2021衆議院選挙 投票率・比例得票数からわかること

■低投票率をどう読むか

松野官房長官は、低投票率で「残念」としているが、地味目の政権としては、選挙前の世論調査結果などから予め低投票率での選挙となることを想定していたような気がする。

―― 参考情報 ――――――――――

衆院選投票率、55.93% 戦後3番目の低水準
https://www.jiji.com/jc/v4?id=20211019shuinsen_data0009
2021衆議院選挙投票率.jpg

低投票率「残念」 松野官房長官【21衆院選】
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021110101336&g=elc&ref=2021syu

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■政党別比例得票数からわかること

2021衆議院得票数.jpg

・自民党は近畿ブロックで維新に食われた結果となった以外は一見波乱がないように見える
・立憲民主党は近畿ブロックで維新、自民、公明に次いで第四党に陥落
・公明党が得票数で維新の会に抜かれ、第4党となった



■政党別比例得票率からわかること

2021衆議院得票率.jpg

・自民が東京ブロックでの得票率が低いのが気になる
・近畿ブロックで自民党は立て直しを図るべきである。
・維新の会は、近畿地区での得票数を大幅に伸ばしたこともあり、比例では第3党となった



■2019年の参議院選挙結果との比較からわかること

2019参議院2021衆議院比較結果.jpg

・2019年の参議院選挙の投票率は48.8。今回の衆議院選挙と比較して7ポイント低い
・自民党、立憲民主党、維新の会は大きく得票数を伸ばした
・得票数を減らしたのは、共産党と国民民主党と社民党。社民党は完全な退潮傾向。
・公明は伸びしろがない
・N党は、参議院比例で1議席獲得できる可能性がある

以上

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