パブリックコメントの機会を利用すべきだ

拙ブログは、議員本人と秘書さんに読まれることを想定して書いてきた。
パブリックコメント機会あれば、意見提出するほか、関心ありそうな議員に対し、「こういう意見を提出しました」という趣旨で報告するようにしている。

議員秘書さんからの、この種の情報提供に対する反応は、頗る良い。

足掛け10年政治ブログをやって、やっとこの次元まできた。



ただし、パブリックコメント案件など、要望書作成には、いくつかのハードルがある。

ポイントは五つある。

①当該法令をきちんと読むこと
②政府発表資料、統計資料、技術基準等が理解できること
③当該業務のあり方についてイメージできること
④わからない点あれば中央省庁に問合せすること
⑤要約文が書けること

①は、どの業種でもいいので業界法ならびに付随する関係法令全体が見えている必要がある。
②は、ビジネス経験ある人には常識の話。
③は、実務経験ないと難しい。
④は、工夫しないと質問に答えていただけないが、きちんと答えてくれるケースもある。許認可対応経験ある人であれば、聞き方はわかっているはず。
⑤は、骨子として、箇条書きで書ければ十分。

一番難しいのは③と①。私は理系なので法律文書を読むのはそもそも抵抗がある。大抵の人は法律文書を読むことを嫌う。法律改正案要望書みたいなテーマ設定した場合、アクセス急減を何度も経験した。そういうこともあってか、人気政治ブロガーは、法律マターのことを正面から取り上げようとしない。


現実の法律文書としては、消費者庁、環境省、経済産業省の法律は読みやすいが、厚生労働省の法律は読めたものではない、、、

経験的にみて、国益的に重要なパブリックコメントは年に二、三回はあるとみている。重要と思った事案について、当該省庁や大臣・副大臣・政務官事務所に問合せしたところ、返ってくる反応は、一様に、「いろいろご不満をお持ちであることは知っています。であるならば、パブリックコメントの機会を利用し、関連事項含めて要望意見あるなら書いて提出してください」という印象なのである。
言葉的には違った言い回しなのだが、パブリックコメント期間中は、官僚たちは傾聴しようとするのである。

そこで、私は、「主務官庁法務省事案のパブリックコメント案件で、厚生労働省や文科省管轄の要望について書いた場合、法務省から厚生労働省や文科省に転送いただけるのか」とお聞きする。

残念ならが、これに対する回答は、「・・・・・・・・・・・」である。

そうであったにせよ、パブリックコメントは、意見募集する中央省庁においては、国民からの意見表明、要望提出の機会絶好の機会である。

これは、過去10年間、パブリックコメント事案等、中央省庁に問合せした経験に基づく見解である。


これに対し、活動家レベルの方たちの中には、パブリックコメントに関して、(法律文書をろくに読まず?、改正の意図を読み取ろうとせず?、わからないなら問合せしようとせず?)「グダグダ書いてある程度の法改正のパブリックコメントに、、、」みたいな見解を披露される方が結構おられる。

それでいて、彼らは、(パブリックコメント締切り後に?)「私は移民受入反対である愛国者である」と語りたがる傾向がある。誰がそうだとか断定するつもりはない。意見提出する機会が用意されているのに、その機会を利用しようとしないことは何を意味するのか、、、。

(申し訳ないが)これが、いわゆる保守活動の実相である。街宣、デモ以外の、パブリックコメント機会をなぜ積極的に活用しないのか、不思議に思う。

仮に、それが、スキル上の問題であれば、問題視するつもりはない。


過去10年間パブリックコメントに何度か意見提出した経験から、パブリックコメントは、上記①~⑤がきちんとできる人でないと提出行為自体難しいし、要望が要望として認められ実現する可能性は低いとみている。


ただ、単純化して考えると、

学歴がどうであろうと
経歴がどうであろうと
きちんと読み、きちんと調べ、きちんと理解したうえで何をどう具体的にして欲しいのか
簡潔に箇条書き等で纏める程度のことである。

数行程度の箇条書きで纏める程度のことである。
難しいことではないはずである。

ある程度業務改善に繋がる内容になっていると認められれば、東大卒のエリート集団揃いなので理解いただけないはずはない。


街頭で人々に向って、主張の正当さを訴えることは重要なことだが、政府が折角の機会を提供してくれる機会を素通りすることは、「政治活動的にもったいないことをしている」と言わざるを得ないのである。


以上

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