ジャーナリストの限界?

本年最後の記事となります。


ジャーナリストというのは学歴的には文学部卒が多いようだ。
で、何がスキル的に得意で、何が不得意かと言うと、文章を書くことは得意だが、脱線すると小説レベルの文章を書いてしまう傾向がある。
小説家が歴史書、政治評論すると、何を書いても小説のようになってしまうのに似ている。
極論すると、書かれた内容と事実が乖離、○○さんはこう言っている程度の内容となってしまう。

では、何が不得意なのかというと、ビジネス文書、特に、法律や許認可等を伴う実務、契約の概念が希薄。官庁や民間企業がどういうふうに仕事をするのか、組織規程、事務分掌、権限規程等に疎い。

よって、マスコミ記者が時々、取材時にとんでもない対応するのは、学歴、職歴が起因すると考える。


だからと言って、私は、ジャーナリストを無能だとか馬鹿にするつもりはない。

門田隆将や西村幸祐あたりは、その辺にうじゃうじゃいる、マスコミの記者や自称ジャーナリストよりもはるかに優秀と思っている。


憲法改正国民集会での言論人たちの言動分析を以下に行った。門田隆将の講演は論理的かつ情熱溢れるものだった。

―― 参考情報 ――――――――――

国会に憲法改正論議を求めるオンライン国民集会  概略版
https://sokokuhanihon.seesaa.net/article/478797658.html

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最近は、アジア版NATOの提言もあった。

―― 参考情報 ――――――――――

国民が「命の危機」に気づく年に 世界の覇権狙う中国の抑止へ「アジア版NATO」創設を 作家・ジャーナリスト、門田隆将氏
http://www.zakzak.co.jp/soc/news/201230/pol2012300001-n1.html

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その辺のジャーナリスト以上の動きである。


ただ、以下のような(論理的ではない)言動については賛同しない。

||||| ここから引用開始 ||||||||||||||||||||

門田隆将
@KadotaRyusho
·
今年は日本の政治家と官僚のレベルがいかに低いかを思い知らせる年だった。戦後復興と高度経済成長を成し遂げたのは200万人の戦死・戦病死者を出し同世代の7分の1が亡くなった大正生まれの人々だ。その遺産を食い潰し、中国の増長を許し、ひれ伏すだけの政財官。大正世代の気概と矜持をまず思い出せ。 https://twitter.com/hyakutanaoki/status/1343848982850621440

||||| ここまで引用 ||||||||||||||||||||||||


確かに、そのような傾向はある。官界の世界、特に、諸官庁の実務実態、言い換えると、組織図、事務分掌、法律、意思決定手順等を知らない人の批判であると受け止める。

官僚批判するなら、中央省庁官僚程度のスキル、官界の知識に肉薄すべきだ。私は、反日(帰化人)官僚は大嫌いだが、それでも彼らは、各省庁所管の法律、意思決定手順などに精通している。



従って、気にいらないことがあることについての、いささか感情的な批判において、職種としてのジャーナリトの限界を感じるのである。

ジャーナリストは、ともすれば批判する感覚が最初に働いてしまう。客観性を維持しようと考えない。そこが問題なのである。

それでも門田隆将は、ジャーナリストとしては優秀と思う。


産経OBの古森義久はどうか。大統領選挙不正に係わる認識について、尋ねる門田隆将の問いに対する答えが、まったく答えになっていない。

―― 参考情報 ――――――――――

【門田隆将vs古森義久】不正選挙を“陰謀論”で片づけていいか【WiLL増刊号#366】
https://www.youtube.com/watch?v=VilXPGjIfUA

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呆れるほどである。産経ワシントン支局の黒崎某、塩原某も同様の認識なのであろう。
もはや産経の海外記事は、読むに値しない。

まだ、駆け出しジャーナリスト?状態の、我那覇さんの動画の方を推奨したくなる。

ここで、古森義久「憲法が国を亡ぼす」という本の書評を参照したい。

||||| ここから引用開始 ||||||||||||||||||||

「憲法が日本を亡ぼす」書評

shoshimin
5つ星のうち2.0 改憲せずとも日本は亡びない

2013年1月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
目新しいものは何もなかった。
ただただ「アメリカの期待に応えなければならない」と言っているだけである。
「アメリカの期待に応えないと何か困ることがあるのか?」と言いたくなる。
改憲せずとも日本は亡びないという思いを強くした。

[...]

ただ一点、日本国憲法の起草に直接たずさわった人物へのインタビューは興味深かった。
しかしこれはあくまで歴史上の事実であり、それ以上でもそれ以下でもない。


||||| ここまで引用 ||||||||||||||||||||||||

青山繁晴のジャーナリスト時代の本の内容も似たような傾向がある。主張的に尤もな点はあるが、余程の特ダネでもない限り、独自の分析、主張があるようには見えない。
ただただ、情報の見せ方次第でコロっと騙されるファンがたくさんいる?みたいな感じ。
私は、独自性ない主張に付き合うほど暇ではない。


ジャーナリスト出身だった、田久保忠衛はどうか。昨年5月3日のオンライン集会での講演は内容的にひどかった。リハーサル練習した形跡がないのと、講演時間の大幅な超過、論旨的に意味不明な部分もあり、言論人として公の席で登壇するのは好ましくない、と思ったほどだ。12月のオンライン講演会でも登壇したが、皆さんがそう思うならそうしましょう、程度の次元の話であり、他の登壇者ほど緊張感が感じられなかった。

国防、安全保障について論じているのに、緊張感なき言動は、言論人としてどうなのか、、、

かように、ジャーナリストOB言論人たちの実態は、なんだ!これはと思うレベルなのである。

有難がって拝聴すべき内容なのか、、、

まだ、生前の渡部昇一、田中英道あたりの方がしっかりしていた。


言いたいのは、ジャーナリスト出身者は所詮ジャーナリスト。オールマイテイではないということ。

ジャーナリストなので、数多ある情報を収集し、整理、批判するスキルが優秀であることは認める。しかし、分析、対策立案、提言となると、いささか実務経験不足が露呈する。



従って、彼らジャーナリストにすべてを当てにせず、自分の方が実務的に知っていると思う分野があれば、自身の勘と経験で、分析、対策立案、提言まで踏み込むくらいの日頃の準備が必要となるのである。

言論人をオールマイテイと勘違いしないことが求められるのである。

以上



それでは皆様、良いお年をお迎え下さい。

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