無防備・お人良しではいけない

2泊3日で遠出しており、更新が滞っておりました。
今日から再開します。



本稿は、日本人は、歴史的に外国との接触、交流において、①性善説に立った無防備さ、②(相手が反日なのに)お人好し過ぎること、などの現象について、説明することにある。

以下、八つの視点から分析を試みる。



■その1 キリスト教布教に対する認識不足の問題

歴史教科書などでは、日本でキリスト教の布教に功績を残したとされるフランシスコ・ザビエルは、キリスト教界の聖人であるかのような書きぶりとなっている。が、前任地のゴアでは異端審問に係わったことが書かれていない。彼は、聖職者として火刑に立ち会ったことが、ユダヤ関係の歴史書に書いてある。
聖人がやることなのか。
当時のキリスト教宣教師たちの中には、武器と交換で日本人奴隷を商品として扱った人がいたそうだ。
つまり、歴史家的視点に立つと、戦国時代の日本における、キリスト教の布教とは、表の顔としての口実に過ぎず、布教に協力する武将に武器を供給、布教に協力しない武将を滅ぼし、最終的に日本のキリスト教化を目指し、その過程において、滅ぼされた地域の人々を奴隷としてアジア各地に売り飛ばした、と疑うべきなのである。


■その2 日露戦争で戦費調達に協力してくれたユダヤ人に無防備だった問題

どの歴史書とは書かないが、日露戦争時代の歴史書にて、戦費調達に協力してくれたユダヤ人の金貸しが居てくれたおかげで日本は戦争継続できたことに感謝するかのような記述がある。
この時代の金貸しは、世界史的視点で眺めると、奴隷貿易、阿片取引、戦争、植民地ビジネスで儲けていたのは周知の事実。
滅ぼしたい国を戦争により疲弊させ、戦わせたい国を見つけ、戦争するように仕向け、戦費が不足していると見るや、戦争する国のために戦費を調達した。金貸しは戦争するすべての国に、ビジネスとして金を貸したに過ぎない。
日本は、明治維新がなければ植民地支配されていたかもしれない。明治維新がうまくいっても富国強兵に失敗すれば、戦争に敗れる可能性があった。
ユダヤ人の金貸しのメインターゲットはロシア。ロシア革命実現し、共産主義化したいので、日本を戦わせる相手に仕立てたのではないかと疑うべきなのである。日英同盟は、日本に確実に戦争実行させるための軍事同盟。戦前のイギリスは金貸しに支配された軍事大国と見立てるべきなのである。


■その3 日露戦争での勝利に酔いしれ、諸国漫遊したその後の悪影響

戦前では知らぬ者がない、ある軍人が、日露戦争により世界の人気者となり、諸国漫遊の船旅で出かけた。しかし、この行為は敗戦国ロシアにとっては屈辱的だったであろう。
その後におきた、大東亜戦争終戦間際スターリンが日本に対してやったこと、尼港事件などの動機がどこから来るのかくらいは、歴史研究のテーマとして扱われるべきである。
また、同時期の諸国漫遊、ハワイ併合に係わる日本軍艦の派遣などは、日本の軍事的台頭を懸念する、当時のアメリカの政治家の神経を逆なでした可能性もある。
大東亜戦争末期、終戦工作をスターリンに打診したことは、スターリンがどのような人物であるか分析出来ていれば、どのような結果になるのか予想がついたはずだ。スターリンの背後にいたであろう、戦争が長引いて欲しい武器商人を喜ばせただけではないのか。当時の外務大臣東郷茂徳は、何を情報収集・分析していたのか?


■その4 そもそもハニートラップに無防備

日本の政財界、マスコミ含めて、中共のハニートラップに引っかかったとの情報がある。おそらく本当だろう。しかし、ハニートラップ事案は、戦前起きていた。ベルリン駐在陸軍武官、駐ドイツ特命全権大使などを歴史した大島浩が該当する。陸軍関係者がナチスに完全に取り込まれた経緯から、中共、特に周恩来は、日本人はハニートラップに無防備と判断したのではないか。
言論人だと自称するなら、中共のやり方を汚いと言う前に、かの軍人がなぜ引っかかったのか、分析し、対策を提言すべきだろう。


■その5 中国人が平気で約束を破り?嘘をつく?ことを知らなすぎる問題

日清戦争直後、多数の中国人が日本に留学。当時の日本人は中国人留学生に、温かく接したようだ。留学生の中に蒋介石、周恩来がいる。
蒋介石は、列強のスポンサーを得、日本軍との間で、繰り返し締結された停戦協定を何度も反故にし、日本を泥沼に引きずりこむことに成功した。当時の武器商人、金貸したちは、日本の戦費が膨らむことに満足したことであろう。
周恩来は、毛沢東の信任を得、諜報工作の責任者として活躍。通州事件は、周恩来がタイミング的に諜報責任者だった時代に起きたことである。最近まで、周恩来を人格者であるとする報道情報に我々は、騙され、惑わされた。池田大作が周恩来と会談した際、周恩来の人となりを見抜けなかった、と思われる情報もある。公明党が親中なのは、池田大作と周恩来の人間関係が影響していると見るべき。
その後に起きた、歴史認識事案、昨今の尖閣領海侵犯事案、どれも、中国側が日本人を、度し難いお人好しと判断したために起きた現象ではないのか。すなわち、自民党親中派議員は、中国側からみると、度し難いお人好しという評価となるのである。



■その6 日本と日本人を侮辱する反日政治家キッシンジャーに対するお人好し対応

いろんな本に、キッシンジャーはああ言った、こう言ったと断片的に書いてある。これらの情報を整理すると、キッシンジャーは日本に悪意を抱き、日本および日本人を軽蔑してきた人物であることがわかる。日米安保や米中国交再開は、日本を復活させず、抑え込む目的だったことが、知れ渡りつつある。
それでも、キッシンジャーを知日派の政治家と認識、性善説で接触しようとしてきた日本人が数多存在する。
しかし、性悪説的政治観に立つと、いわゆる知日派とは、「反日の別称」であると気がつかなくでどうするのか?


■その7 親日国幻想

ともすれば、日本人は親日的な対応をされるとコロっと騙される傾向がある。言論人の中にそのような趣旨の本を書きたがる人がいる。世界旅行した方の中に、親日国ランキング感覚で、滞在記録をブログに書かれる方もいる。
この種の情報のせいか、多くの日本人は、各国が親日的であると錯覚、幻想を抱いているのではないか。
彼らの国における親日とは、ビジネス上の動機、ODAを得る動機、債務放棄を得る動機くらいに分類しなくてどうするのか?
特に、中央アジア、西アジア諸国、イスラム世界での親日は、その国の国民が心の底で抱いていることなのか、そうでないのか、疑わなくてどうするのか。言論人なら、そのことについて疑いつつ、独自の視点から、当該国との関係を分析し語ることが期待される役割ではないのか。


■その8 理論優先、正攻法で正面突破主義のナイーブさ

諸外国を支配する者たちの、腹黒さを知れば知るほど、(愛国、保守主義的な)言論人による理論優先、正攻法での正面突破主張で果たして大丈夫なのかと、思うことが多い。
特に外交面においては、敵対する国の介入を許すような口実(隙)を見せることがあってはならないことである。
困ったことに、ある政治的な重要テーマに関して「言論人自らは具体提言することなく、政権は、、、当事者として知恵を絞れ」みたいな論調の記事がいまだに存在する。言論人はともすれば、政治的に安全な岩陰に隠れたがる傾向が強く、実現段階の話(具体論)になると、詳細は政権の仕事だと決めつけるか逃げる。「各論に弱すぎる言論人」だらけで、どうして政権が正面突破できようか?
それでいて、政権が対応失敗すれば、鬼の首を取った如く政権批判する批判スキルだけの言論人も目立つ。
理論派の中には、自らが掲げる理論、正攻法での正面突破に酔いしれ、世界を支配する者たちのドス黒い動機を知らず、外部環境の変化を気にすることもなく、ドス黒い政治の現実について見て見ぬふりをしている方がいる。特に、自ら愛国主義、保守主義であると自己紹介される方の中に、その傾向が強いようだ。

たとえ話となるが、ラブレターに好きだ好きだと書いて、恋愛上の効果はあるのだろうか?政治的提言に際して、「保守」、「愛国」というキーワードをちりばめればちりばめるほど、どこかの街宣右翼のような「安っぽさ」が浮かび上がる。政治的に実現したいことについて、官界稟議書をイメージするとはっきりする。稟議書の文言のキーワードとして「愛国」、「保守」のキーワードが入り込む余地はない。国家の危急存亡に係わるテーマについて、求められる水準で知恵を絞り、「目的に沿い、必要かつ十分な文章化」作業するだけでのことである。従って、著名な言論人で、自らを保守であるとか、愛国であると喧伝される方の、品性というか政治的センスを疑う。政治的に幼稚に見えてしまうのである。
その一方、保守言論界において、美談話、名言録は、ナイーブな初心者向けの継続的なヒット商材となっている。最も読んでいけないのは、真珠湾攻撃を強行した連合艦隊司令長官の名言録。
我々自身がそんなナイーブなことだから、憲法改正、核武装はいつまで経っても実現しない、と考えなくてどうするのか。


■まとめ
一言で言うと、歴史家、言論人たちが、一般人と同様、無防備、お人好しだから起きた問題ではないのか。もちろん、完璧な歴史家、言論人はいない。ゆえに、日々学び自省しつつ考える必要があるということ!


以上

この記事へのコメント

  • Suica割

    知日家な親日家、日本をよく知らない親日家、知日家な反日家、日本をよく知らない反日家。
    それぞれに正しい対策をしなくてはいけない。
    私もそこまで分けて分析してはいないが、そこまで細かく分類して対策をしないと、きちんとした効果の測定等が出来ないと考えます。
    この4つの区分にまた、様々なタイプがあるのは分かるが、最低、この4つに分けずに分析するせいで、どうも議論が混乱している面がある。
    木を見て森を見ずではいけないが、木を見ない対処も間違い。
    今までの反日への対処は、日本をよく知らない反日家を減らし、知日家な反日家でも、事実ベースのみで攻撃するタイプの矛先を鈍らせる効果があったが、どうしても、日本を叩きたい連中には効果無かったと言える。
    在日特権については、叩き方を失敗したと私は考えています。
    叩くべきは、役所の腰の据わらない対応であり、在日自体では無かったのに下手に在日自体を叩いてしまったために、抗議活動をしにくくしてしまったのはミスとしか思えない。
    2020年07月13日 11:26
  • 西

    どうしても日本を叩きたい連中には、所謂「愚民(自堕落な無党派)」も存在しますが、「悪意」を持った連中に対しては容赦をするべきではないでしょう。

    ただ、所謂「利権」が絡んでいる事も多いので、色々と牽制しておく必要があることと、下手に反日行為に出られないように、「憲法」を「正常な状態」に戻すこと、立法にかつての貴族院のようなものを設置すること、「スパイ防止法」、「外観誘致罪」の改正などをもって対処していくべきだと思いますね。

    そもそも彼らが誤解しているのが、自分達が政権を奪取したら、その利権を持って、「破壊行為」ができると思い込んでいるところだと思いますね。こういった破壊行為は、「憲法違反」なので、彼らは法律や憲法、立憲主義などを自分たちに都合の良いように解釈しているだけに過ぎないわけですね。

    在日問題については、本来、不法入国者である在日を放置している「行政」の責任を追及するべきであり、「在日」を糾弾したところでどうしようもないにもかかわらず、無意味な扇動を行った事が問題だったと思いますね。

    問題を的確に分析しないから、こういうことになるんですよね。
    2020年07月14日 02:08
  • 市井の人



    >Suica割さん
    >
    >知日家な親日家、日本をよく知らない親日家、知日家な反日家、日本をよく知らない反日家。
    >それぞれに正しい対策をしなくてはいけない。
    >私もそこまで分けて分析してはいないが、そこまで細かく分類して対策をしないと、きちんとした効果の測定等が出来ないと考えます。
    >この4つの区分にまた、様々なタイプがあるのは分かるが、最低、この4つに分けずに分析するせいで、どうも議論が混乱している面がある。
    >木を見て森を見ずではいけないが、木を見ない対処も間違い。
    >今までの反日への対処は、日本をよく知らない反日家を減らし、知日家な反日家でも、事実ベースのみで攻撃するタイプの矛先を鈍らせる効果があったが、どうしても、日本を叩きたい連中には効果無かったと言える。
    >在日特権については、叩き方を失敗したと私は考えています。
    >叩くべきは、役所の腰の据わらない対応であり、在日自体では無かったのに下手に在日自体を叩いてしまったために、抗議活動をしにくくしてしまったのはミスとしか思えない。

    ミスというよりは、騒動化し炎上商法的動きになってしまった。当事者は認めることはないでしょう。
    政治手法的に街宣やデモの限界があったと考えます。
    行政に言うなら、個別具体提言し、陳情しなくては何も変わりません。
    2020年07月14日 10:43
  • 市井の人



    >西さん
    >
    >どうしても日本を叩きたい連中には、所謂「愚民(自堕落な無党派)」も存在しますが、「悪意」を持った連中に対しては容赦をするべきではないでしょう。
    >
    >ただ、所謂「利権」が絡んでいる事も多いので、色々と牽制しておく必要があることと、下手に反日行為に出られないように、「憲法」を「正常な状態」に戻すこと、立法にかつての貴族院のようなものを設置すること、「スパイ防止法」、「外観誘致罪」の改正などをもって対処していくべきだと思いますね。
    >
    >そもそも彼らが誤解しているのが、自分達が政権を奪取したら、その利権を持って、「破壊行為」ができると思い込んでいるところだと思いますね。こういった破壊行為は、「憲法違反」なので、彼らは法律や憲法、立憲主義などを自分たちに都合の良いように解釈しているだけに過ぎないわけですね。
    >
    >在日問題については、本来、不法入国者である在日を放置している「行政」の責任を追及するべきであり、「在日」を糾弾したところでどうしようもないにもかかわらず、無意味な扇動を行った事が問題だったと思いますね。
    >
    >問題を的確に分析しないから、こういうことになるんですよね。

    西さんならではの分析と思います。
    利権としての破壊工作、無意味な扇動、野党に対する追及が大甘な現状をなんとか打開したいものです。
    2020年07月14日 13:57

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