アメリカ軍の信頼度はアジアでは今一つなのではないか

本稿は、下記原稿の続編の位置づけ。


―― 参考情報 ――――――――――

なぜイギリスは空母をアジア配置する方針なのか?
https://sokokuhanihon.seesaa.net/article/476381365.html

・在日米軍は本当に表の軍隊なのか?
https://sokokuhanihon.seesaa.net/article/475641429.html

・在日米軍「高コスト構造」なら自衛隊に業務移管すべきではないのか
https://sokokuhanihon.seesaa.net/article/475887680.html

・在日米軍は任務においてもウソをついている?
https://sokokuhanihon.seesaa.net/article/476248459.html

―――――――――――――――――



上記の分析などから、現時点で日本政府は、イギリス軍の存在を必要としているのではないかと推定する。
であるがゆえに、この時期、茂木外相は訪英した。


―― 参考情報 ――――――――――

茂木外相訪英 対中安全保障の深化に狙い 東・南シナ海情勢
https://www.sankei.com/world/news/200807/wor2008070035-n1.html

―――――――――――――――――



なぜ、東アジアにイギリス軍、それもイギリス空母なのか?

歴史的にみて、アジアでアメリカ軍は信用されていない軍隊であること、お気づきであろうか?


宮崎正弘のメルマガ記事は、フイリピン政府高官の不可解な発言を紹介している。


||||| ここから引用開始 |||||||||||||||||||||||||||||||||||

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 ◇◆☆◇◆◇◆☆◇◆◇◆☆◇◆◇◆☆◇◇◆☆◇◆◇☆◆◇◆☆◇◆◇☆◇◆◇ 
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「宮崎正弘の国際情勢解題」 
令和2年(2020)8月5日(水曜日)
       通巻第6610号  
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

中国軍筋「トランプはスカボロー礁に奇襲をかける可能性」
   フィリピン「いかなる共同軍事演習にも比軍を派遣しない」
****************************************

 米海軍の空母攻撃群が南シナ海を遊弋している。
二隻体制だという。空には警戒機が偵察飛行を続けている。むろん潜水艦も当該海域の海底にある。

 ポンペオ国務長官は7月13日の会見でも「中国の南シナ海に於ける違法行為をわれわれは許さない」と明言した。翌日、トランプは香港制裁法に署名した。

 リムパック(環太平洋合同演習)はアセアンばかりかAPECの国々を加えて、8月17日からハワイ沖で展開されるが、フィリピンのロレンザナ国防相は、「いかなる共同軍事演習にもフィリピン海軍を派遣しない」と言い出した。

 ドゥテルテ大統領は就任直前にハーグ国際法廷がだした「中国の主張に根拠はない」、つまり勝訴(2016年)という法的バックを得ているのに、何もしなかった。
 中国は「あの判決は紙くず」と轟然と言いはなかった。

 ドゥテルテ大統領は支持率63%(2020年7月の世論調査)。しかし、こと中国政策となると、支持率は急減する。
 ドゥテルテ大統領は言う。「中国と戦争をしたら負けるじゃないか」。むしろ北京に何回も訪問した。バナナ禁輸措置の取りやめ、スカボロー岩礁周辺でのフィリピン漁民の操業を取り付け、とりあえず中国との間に軍事衝突を避けた。

 2019年6月には、ロザリオ前国防相が香港の入国を拒否された。ロザリオはアキノ前政権の重鎮で親米、反中政治家として知られる。

 この流れのなかで、フィリピンは米国との地位協定を「破棄する」と言い、つぎに「十八ヶ月の猶予」と訂正し、またまた「破棄すると言ったことを破棄する」と、もとに戻した。
 というのも、フィリピン世論は93%が、「ドウテルテ政権は中国のもっと強い態度を示せ」(サウスチャイナ・モーニングポスト、8月4日)としており、激しい反中デモが起きている。

 中国の軍事筋は「無人のスカボロー礁にトランプは奇襲を仕掛けるのではないか」と予測している。「大統領選挙前に人気挽回のための『オクトーバー・サプライズ』はそれだ」と短絡的な予測だが、米国側から見れば、「無人の岩礁を爆破して、軍事的に何ほどの意味があるのか」と中国の観測気球を訝しんでいる。

 だとすれば、オクトーバーサプライズは、何処で、何時?
      ☆○▽◇み◎○△□や○△□◇ざ◎○△□き△□☆☆   
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 
なぜ、フィリピンのロレンザナ国防相は、「いかなる共同軍事演習にもフィリピン海軍を派遣しない」と言い出すのか。



歴史的経緯を追ってみたい。

フイリピンにおいてアメリカ軍がフイリピン人にとんでもないことを為したことはご存じのことと思う。罪深いと言わざるを得ない。

米西戦争の戦争動機が、そもそも問題。

―― 参考情報 ――――――――――

アメリカのフイリピン植民地化の動機
http://gendaishi.jugem.jp/?eid=637

―――――――――――――――――



スペインとの戦争で勝利するために、フイリピン人にウソをついたことも問題視されなくてはならない。

||||| ここから引用開始 |||||||||||||||||||||||||||||||||||

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B1%B3%E6%AF%94%E6%88%A6%E4%BA%89

米西戦争
「フィリピン独立革命」および「米西戦争」も参照
1896年以来、カティプナンのフィリピン人たちは、スペインからの独立(フィリピン独立革命)のために戦ってきた。1898年5月1日に米西戦争の戦闘のひとつ、マニラ湾海戦でスペイン軍が敗北した。アメリカはフィリピン独立運動の指導者エミリオ・アギナルドに勝利の暁に独立させると約束して背後からスペイン軍を襲わせた。しかし、スペイン降伏後アメリカは、フィリピン独立の約束を反故にして植民地にし、アギナルド率いる独立軍1万8千人の掃討を始めた。米上院に報告された数字では米軍は1902年までの4年間で20万人を殺害した。

||||| ここまで引用 |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||




それだけではない。大東亜戦争時代、軍人マッカーサーの卑怯さをご存じであろうか?

―― 参考情報 ――――――――――

フイリピン時代のマッカーサーは人種差別的な卑怯な軍人だった?
http://gendaishi.jugem.jp/?eid=122

―――――――――――――――――

議会証言したことで保守言論界にて英雄視されるマッカーサーがどういう人物なのか、真正保守層は知るべきだ。



フイリピン政府の高官が、アメリカ軍指揮下の軍事行動にかくも及び腰なのは、歴史的にアメリカ軍がフイリピン人に為した(罪悪レベルの)行為が関係しているのではないか。

フイリピンにおいてアメリカ軍は、裏切りと虐殺をくり返した、どうしようもない軍隊と言ってよかろう。




従って、マゼランの世界一周事案は、マゼランにフイリピンを発見されたことはフイリピン人にとって、不幸の始まりと解することができる。

―― 参考情報 ――――――――――

マゼランの世界一周は略奪と住民虐殺の連続だった?
http://gendaishi.jugem.jp/?eid=1078

―――――――――――――――――

世界史の教科書の執筆者は、発想を変えるべきだ。誰のための世界史の教科書なのか、、、
マゼラン世界一周は、歴史観的に、西洋人にとっては画期的なことかもしれないが、アジアの人々の不幸な時代の幕開けと位置付けるべきだと、文科省に対し歴史観の修正を求める陳情書を出さなくていいのか、、、と言いたいくらいである。



フイリピン人たちがかくも辛酸をなめさせられていることを知れば、

無条件で日米同盟を信じるべきか?
無条件で在日米軍が日本を防衛してくれると思うべきか?

無邪気に親日国と信用する傾向のある、特に各国の親日幻想をばら撒いてきた保守系言論人は、己の政治的未熟さに気づくべきだ。


アメリカ軍は、フイリピンにおいては裏切りの軍隊だが、現状においては中共人民解放軍よりは少しマシ、アジアにおいてはその程度の軍隊ではないのか?

アメリカ軍が、日本に対し、無差別爆撃、原爆投下を正当化したことを忘れてはならない。
その在日米軍が、横田基地を利用して平壌との間で何を輸送しているのか、なぜ米軍基地に(特段の必要があるとは思えない)フリーメーソンロッジがあるのか?



そういう視点で、米国防長官、在日米軍高官の発言の真意を読み解く必要があるのだ。

―― 参考情報 ――――――――――

【速報】エスパー米国防長官「中国人民解放軍は日本の施政下にある尖閣諸島周辺水域への侵入回数と滞在時間を増加させている」
https://hosyusokuhou.jp/archives/48883122.html

在日米軍トップ「尖閣周辺で日本を助ける義務まっとうする」
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200730/k10012540041000.html

―――――――――――――――――

これらは、表向きの発言で、在日米軍駐留費用の大幅アップを日本政府に呑ませるリップサービスかもしれない、と疑うことが重要なのである。

身近な人で、在日米軍関係者が居るなら、なぜ米軍基地にフリーメッソンロッジがあるのか?尋ねるくらいの狡猾さがあってしかるべきなのである。

産経などにて、寄稿される親米派言論人は、フイリピンにおけるアメリカ軍の裏切りと虐殺の歴史を知っているのであろうか。そうは思えない、、、

なぜなら彼らの大半は、、、エージェント、、、であるからだ。(推定)


無条件で無邪気にアメリカ人、アメリカ軍を信用する必要はない。彼らこそ、アジア(特にフイリピン)でやりたい放題やってきた問題行為について、無知、無関心であってはならない。彼らが歴史の真実を知らなければ、彼らに教え、軍人としてあるべきこと、してはならないことを諭すべきだ。

これに対し、イギリス海軍は、東アジア方面で今のところ裏切りと虐殺の歴史がなく?、在日米軍のようなフリーメーソンロッジの存在もなく?、かつ日本政府との関係も良好である。
また、近年、イギリス政府は、日本政府に対し、アメリカ政府のように強圧的で無茶な外交要求を繰り返すこともなかった。


ゆえに、(在日米軍駐留費用大幅増を呑ませるための、有事の危機的状況で、)在日米軍の軍事作戦上の裏切り?を防ぐ意味で、イギリス海軍の空母の存在は、日本国民にとって防衛上頼りになる命綱と考えるのである。


以上

この記事へのコメント

人気記事