■ 奨学金受給する日本人学生の割合
大体、半数以上の学生が奨学金を受給している模様。
そのうち、学生一人当たりの平均給付型支給額を(仮に)60万円とすると、40万人の日本人大学生が給付型奨学金受給の対象となっているものと考えられる。
▽▽▽ 引用開始 ▽▽▽
https://www.jili.or.jp/lifeplan/lifeevent/761.html
奨学金を受給している学生の割合

http://www.singakuouen.jp/15505498259810
1.高等教育(大学等)
1.高等教育の修学支援新制度(社会保障関係費として内閣府予算に計上し文科省で執行)
4882億円(新規)
(1) 授業料等減免制度の創設 2528億円(新規)
各大学等が授業料・入学金の減免を実施し、その減免に要する費用を国から措置する。
(非課税世帯に準ずる世帯の学生等に対しては、非課税世帯の額の3分の2の額又は3分の1の額を減免する。)
この金額は、国立大学や私立大学・短期大学が行う授業料等減免に必要な経費で、この他に公立大学・短期大学や私立専門学校に必要な分として地方財政措置で392億円が計上されています。したがって、地方財政措置を含めると約5274億円になります。
ただし、この制度の対象となるには、大学、短期大学、専門学校はそれぞれ一定の要件に該当することが文部科学大臣等によって確認される必要があり、文部科学省の公表(令和2年1月16日現在)では、大学・短期大学1054校(全大学・短期大学の97.1%)、高等専門学校57校(100%)、専門学校1690校(62.3%)が対象機関となっています。
(2)給付型奨学金の支給 2354億円(新規)
学業に専念するため、必要な学生生活費を賄えるよう支給する。
(非課税世帯に準ずる世帯の学生等に対しては、非課税世帯の額の3分の2の額又は3分の1の額を支給する。)
2 .貸与奨学金(貸与基準を満たす希望者全員に貸与を引き続き確実に行う。)
貸与奨学金
無利子奨学金 3114億円 518000人
有利子奨学金 7327億円 833000人
給付奨学金の支給額
https://www.jasso.go.jp/shogakukin/about/kyufu/kingaku.html
△△△ 引用終了 △△△
■ 学生数における、日本人、外国人の内訳。
日本人大学生数と外国人大学生数の合計値は大体290万人。外国人留学生数がわかれば、日本人大学生数が凡そ判明すると考え試算を行った。
その結果、凡その数字として日本人の大学生数は260万人、外国人留学生数が30万人と推定される。
▽▽▽ 引用開始 ▽▽▽
https://education-career.jp/magazine/data-report/2019/college-student-transition/
大学生数の推移

https://education-career.jp/magazine/data-report/2019/numbers-foreign-student/
外国人留学生数の推移

△△△ 引用終了 △△△
■ 給付型奨学金受給者比率の試算
・日本人大学生
260万人の日本人大学生に対し40万人が給付型奨学金受給となり、15%の比率。
・外国人留学生
外国人留学生の給付型奨学金受給者は、国費留学生と外国人留学生学習奨励費制度での受給者の合計値。
国費留学生受入数、外国人留学生学習奨励費制度による受給者はそれぞれ、9000人弱、11000人となり、合算すると2万人。
外国人留学生数が30万人なので、約7%の比率となる。
国費外国人留学生制度においては、中国人留学生が大半を占めているのではないですか。
https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/ryugaku/1338568.htm
私費外国人留学生学習奨励費給付制度
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo4/007/gijiroku/030101/3-4.htm
■ 結論
日本人学生に対する給付型奨学金制度が拡充された時点において、外国人留学生が日本人大学生よりも優先的に給付型奨学金が受給できる制度とはなっていないと推定される。
以上