形と心

オリンピックで新種目となった空手の「形」という競技に注目している。



採点基準はこうなっているそうだ。

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https://kikkoman-sports.jp/karate/tips/karate-fight-kata.html

空手の形(個人)の試合とは?
形は、古くから伝わる攻防の技を、一連の決まった動きにまとめたもので、相手を仮想して単独で演じます。

7人の審判が、技術点と競技点それぞれの評価基準に基づいて採点をします。

●技術点
①立ち方
②技
③流れるような動き
④タイミング
⑤正確な呼吸法
⑥極め
⑦一致性:流派の基本に一貫性があるか

●競技点
①力強さ
②スピード
③バランス

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日本の女子選手が出場した金メダルがかかった試合をテレビで観戦した。

スペインの選手が先にプレーし、日本の選手が続いた。日本の選手の「形」は素人目には晴れ晴れしい内容で、メニューも豊富日本の選手が終わった後、スペインの選手の表情が心なしか曇っているように見えた。

しかし、判定は私の予想を覆し、スペインの選手の勝利。

私は、一瞬、審判が買収された?のかと思った。そうでなければ、可能性は一つ。
空手道を究めようとする精神統一が十分ではなく採点に影響したのではないかと考えるに至った。

「形」という競技は、精神性を重んじる競技として位置づけられていることが、男子金メダルを獲得した選手の師弟関係からわかる。

―― 参考情報 ――――――――――

●形-形とは
http://www.ichiyukai.com/lesson/lesson-e.html

空手の喜友名諒が悲願金メダル獲得「最後の金メダル空白県」沖縄に初の栄冠
https://www.msn.com/ja-jp/sports/tokyogorin-2020/%e7%a9%ba%e6%89%8b%e3%81%ae%e5%96%9c%e5%8f%8b%e5%90%8d%e8%ab%92%e3%81%8c%e6%82%b2%e9%a1%98%e9%87%91%e3%83%a1%e3%83%80%e3%83%ab%e7%8d%b2%e5%be%97%e3%80%8c%e6%9c%80%e5%be%8c%e3%81%ae%e9%87%91%e3%83%a1%e3%83%80%e3%83%ab%e7%a9%ba%e7%99%bd%e7%9c%8c%e3%80%8d%e6%b2%96%e7%b8%84%e3%81%ab%e5%88%9d%e3%81%ae%e6%a0%84%e5%86%a0/ar-AAN0Fje?ocid=uxbndlbing

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件の女子選手は、あの人物に試合前に呼び出しを受けたとする情報がある。

―― 参考情報 ――――――――――

清水希容選手がバッハ会長に呼び出しされた理由は?ただのファン?嘘?
https://pecopeco0721.com/archives/6395

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彼女の周囲は、彼女の精神統一の邪魔ばかりする人で溢れているようだ。彼女が美貌かつ人一倍繊細な人であることに同情する。


一方で、優勝したスペインの選手は、並外れた努力と礼節を重んじる武道家。

―― 参考情報 ――――――――――

空手金メダルのスペイン代表 日本武道館で見せた美しい礼節と夫婦愛
https://news.yahoo.co.jp/articles/dd7cf6b69265283f212a8c960ae67c8fe9de1d03

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件の女子選手は、スペインの選手のプレー中にその様子を見ていなかったとされる。(アナウンサーの弁)これは何を意味するのか。

ちょっとしたことなのであるが、相手を仮想したプレーなのであるから、後でプレーする選手は先行してプレーする選手の様子を見なくていいのか(採点云々以前の問題?)と考えるのである。


対して、スペインの選手は判定が決まった直後、「清水側のコーチボックスに駆け寄り、きれいな姿勢で座礼をした。畳を降りる際もきびきびとした動きで一礼。」とある。これは、仮想プレーであるがゆえに、スペインの選手はプレー後に必要な礼節と考え実行した可能性がある。


試合後のインタビューの発言から、件の日本人選手はライバルに勝利することばかりに集中し過ぎているように聞こえた。空手の「形」とは、本来もっと大きな世界を表現することに、、、

審判からみて、道を究める視点が欠けていたとみられていたのではないか?と言いたいのである。



見方を、政治の世界に移したい。

政治にも「形」と「心」がある。

空手の「形」の競技を見ると余計にそう思ってしまう。

この場合の「形」とは、愛国であり、保守であり、安全保障・防衛問題にぶれがなく、皇位の安定的継承を指向、靖国参拝を毎年敢行、夫婦同姓主義であり、、、となる。
「心」は、日本人なら通じ合える心を有する政治家ということになりそうだ。

この、「形」としての、保守派の基準を満たしそうな政治家が一人いる。


高市早苗議員である。先日、次期総裁選挙に出馬準備していると報道があった。

―― 参考情報 ――――――――――

高市早苗氏が今秋の自民党総裁選出馬意向
https://www.nikkansports.com/general/news/202108060000168.html

自民・高市氏が総裁選に出馬意向 「政策競いたい」月刊誌で表明
https://mainichi.jp/articles/20210806/k00/00m/010/009000c

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私は、菅首相、二階幹事長は、戦術面で有能な政治家であることは否定しないが、長期的視点でみた場合の国家戦略的取り組み(特に対中政策)が今一つという印象などから、総選挙での議席減は避けられないとみている。

よって、「形」と「戦略性」にこだわる視点から、目先の戦術レベルに秀でている菅首相ではなく、高市議員に託したいと考えるのである。

以上

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