菅首相のベトナム・インドネシアの訪問目的について

本稿は、菅首相が、最初の外遊先としたベトナム、インドネシアの訪問理由(訪問先として選んだ理由)について分析することを目的としている。

とりあえず、菅首相の記者会見を拝聴したい。

―― 参考情報 ――――――――――

ベトナム及びインドネシア訪問についての内外記者会見
http://www.kantei.go.jp/jp/99_suga/statement/2020/1021kaiken.html

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目新しいというか印象に残ったキーワードは3つ。

対ベトナム サプライチェーンの強靭化
対ベトナム 現地進出した日本企業支援
対インドネシア 2+2


ベトナムは、サプライチェーンの中共からのシフト先の位置づけ。
インドネシアは、シーレーン上の要所に位置しており、政府は安全保障関係の強化を目論んでいる。


訪問に関連し、両国とのやりとりは結構手が込んでいる。

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https://www.mofa.go.jp/mofaj/kaidan/index.html

日・インドネシア首脳会談
インドネシア共和国に対する円借款の供与(事前通報) (10月20日)
菅総理大臣のベトナム及びインドネシア訪問
チョン・ベトナム共産党書記長兼国家主席との会談
日・ベトナム首脳会談
キム・ガン・ベトナム国会議長との会談及びチン越日友好議連会長による菅総理表敬
菅総理大臣とソン日越大学理事長及び古田日越大学学長との懇談並びに日越大学学生との懇談
菅総理大臣とベトナム在留邦人代表者との昼食会
ベトナム社会主義共和国に対するテロ対策能力向上のための支援(無償資金協力) (10月19日)
菅内閣総理大臣のベトナム及びインドネシア訪問
菅総理大臣とシュワブ・世界経済フォーラム(WEF)会長及びCEOとのテレビ会議
日・インドネシア首脳電話会談
日・ベトナム首脳電話会談

||||| ここまで引用 |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||

関係者、準備して、準備して臨んでいるようだ。ベトナムは国を挙げて歓待しようとしているのかもしれない。


インドネシアに対しては、外務・防衛閣僚会合の早期実施を働きかけた。

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https://www.mofa.go.jp/mofaj/s_sa/sea2/page4_005226.html

(5)安全保障分野等の協力については、両首脳は、地域情勢の変化を踏まえ、日本にとって東南アジアで唯一の2+2である日インドネシア外務・防衛閣僚会合の早期実施や、防衛装備品移転に向けた協議の推進について一致しました。また、海上法執行分野の人材育成を推進することで一致しました。

||||| ここまで引用 |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||


早期実施と言う意味、今は中共を刺激することは、インドネシアとしてはやりたくない、意向のようだ。

同時期、インドネシアはアメリカの偵察機の配備を拒否した。

―― 参考情報 ――――――――――

インドネシア 国内への米偵察機の配備に反対
https://parstoday.com/ja/news/asia-i67013

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インドネシアは、用心深い国であるようだ。

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http://blog.livedoor.jp/news_aru/archives/57309905.html

132 名前:<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん:2020/10/16(金) 11:39:37.97 ID:QAlGlNqA.net

おマイたち、こんなことで驚いてたらだめだぜ
ダメリカは、ズーッとこうなんだから
中国がここまででかくなったのも、ある種
ダメリカの失敗だから こういう記事がある

「米国は頼りになる同盟国だが、あまり賢くない。
時には敵と味方を間違える。正確な情報を的確に
伝えるルートを確保しておかないと、とんでもない
痛い目に遭うことになるぞ」

今から十年以上前、インドネシアの外交官が
「日本異質論」を振りかざしジャパン・バツシング
(日本たたき)をする米国との付き合い方について、
こう忠告してくれたのを思い出す

正論 平成19年10月号 p.306 江崎道朗

||||| ここまで引用 |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||


加えて、インドネシアとオーストラリアの外交関係は微妙な状況にあった。(ようだ)

||||| ここから引用開始 |||||||||||||||||||||||||||||||||||

g19********さん

2015/10/24 1:19

2回答

オーストラリアとインドネシアは仲が悪いのでしょうか?

jun********さん

2015/10/24 2:08

元々[ポルトガル領]で[インドネシア]に編入されていた[東ティモール]が独立する時に、オーストラリアが介入しました。

[インドネシア]に取っては[余計なお世話]だった訳です。

今、東ティモールの海底油田の利権は[ほとんどオーストラリア]に行っていて、全く東ティモールに恩恵が無いそうです。

つまり、オーストラリアは[東ティモールの資源]を欲しいが為に、東ティモールの独立に介入した訳ですね。

||||| ここまで引用 |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||


インドネシアは日本にとってシーレーン上の要所に位置し、インドネシアとアメリカ、オーストラリアとの外交関係が必ずしも良好でなく、トランプ再選が確実視されない状況で万が一バイデン候補が大統領となった場合に備え、日本政府として、インドネシアとの関係強化を急ぐ必要があった。


日本にとって、ベトナム以上にインドネシアへの訪問が重要だった。

日米豪印までは、準軍事同盟レベルで合意に達したが、それ以外の国(たとえばインドネシア)について、日本政府がカバーできる範囲でカバーし、中共包囲網を拡大する、そういう意図での外遊だったのではないかと推測するのである。


以上

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