東京株式市場は、9月14日前場にて、バブル経済崩壊後の終値最高値3万0467円75銭を突破したそうだ。アベノミクスを継承する高市政権誕生を織り込んだとみていいかもしれない。
さて、総裁選挙で高市早苗を当選させる手段として、農協、商工会議所、青年会議所、隊友会への陳情要請という手段があるそうだ。
―― 参考情報 ――――――――――
高市サポーターが急に増えた訳
https://yamatonoibuki.seesaa.net/article/483253469.html
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運動論としてこういう方法はあるだろう。だが、今回はこの方法を支持しない。
理由は四つある。
・決戦投票を想定していないこと
・支援企業、関係者とて、支持する議員の動向に無関心ではないと思われること
・運動すべきターゲットの絞り込みの検討が十分でないと思われること
・提案された運動手法が、高市早苗支持派にとって最善の方法であるかについての分析が十分と思えないこと
である。
そこで、拙ブログは総選挙候補者各人の分析を優先させ、ネット上の自民支持層の趨勢を見極めることにした。
いろいろ分析した結果、総裁選挙は決戦投票で決まる確率が高いとの結論に達した。
根拠情報は、ヤフー、月刊hanadaでの世論調査結果や、動画の閲覧数、高評価数である。
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序盤戦では、河野太郎が優勢であるように見えたが、ここに来て高市早苗が急伸、岸田支持は安定的。高市早苗のツイッターアカウントフォロワー数は(約15.3万)、河野太郎の総裁選特設アカウント(約15.3万)と拮抗している。
高市早苗は急進、善戦しているようだ。ネット世論調査に自信を持っていいだろう。
また、高市早苗選対本部が始動している。古屋議員が選対本部長に就任するなど、他陣営からみて強力な陣容のように思う。
―― 参考情報 ――――――――――
高市氏の選対立ち上げ 発足式に国会議員39人
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA1461O0U1A910C2000000/
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対して、河野太郎は、(マスコミが持ち上げた効果もあり)人気先行したものの、政策の矛盾点、変節、過去の反日的言動、伝統をないがしろにする発言、石破茂との協力関係構築などから、悪手を引き、自滅しつつあり、ネットで配信する動画は低評価が激増、保守ネット界の支持は期待できない情勢となった。
これらの情勢などから、総裁選挙は三つ巴となった可能性大なのである。
決戦投票となると読んだ場合、どこに翻意を促すか?
三つ巴の中で最も弱い岩盤を切り崩すことになる。
岸田派はどうか。さんざん忍従してきたこともあり、結束が最も固いとみるべきだ。その点では負け戦続きの石破派も同様。
「信念なき政治家」の支持層が最も弱いと私は予想する。政治家に信念がないことは、支持層も日和見であるということ。
一方、小坪議員は、高市政権誕生の可能性は低いとしている。自民党所属議員となり、選挙区の国会議員の所属が二階派であることも影響しているのかもしれない。
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https://samurai20.jp/2021/09/kishida/
【政治家の目線】総裁選は、”決選投票”の形次第。「高市・岸田」カードになった場合の想定。
「高市・岸田」になれば、かなりの確率で岸田さんが勝ちます。ネットには、自民党の党員票があんまりないからです。この二択ならば、メディアは岸田推し全開でいくだろうという、冒頭に述べたロジックの通りだからです。
これ、凄いことを言っているわけではなくて、結構、常識です。
永田町で噂される裏話ではなく、ごく一般の地方議員でも理解できる、常識的な話なんです。
なので、高市さんが決選投票に進むということは、岸田総理の誕生への最大のアシストになる。
知ってか知らずか、「保守だからぁー!」で叫んでいる人たちは、自分たちが結果的に岸田陣営の最強のアシストになっていることには気づいていない。
これは現実です。
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極めて政治現実的な見解である。「高市さんが決選投票に進むということは、岸田総理の誕生への最大のアシスト」という意味は、河野支持派が決戦投票で岸田支持に廻ることを暗示している、、、
高市早苗については。総裁選後のシナリオが二つあるように思う。
・高市首相、岸田幹事長
・岸田首相、高市幹事長(今回は顔見せ的な出馬という意味、岸田政権に対し政策上の主導権を握る?)
私は前者を望んでいる。が、政治的には、前者より後者の方が安定政権となりやすい気がする。第一次安倍政権のことを振り返ると、そうなる。後者については、高市早苗が政策上の主導権を握り続ける限り、高市早苗支持派は満足、政権支持を表明するだろう。
ここに来て、岸田の主張が人が変わったように歯切れいいのはなぜか。高市早苗の正々堂々とした政治姿勢に感化され、高市早苗に政策上の主導権を握られた証左とみていいのではないか。
―― 参考情報 ――――――――――
金正恩総書記との会談「大切な選択肢」 岸田氏が見解
https://www.sankei.com/article/20210914-64EQWARYNBMVHJBEMRYRRKVBRU/
自民総裁選 岸田氏インタビュー 女系天皇「反対」
https://news.yahoo.co.jp/articles/a6b1a68d473bd0a33d423d850335c3639e203723
自民・岸田氏、党ガバナンス確立へ新政策
https://www.sankei.com/article/20210915-YCQ7ZGBCNBIZZDGA32JNFOAOHM/
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それでも、どうしても高市政権誕生とさせるにはどうすべきか。
過去原稿を参照したい。
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https://sokokuhanihon.seesaa.net/article/483401082.html
河野太郎は、重要政策について変節が指摘されるなどいくつか政策的矛盾点を抱える中で、政治家として重要な資質である「信念の無さ」が相次いで表面化、自民支持層の不信感を生み、ネット上の人気の急落する一方である。
対照的なのは、高市早苗。中川昭一先生が生きていたら言うであろうことを正々堂々かつ淀みなく語るなど人気急上昇中。岸田は、二階降ろし以外は、政策的には奇を衒うことなくコツコツ地道に取り組んでいる。
さらに、河野太郎は、過去そして直近での政治的に不誠実な対応を批判・非難される状況で、首相となった以降でのブロック継続宣言、(自民支持層に嫌悪されている)石破茂の選挙協力を得るべく画策したことなどで、総裁就任以降において自民支持層の反発増大、離反が確実視される。
このような状況で河野太郎が配信する動画への低評価現象はさらに加速することとなり、突出したツイッターフォロー数は完全な上げ底(必ずしも総裁就任を支持するものではない)であることが表面化する。
残念なことに、喋れば喋るほど、動けば動くほど、自民支持層から不信感、反感を持たれることに河野太郎本人が気づいていない。
最終的に自民支持層の離反だけでなく、特に河野太郎の総裁選出馬を許可した麻生派、総裁選推薦(支持)議員に対する嫌悪感が増すことになる。
二階派以上に、麻生派や河野太郎を推薦した議員が自民支持層から嫌悪される政治的状況を招くという意味である。
麻生派として、総裁選選出過程にて河野太郎候補に対する異例の措置(=派閥として不支持決定?)が必要となったような気がしているところである。
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選挙情勢的にはどうか。
最も揺れているのは麻生派。このような事態となることを事前に察知しているためか、甘利議員は岸田支持を表明している。麻生派としての保険みたいなものかもしれない。
―― 参考情報 ――――――――――
石破氏、総裁選に不出馬 細田・麻生派は支持一本化せず
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA143LE0U1A910C2000000/
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そして、(信念なき?)河野太郎支持とみられる(信念が足りない?)議員たちが存在する。中共により日本の政界工作は、共産党を経由したものではなく、自民党議員をターゲットにしている。
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門田隆将
@KadotaRyusho
中国が推す河野太郎氏出馬表明で“中国子飼い”の福田達夫氏ら“党風一新の会”が動き、細田派が高市支持にまとまるのを防いだ。メンバー武部新氏は6年前「毎年若手で中国に。魅力的な国。李源潮(副主席)さんも意見交換するのが大事と仰っています」と。中国の掌で踊る自民議員。
門田隆将
@KadotaRyusho
自民若手が“党風一新の会”を創り派閥選挙に抵抗との事。だが中心の福田達夫、津島淳、武部新氏ら世襲議員達は5年前に中国共産党中央対外連絡部の標的として記事化された人達。中国は幹部だけでなく若手も思うまま。高市政権誕生までの壁が厚い所以。情けない。
党風一新の会 メンバーリスト
https://yamatonoibuki.seesaa.net/article/483366291.html
安倍前首相は真っ青…チルドレン90人“造反”で総裁選「高市氏支持」まとまらず
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E5%AE%89%E5%80%8D%E5%89%8D%E9%A6%96%E7%9B%B8%E3%81%AF%E7%9C%9F%E3%81%A3%E9%9D%92-%E3%83%81%E3%83%AB%E3%83%89%E3%83%AC%E3%83%B390%E4%BA%BA-%E9%80%A0%E5%8F%8D-%E3%81%A7%E7%B7%8F%E8%A3%81%E9%81%B8-%E9%AB%98%E5%B8%82%E6%B0%8F%E6%94%AF%E6%8C%81-%E3%81%BE%E3%81%A8%E3%81%BE%E3%82%89%E3%81%9A/ar-AAOni0f?ocid=msedgntp
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つまり、決戦投票で高市政権を確実にするためには「(河野支持の)麻生派議員」と(信念が足りない?)「党風一新の会」をターゲットにするのが効果的と考える。(これは、冒頭で紹介した運動手法に対する、拙ブログ分析結果に基づく、運動論上の答えである。)
シナリオ的には、河野太郎支持を続けると、自民支持層の離反を招くだけでなく、選挙でボロ負け、麻生派、党風一新の会の存続が危うく、、、
いかがであろうか。
私としては、党員投票で、高市早苗が二番手以上に付けることを願う次第である。
もちろん、政治活動とは、政治上の目的を達成するための進められる行為である。
信念がなく、重要政策に対するスタンスをころっと変え、目立ちたがり屋で短気でブロック技を得意とする政治屋のように、首相という肩書や権力を得るための活動であってはならない。
この場合の政治上の目的とは、高市早苗支持派にとっては、高市早苗が総裁選出馬会見や著書で掲げた政策を実現すること、にある。それ以上でもそれ以下でもない。
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丘田 英徳
@okada_2019
·
8時間
私が思うに高市早苗氏は
総理、総裁という
地位が欲しいのではなく
権力が欲しい訳でもない
ただ
「日本を護りたい一心」
更に
「私がやらなきゃ誰がやる!」
「今こそ私が立ち上がるとき」
今回の立候補には
もの凄くそんな気概を感じる
高市早苗氏は
私的には安倍さんに並ぶ
本物の政治家と思う。
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以上
この記事へのコメント
Suica割
安倍晋三首相の過ちとは、戦後レジームからの脱却(国内的なもの)を戦後レジームからの脱却(国際的なもの)と思われたこととその補強材料となると思われる行為(靖国神社参拝等)をしたことですね。
国際的(西側国家納得)理解を得た上での、国内的戦後レジーム脱却をすすめることが、高市総裁への道の一つと思います。
市井の人
>Suica割さん
>
>今、思いついた。
>安倍晋三首相の過ちとは、戦後レジームからの脱却(国内的なもの)を戦後レジームからの脱却(国際的なもの)と思われたこととその補強材料となると思われる行為(靖国神社参拝等)をしたことですね。
>国際的(西側国家納得)理解を得た上での、国内的戦後レジーム脱却をすすめることが、高市総裁への道の一つと思います。
当時に報道内容(特に読売)を検証し直すべきかもしれません。
私は、国内に、戦後レジーム監視のボス(中曽根あるいはナベツネ?)がいてアメリカを支配する者とアメリカ政府に(報道を通じて)、国際社会(連合国)に対し戦後レジームに挑戦する?と解釈されたことではないかと思います。
この点、高市は、中国との外交問題に限定しています。