるぜタイプ)の九割がた、何ですかコレ?というのが、管理人様の実感なんだろうと思います。
    実行力と人柄が比例するとは言わないが、実行力も人柄も微妙な方も多いのかもしれません。
    何かをやるにしろ、人柄がいい方は求心力はありますし、漠然としたことでも、何かやってやらないといけないと思わせる力があります。
    同じことを漠然と批判したにしても、人柄のいい人は穏やかに辞めた方がいいのでは?というように柔らかく言いますが、大体の塾長稼業の方は、鬼の首を取ったかのように責め立てるだけです。
    長期的にどちらが政治家や官僚に真摯に対面してもらえるか考えた事があるのかと思います。
    2020年06月01日 12:52
  • コンボ

    ============
    最近は塾長ビジネスが大はやり。塾長を名乗る人に限って、方法論ではなく、心構え論を説くケースが多い。
    ============

    またこことは別記事で、

    ============
    大半がパクリであるのに塾長気取りのちょろまかし野郎
    ============

    とも。これらは恐らく「ねずさん」こと小名木善行氏の事ではないですか?
    どうも小名木氏のブログ記事は、伊勢雅臣氏主宰の『国際派日本人養成講座』の記事と被る内容がチラホラ見受けられますし。

    それはともかく、「塾長」を名乗る保守系言論人の中でも異彩を放っているのが、「國體護持塾」を主宰する南出喜久治(みなみできくじ)氏です。
    この人の提唱する日本国憲法無効論、そして大日本帝国憲法の原状回復論は、他の言論人の主張する理論とは大きく一線を画しています。
    南出氏の本業は弁護士です。本職の法律家だけあって、その精緻で一分の隙も見当たらない憲法論は、他者の憲法論の追随を許しません。

    ブログ主さんは南出氏を御存知ないでしょうか?
    他の記事群を見渡しても、南出氏の名前が全く出て来ませんから。
    それとも知ってはいるけど、論が荒唐無稽だと思われて、敢えて黙殺されているのでしょうか?
    2020年06月01日 20:39
  • 市井の人



    >Suica割さん
    >
    >塾長稼業(一緒に考えていこうというタイプでなく、俺が教えてやるぜタイプ)の九割がた、何ですかコレ?というのが、管理人様の実感なんだろうと思います。
    >実行力と人柄が比例するとは言わないが、実行力も人柄も微妙な方も多いのかもしれません。
    >何かをやるにしろ、人柄がいい方は求心力はありますし、漠然としたことでも、何かやってやらないといけないと思わせる力があります。
    >同じことを漠然と批判したにしても、人柄のいい人は穏やかに辞めた方がいいのでは?というように柔らかく言いますが、大体の塾長稼業の方は、鬼の首を取ったかのように責め立てるだけです。
    >長期的にどちらが政治家や官僚に真摯に対面してもらえるか考えた事があるのかと思います。



    以下の二点について、賛同します。[
    ・大体の塾長稼業の方は、鬼の首を取ったかのように責め立てるだけです。
    ・長期的にどちらが政治家や官僚に真摯に対面してもらえるか考えた事があるのか
    2020年06月02日 08:37
  • 市井の人

    >コンボさん
    >
    >============
    >最近は塾長ビジネスが大はやり。塾長を名乗る人に限って、方法論ではなく、心構え論を説くケースが多い。
    >============
    >
    >またこことは別記事で、
    >
    >============
    >大半がパクリであるのに塾長気取りのちょろまかし野郎
    >============
    >
    >とも。これらは恐らく「ねずさん」こと小名木善行氏の事ではないですか?
    >どうも小名木氏のブログ記事は、伊勢雅臣氏主宰の『国際派日本人養成講座』の記事と被る内容がチラホラ見受けられますし。
    >
    >それはともかく、「塾長」を名乗る保守系言論人の中でも異彩を放っているのが、「國體護持塾」を主宰する南出喜久治(みなみできくじ)氏です。
    >この人の提唱する日本国憲法無効論、そして大日本帝国憲法の原状回復論は、他の言論人の主張する理論とは大きく一線を画しています。
    >南出氏の本業は弁護士です。本職の法律家だけあって、その精緻で一分の隙も見当たらない憲法論は、他者の憲法論の追随を許しません。
    >
    >ブログ主さんは南出氏を御存知ないでしょうか?
    >他の記事群を見渡しても、南出氏の名前が全く出て来ませんから。
    >それとも知ってはいるけど、論が荒唐無稽だと思われて、敢えて黙殺されているのでしょうか?

    過去原稿読まれているのですね。
    ほぼ毎日書き続けたこともあり、10年前と
    今は、ものの見方が変わりつつあります。

    ご質問の件について、以下に回答します。

    南出氏については存じております。
    弁護士資格を有する法律のスペシャリスト、憲法解釈に関して極めて有能な方、正攻法を好まれる方、真摯に國體護持を掲げられる方であることなど、存じております。
    その辺にうじゃうじゃいる塾長とは別格であると認識しますが、毎日毎日、3時間前後思索、日々提言原稿を書き続けた市井の人間の立場から、活動論的視点から申し上げたいこともあります。

    詳細、後日出稿する原稿にて。
    2020年06月02日 09:22
  • Suica割

    私が思うに、同じ実現しないでも、街宣右翼やNHKデモやってる人達の方がよっぽど塾長稼業より上ですね。
    岩影部隊長より、竹槍特攻隊の方が敵への圧迫はありますから。
    塾長の批判も政治家官僚はそんなに気にしてないでしょう。
    どうせ言うだけだし、大したことは内容から見たら言ってない。
    黙殺しとけと判断しているでしょう。
    塾長稼業のほとんどは、味方にしても意味がない。
    敵に回しても大したことない。
    政権中枢にとってはその扱いでしょう。
    2020年06月03日 18:34
  • 市井の人



    >Suica割さん
    >
    >私が思うに、同じ実現しないでも、街宣右翼やNHKデモやってる人達の方がよっぽど塾長稼業より上ですね。
    >岩影部隊長より、竹槍特攻隊の方が敵への圧迫はありますから。
    >塾長の批判も政治家官僚はそんなに気にしてないでしょう。
    >どうせ言うだけだし、大したことは内容から見たら言ってない。
    >黙殺しとけと判断しているでしょう。
    >塾長稼業のほとんどは、味方にしても意味がない。
    >敵に回しても大したことない。
    >政権中枢にとってはその扱いでしょう。
    >


    とある塾長さんについて、黙殺しているとの指摘があり、論評して欲しい旨のリクエストがあったので、どういう評価となるのか、論点整理しているところです。
    2020年06月04日 08:17
  • Suica割

    第一次安倍政権では、戦後レジームの解体というのは不味いと教えてくれる軍師は居なかったみたいですね。
    同じことやるにしろ、戦後レジーム2.0のように体制打破は考えてませんよというメッセージが感じられるものを打ち出してなかったのが失敗であったと思いますし、近隣諸国が反対しきれない、かつ、反対したら負担を負わされる目的を出せなかったのが失敗ですね。
    日本の目的として、自衛、国際秩序維持のための国連への協力(国連への協力のために各国と組めるようにする)、国際通商ネットワークの維持(テロや海賊等への対処)のための実力の構築以外はしないとした上で国家体制の変革をすべきでした。
    2020年06月05日 16:04
  • Suica割

    https://www.jijitsu.net/entry/hatespeechi-rippoujijitsu

    塾長稼業するなら、この程度のことは書いてもらいたいと思います。
    ヘイトスピーチに対する対応として、日本の左翼が語る内容より何倍もましですし、仮にヘイトスピーチ禁止が強化されたとしても、やりたい放題よりましな未来を作れると考えます。
    2020年06月05日 18:08
  • 市井の人



    >Suica割さん
    >
    >第一次安倍政権では、戦後レジームの解体というのは不味いと教えてくれる軍師は居なかったみたいですね。
    >同じことやるにしろ、戦後レジーム2.0のように体制打破は考えてませんよというメッセージが感じられるものを打ち出してなかったのが失敗であったと思いますし、近隣諸国が反対しきれない、かつ、反対したら負担を負わされる目的を出せなかったのが失敗ですね。
    >日本の目的として、自衛、国際秩序維持のための国連への協力(国連への協力のために各国と組めるようにする)、国際通商ネットワークの維持(テロや海賊等への対処)のための実力の構築以外はしないとした上で国家体制の変革をすべきでした。


    言論人の大半が、正攻法で戦後レジーム脱却を訴え続けている点において、無邪気だと言わざるを得ません。
    2020年06月07日 04:09
  • 市井の人



    >Suica割さん
    >
    >https://www.jijitsu.net/entry/hatespeechi-rippoujijitsu
    >
    >塾長稼業するなら、この程度のことは書いてもらいたいと思います。
    >ヘイトスピーチに対する対応として、日本の左翼が語る内容より何倍もましですし、仮にヘイトスピーチ禁止が強化されたとしても、やりたい放題よりましな未来を作れると考えます。


    残念なことですが、言論人も、そして塾長も政治的に実務(法律の条文、解釈等)を想定していないと思われます。
    2020年06月07日 04:11

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