ウイグル等人権侵害対応強化 前進あるのみ!

ウイグルなどで行われている人権侵害対応に関して、今国会で実績と言えるほどの状況にはないが、関係者の動きを総合すると、匍匐前進状態からさらに進展が望めそうな状況にある。

請願署名に参加された方は、署名したのに何も実現しないと不満をお持ちかもしれない。


小坪議員はかく説明(弁明)している。

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https://samurai20.jp/2021/05/milk_complex2-2/

ほとんどの請願が審査されず、付託のみであり、基本的には立法まで行かない理由。 ウイグル人権法の請願署名

採択されることが基本的にないという理由は、委員会の全会一致が原則であるためです。ストレートに言いますが、野党に言ってください。自民だけなら賛成する可能性はありますが、難しいのは公明・国民・維新・立憲・共産の委員も賛成しないと採択されないからです。物凄くハードルが高い理由です。そして、署名提出者は理解しています。多方面からのアドバイスはありました。
自民党が賛成に回ったからと言って通りませんし、国会決議で難航している状態で、これを通せと自民党の議員に言ってもどうしようもありません。

重要)
請願が無意味かと言えば、そうではありません。
ただし、提出(付託)したからと言って、審査に移行するわけではないという内容です。また、審査まで狙う請願ならば、書き方も事前の準備も異なっており、署名を集め始めた後では対応ができません。
請願の効果とは、「公式に数字を示すことができる」とか、国会にあげることでその他の国会議員に気づいてもらう。また、署名活動を通じて、日本国民に問題を周知していく効果が期待できます。民間レベルでやるには最強クラスの方法に違いはありません。

しかし、署名数が増えようとも審査の可否に影響はなく、紹介議員の数が審査の鍵です。
また、請願から法律の制定に行くことは、基本的にありません。そのため「請願→法律」を求められても、政治側は対応できないのです。それを無理強いしてもどうしようもないというエントリー。

国会法 第9章 請願
第80条 請願は、各議院において委員会の審査を経た後これを議決する。
委員会において、議院の会議に付するを要しないと決定した請願は、これを会議に付さない。但し、議員二十人以上の要求があるものは、これを会議に付さなければならない。

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ハードルが高い事案として、署名の呼びかけがあったと認識。国会のオキテの問題もある。

ただ、それは、この事案に限ったことではない。
パブリックコメント、陳情、、、変えたいことがあって意見提出する視点でみると、実現しない事案に関するせっかちな評価・判断は禁物と申し上げたい。
実現するのに、それなりの時間はかかるし、期待した結果とは異なる趣旨で処理されることはままある。


それが嫌なら、より完璧、より精緻な陳情を心がけるしかない、、、


手順的にすべてを把握する立場にはないが、非難決議案の提出が準備されている。

―― 参考情報 ――――――――――

【拡散】ウイグル等への人権侵害に対する非難決議案(叩き台?)がネットに公開。我が国の意思を示すために。
https://samurai20.jp/2021/05/uyghur-12/

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一歩前進と思う。


超党派のウイグル議連の発足もあった。これは、国会で全会一致で立法化、非難決議実施するための、最低条件。環境は整いつつある。

―― 参考情報 ――――――――――

自民のウイグル議連、立民や維新含め超党派に 人権改善要求決議へ弾み
https://uyghur-j.org/japan/2021/02/%e8%87%aa%e6%b0%91%e3%81%ae%e3%82%a6%e3%82%a4%e3%82%b0%e3%83%ab%e8%ad%b0%e9%80%a3%e3%80%81%e7%ab%8b%e6%b0%91%e3%82%84%e7%b6%ad%e6%96%b0%e5%90%ab%e3%82%81%e8%b6%85%e5%85%9a%e6%b4%be%e3%81%ab%e3%80%80/

外国での人権侵害「制裁の法制化を」 超党派議連が発足
https://uyghur-j.org/japan/2021/04/%e5%a4%96%e5%9b%bd%e3%81%a7%e3%81%ae%e4%ba%ba%e6%a8%a9%e4%be%b5%e5%ae%b3%e3%80%8c%e5%88%b6%e8%a3%81%e3%81%ae%e6%b3%95%e5%88%b6%e5%8c%96%e3%82%92%e3%80%8d%e3%80%80%e8%b6%85%e5%85%9a%e6%b4%be%e8%ad%b0/

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日本企業への調査も本格化。不誠実な回答をした企業があるようだ。

―― 参考情報 ――――――――――

「ウイグル族の強制労働に関与」指摘された日本企業14社への調査結果を公表。回答の全社が否定
https://uyghur-j.org/japan/2021/04/%e3%80%8c%e3%82%a6%e3%82%a4%e3%82%b0%e3%83%ab%e6%97%8f%e3%81%ae%e5%bc%b7%e5%88%b6%e5%8a%b4%e5%83%8d%e3%81%ab%e9%96%a2%e4%b8%8e%e3%80%8d%e6%8c%87%e6%91%98%e3%81%95%e3%82%8c%e3%81%9f%e6%97%a5%e6%9c%ac/

太陽光パネルもウイグルの強制労働によって作られていた!? 米コンサルタントが報告
https://the-liberty.com/article/18073/

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自民党は、人権外交PTによる提言を発表。コツコツ足元を固め、匍匐前進、立法化措置実現一歩手前まで来ている。

―― 参考情報 ――――――――――

自民党人権外交PT提言要旨
https://news.yahoo.co.jp/articles/df7589f0bf594e209d7594f7588e1c4014625fb6

ジェノサイド条約、制裁法の検討を 自民人権外交PTが提言骨子案
https://www.iza.ne.jp/kiji/politics/news/210514/plt21051419420036-n1.html?utm_source=yahoo%20news%20feed&utm_medium=referral&utm_campaign=related_link

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今国会で、ウイグル制裁法実現に至らなかったにせよ、前例がなく、法体系的な枠組みがはっきりしていない中で、自民党の取組みは注目すべきである。

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https://news.yahoo.co.jp/articles/df7589f0bf594e209d7594f7588e1c4014625fb6

自民党人権外交PT提言要旨
5/21(金) 21:53配信

 自民党人権外交プロジェクトチーム(PT)がまとめた提言の要旨は以下の通り。

 【短期的(1~2年)に検討・実現すべき事項】

「服を脱げ」と言われ…ウイグル人女性、性的暴行や虐待の実態を証言

・ジェノサイド条約に加入するために必要な国内法整備の整理

・海外当局者の資産凍結などを規定する外国為替および外国貿易法(外為法)の積極的運用

・政府判断のもと「人権侵害制裁法」など新たな法整備の検討

・企業が調達先の人権侵害のリスクを確認する「人権デューデリジェンス」のガイドラインの整備や法制化の検討

・政府開発援助(ODA)による人権支援メニューの拡充

・人権侵害の実態を把握するために国連の独自調査への支援、イニシアチブの発揮

・迫害が深刻な新疆ウイグル自治区や香港、ミャンマーなどの出身者への支援体制の整備、帰化したウイグル人が中国に残した家族の消息確認

 【中長期的に強化・実現すべき事項】

・中国やミャンマー、イランなどとの2国間対話で人権問題を議題化

・保護を必要とする難民の受け入れ制度改革

・人権外交の推進を支えるための世論の形成

 【体制強化】

・外務省を中心に情報収集能力の強化

・省庁横断型で人権外交政策を統括する政務三役レベルの担当を設置

・在外公館における人権問題の担当官の指名

||||| ここまで引用 ||||||||||||||||||||||||


何事も前例のないことは、前例がないがゆえに、前提条件の整理から始まり、どういう枠組みとするか、どういうシナリオとするか、構想、文章化し、擦り合わせ、細部整理するのに時間を要する。


それは確かである。


拙ブログは、基本的に、陳情書、稟議書に使えるタテマエの説明を意識している。タテマエの記述は、基本的に無味乾燥な言葉の連続である。が、いざという場面で避けて通れない。

一方、世の中は、口先で商売する人が多い。特に、初心者向けの言論ビジネス。そのよう言論人に限って、文章化スキルは(官界で求められる)水準以下の傾向にある。

口では何とでも言えるのである。
口では何とでも言えても、最後は、稟議書に書かれるタテマエの文言、タテマエの論理が、政治的に大きな意味を持つ。ここがポイント。

口では何とでも言えることなのである。しかし、政府として、前例のないことを実現、実行しようとすると、稟議書に何と書くのか、ということなのである。


(小坪議員の動きなどに関して)ご不満な方は、上記 【短期的(1~2年)に検討・実現すべき事項】に関して、実施ベースを想定した提言書を議員事務所等経由で提出すべきと思う。


以上

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