今回と前回の内訳はこうなっている。
有権者数 投票率 甘利 太
2021 471,671人 55.77% 124595 130124(立憲)
2017 460,572人 50.67% 127214 62779(希望) 36627(共産)
投票率上昇したため、24000前後の得票数が増加。甘利は3000票得票を減らし、立憲候補は、前回得票分、共闘による共産票、投票率上昇分の得票のほとんどを得た感じである。
こうなってしまった背景として、落選運動のターゲットとされたことが考えられる。
―― 参考情報 ――――――――――
甘利・江田氏落選運動の「戦果」に、民主主義の“微かな光”が見える
https://blogos.com/article/567617/
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公正中立な視点での落選運動であれば、文句を言うつもりはないが、万が一対中強硬派候補を潰す目的で中共大使館・領事館の支援を受けた運動であるならば、何らかの対策もしくは規制措置が必要と思う。
次に、過去半年間の甘利議員の動きがどのようなものであったか一読しておきたい。
||||| ここまで引用 ||||||||||||||||||||||||
甘利幹事長、衆院選争点 「自由民主主義か、共産主義が入ってくる政権か」
https://www.sankei.com/article/20211014-EZ2J7BVJ75MGZC3GBEQBFGJAIM/
岸田文雄氏、新議連「新たな資本主義を創る議員連盟」を発足へ 甘利明税調会長や小渕優子元経産相ら約30人が参加
http://fxya.blog129.fc2.com/blog-entry-68896.html
経済安保政策強化求める提言 自民・甘利氏らが首相に
https://www.sankei.com/article/20210527-AYVXP63WAVOLHNQPOTFO67FUNU/
安倍元首相は甘利幹事長を使って、自民党を安倍派にする改革を進めてく。この動きを阻止するには、政権交代しかない。野党共闘は「小沢マジック」発動で一気に一本化が整い、これで面白い選挙になる。
https://blog.kuruten.jp/itagakieiken/465327
自民・甘利氏、解散観測に首相を「止めた」
https://www.sankei.com/article/20210907-EIDQ2UDPYJI3XCM4K32HF2TFUU/
二階派が衆院選で壊滅危機! 自民党候補競合の6選挙区「公認争い」に全敗か/甘利幹事長は疎んでいた二階さんの影響力の『徹底排除』も辞さない。派閥ごと干すのでは/ネット「岸田氏も二階にやられ放題やられたからね、今回は意趣返し」「2Fは引退だろうね」
http://totalnewsjp.com/2021/10/03/2f-9/
総裁選は神奈川政局の様相 河野氏の出馬に甘利氏懸念
https://www.sankei.com/article/20210914-KOVC3OHROZOMJAP37DJEKBASVM/
http://totalwar.doorblog.jp/archives/56206795.html#more
480: 名も無き国民の声 2021/10/31(日) 21:50:19.52 ID:YwRw7Zbk0
甘利は商工族筆頭のクセに
まともに今後の飴出せない
二階氏はこれまで散々
飴を引っ張ってきた実績がある
この差
森下千里さん、この馬鹿叩き潰してください。立民安住「衆院選の争点は甘利」
https://hoshupo.com/?p=21491
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自民党内外の親中派にとって、甘利幹事長は目障りな存在であったようである。中でも自民党内においては麻生派の継承を目指す河野太郎は内心喜んでいるのではないか、、、
一方、総裁選に出馬したものの、保守層からあれだけ不評を買った河野太郎は今回の選挙、過去最大の得票数だったそうだ。
内訳を眺めてみたい。
有権者数 投票率 河野 佐々木(社民) 渡辺
2021 473,497人 57.32% 210515 46312 8565
2017 469,287人 51.38% 159647 38242 38162(希望)
得票数から野党共闘が不発に終わり、前回希望の党の票と投票率上昇分の取り込みに成功したようである。総裁選で見せた河野太郎のリベラル的なパフォーマンスは前回選挙区から出馬した希望党の票を取り込むことを意図したものであったのかもしれない。
次に、総裁選で河野太郎の推薦議員となり、保守層から批判された?義家弘介議員はどうだったか。河野太郎効果があったかどうかみておきたい。
有権者数 投票率 義家 後藤 他候補
2021 466,042人 55.35% 114396 137558 なし
2017 468,685人 51.56% 110508 96128 28927(共産)
有権者数が前回と変わらない状況で、立憲候補が前回共産候補分、投票率上昇分の取り込みに成功したようだ。
義家は前回の選挙戦どおりの得票率の場合前回よりも8000票上積みできたはずだったが、4000票の上積みにとどまった。
日常的に地方議員と一緒に駅頭で街宣活動実施し、その足で議員会館に電車通勤していたにしては、残念な選挙結果である。
投票率情報に伴う得票数の上積みが十分でなかった原因があるとすれば、河野太郎の推薦議員になり一部保守層が離反した結果となりそうだ。
レジ袋無償化廃止で注目された小泉進次郎はどうだったか。
有権者数 投票率 小泉 林(共産)
2021 374,938人 52.21% 147634 38843
2017 386,677人 52.11% 154761 21874 18583(希望) 3133(労働者)
有権者数減少があったようで、小泉の得票数は減っている。得票率ベースで換算した場合ほど減ってはいない。レジ袋無償化廃止に関しては、選挙区の有権者は問題視しなかったようだ。
野党共闘効果については、前回の共産、希望、労働者分を加算し、有権者数減少分得票が減った感じである。
加えて神奈川10区では現職の共産候補が落選した。
―― 参考情報 ――――――――――
川崎左翼壊滅へ今後も戦う はたの君枝の落選は大きい
http://blog.livedoor.jp/the_radical_right/archives/53401407.html
川崎左翼壊滅へ(2)はたの君枝の落選は大きい
http://blog.livedoor.jp/the_radical_right/archives/53401481.html
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こうして眺めてみると、神奈川選挙区は、自民系で分析した範囲では甘利、義家が損をさせられたようだ。
甘利議員に係わる報道された事案の疑惑が問題だとするなら、帰化議員たちの反日政治行為も処罰対象とされるべきだ。
当然のことながら、帰化議員、外国籍のマスコミ社員による反日行為は、帰化取消しとするだけでなく、外患罪の適用対象とされるべきである。
長尾たかし候補の落選と重ね併せて考えると、国家としてのあるべき姿を指し示すことを含め、正しいことを正しいとストレートに主張した候補者が落選させられる点において、政治とは不条理な世界であることを改めて知る機会となった。
以上
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