超限戦への対応 戦いは始まった!

最近、アメリカを筆頭に各国にて中共を意識した、(超限戦)対応の動きが表面化しつつある。


初手は、何であったか。明らかにトランプ大統領の対中関税措置である。


日本政府の場合は、安倍政権が、クアッドを主導したことが該当する。これまで中共との二国間関係にて忍従し続けてきた日本が、安全保障外交上、二国間外交から日米豪印四ヵ国連携した対応に軸足を移す措置を通じ、中共への対抗する意思を明確に示した。

―― 参考情報 ――――――――――

日米豪印戦略対話
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E7%B1%B3%E8%B1%AA%E5%8D%B0%E6%88%A6%E7%95%A5%E5%AF%BE%E8%A9%B1

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戦術面ではどうか。日々進展している。


アメリカと連携においては、宇宙軍司令官の来日があった。
当然、自衛隊と宇宙軍との連携による、尖閣含む、人民解放軍侵攻に係わる役割分担が協議されたはずである。

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米宇宙コマンド司令官が来日 防衛相、統・空幕長と会談 宇宙領域の連携で合意
https://www.asagumo-news.com/homepage/htdocs/news/newsflash/202105/210528/21052801.html

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戦闘における、宇宙軍の実際の役割は何であるか。興味が沸くところ。(人民解放軍の司令機能・港湾・空港機能無力化?)

続いて、英国空母が極東方面に向けて出航の件があった。出航前のエリザベス女王の激励は、皇室が間接的に関与した事案であることを暗示している。(皇室と英王室との?のやり取り)

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エリザベス女王が英空母「クイーン・エリザベス」に乗り込み司令官らを激励…インド・太平洋地域に出港!
http://blog.livedoor.jp/corez18c24-mili777/archives/55774886.html#more

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フランス、ドイツの軍艦も配備される、差し当たり軍事的に、中共は手も足も出なくなりそうな感じである。


さらに、岸防衛大臣の防衛費1%突破容認発言があった。これにより、敵基地先制攻撃に必要となる、攻撃型兵器の確保がしやすくなる。

―― 参考情報 ――――――――――

防衛費、GDP比1%枠こだわらず 岸防衛相インタビュー
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA193HI0Z10C21A5000000/

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人権問題に関し、ウイグル超党派議連が発足。近い将来
、人権問題に係わる制裁実現が期待される。

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自民のウイグル議連、立民や維新含め超党派に 人権改善要求決議へ弾み
https://uyghur-j.org/japan/2021/02/%e8%87%aa%e6%b0%91%e3%81%ae%e3%82%a6%e3%82%a4%e3%82%b0%e3%83%ab%e8%ad%b0%e9%80%a3%e3%80%81%e7%ab%8b%e6%b0%91%e3%82%84%e7%b6%ad%e6%96%b0%e5%90%ab%e3%82%81%e8%b6%85%e5%85%9a%e6%b4%be%e3%81%ab%e3%80%80/

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経済的には半導体議連発足、政府支援を促す政界関係者の発言が続いている。中共との、半導体分野での競争を意識した政策とみていい。ただ、中共内に製造工場を有するとみられるTSBCを最終的にどう扱うのか、日米共同で中共内のTSBC工場廃止させたり、ファーウエイとの取引をさめさせないと、意味がないような気がする。

―― 参考情報 ――――――――――

TSMC
https://ja.wikipedia.org/wiki/TSMC

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護る会からの緊急提言もあった。護る会参加議員が増えていることもあり、政権への影響力は増している。

―― 参考情報 ――――――――――

これが、護る会が政府に提言した「経済安保17か条憲法」です
https://shiaoyama.com/essay/detail.php?id=2830

日本の尊厳と国益を護る会
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E5%B0%8A%E5%8E%B3%E3%81%A8%E5%9B%BD%E7%9B%8A%E3%82%92%E8%AD%B7%E3%82%8B%E4%BC%9A

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現実の経済事案はどうか。


タイ高速鉄道案件では、日本勢が中共との競争に勝利。中共側の負け惜しみ情報などから、超限戦の視点で見た場合、中共の手痛い敗北と認識できそうである。

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タイの高速鉄道計画、日本が受注し、中国は競争に敗れる タイ人「中国高速鉄道より新幹線のほうが上!」
https://tweetsoku.com/2021/05/25/%e3%82%bf%e3%82%a4%e3%81%ae%e9%ab%98%e9%80%9f%e9%89%84%e9%81%93%e8%a8%88%e7%94%bb%e3%80%81%e6%97%a5%e6%9c%ac%e3%81%8c%e5%8f%97%e6%b3%a8%e3%81%97%e3%80%81%e4%b8%ad%e5%9b%bd%e3%81%af%e7%ab%b6%e4%ba%89/

タイ高速鉄道の受注競争で日本に敗北した中国が凄まじい負け惜しみコメントを連発して恥を晒す
https://you1news.com/archives/28851.html

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これまで長い間、世論が総じて嫌中感情を抱いていることが、各種世論調査で確認されているのに、日本は忍従を繰り返し(中共に屈服し続け)、日本政府、政権与党は超限戦に対する対抗措置を講じてこなかった。


安倍政権末期以降、(人民解放軍による尖閣侵攻が現実化するを意識)、やっと超限戦対応の体制、措置が急速に整いつつある。


ただ、どれが決定打となるか。はっきりしない。


中共の立場からみてみたい。武漢ウイルス拡散は、超限戦の勝負手だった可能性はないのか。中共のような独裁国家が、議会制民主主義国家よりも早く、議会承認手続きなしで矢継ぎ早の実効的措置が実施可能であることを西側諸国は確認することとなった。


日本は、うかうかしてはいられない状況にある。


超限戦を仕掛けている中共側が手段を選ばないことが確定的である以上、日本側がどの手段でいくべきか躊躇していると超限戦の敗者となりかねない。

ゆえに、護る会による先日の緊急提言は、タイムリーかつ安全保障政策上重要と考えるのである。

以上

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