松野官房長官「軍事支援の文脈におけるものと推察」“支援提供国への感謝”示す動画、日本の記載はなし
https://hosyusokuhou.jp/archives/48925296.html
日本はATMとしてだけ評価されていることになる。ウクライナ首相が、国会演説で期待した理由を知りたいところである。ウクライナ首相あるいは取り巻きの人たちに日本に対するこだわりがあったような気がする。
ただ、ウクライナ政府は、日本の身代わりとなって大国ロシアと戦闘継続していることに変わりはない。ロシアが北海道に軍事侵攻する機会を遅らせた可能性は十分ある。
従って、ウクライナ外務省のリストから漏れたことでがっかりすることはない。過剰に期待されればされるほど、ロシアの憎悪は日本に向うからだ。
同時期、自衛隊機による支援物資のインドからの輸送がインド政府の拒否に遭い、不可となった。イギリスの首相はインドのロシア製兵器依存についてインド首相と協議したのに、前月にインドを訪問した岸田首相はインドの首相と何を協議していたのか。
イギリスの首相は、日本の輸送機の件を実現するつもりで、日本政府の代わりにインドの首相と会談していた可能性は十分にある。
自衛隊機、印から輸送断念 ドバイのみに 政府、新たな輸送計画提示
https://www.sankei.com/article/20220426-PFFDDG4U2FIITD3KW34CKOSFNY/
日印首脳会談終わる ウクライナ侵攻を協議
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA171QN0X10C22A3000000/
ウクライナ侵攻 英首相訪問、印の対露依存抑制狙う
https://mainichi.jp/articles/20220423/ddm/007/030/086000c
岸田首相は安倍晋三のように、安全保障上の新規の重要提案をしたことがない。よって、インド政府にとって都合悪いことが少しでもあると岸田政権時代は何を言おうと無視されると考えなくてはならない。
この点については、佐藤正久議員の発言を参考としたい。
▽▽▽ 引用開始 ▽▽▽
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_policy_PFFDDG4U2FIITD3KW34CKOSFNY.html
26日の自民党会合で、佐藤正久外交部会長は「政府が生煮えの調整の状態のものを部会にかけることはあってはならない。政府・与党間の信頼関係にも影響を及ぼしかねないふざけた話だ」と批判。出席議員からは、インド政府から拒否された経緯について説明を求める意見のほか、ウクライナへの食料支援を求める意見も出た。
△△△ 引用終了 △△△
外務省(林外務大臣)のチョンボと言いたげな感じである。
一連の流れを追うと、有事並の政治状況で、各国政府からみて「突破口」を切り拓くような新規の提案ができない首相は相手にされないし、そういう意味で、インド政府は首相交代を暗に示唆したとみるべきかもしれないと思いつつある。
要するに重要な決断ができない政権の依頼など、無視されるということである。
以上