自治体の賠償責任問題? 川崎大規模停電事案

日曜日に川崎市中心に大規模停電した事案の原因についての報道を読んだ。
一見受注した工事業者だけが悪いような書きぶりだが、発注者である川崎市が工事会社に対する図面等の提供および現場での(詳細位置)確認立ち合いを怠った可能性が強い。



停電の原因は水道管工事 川崎市発注、送電線損傷
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUE17CRD0X10C22A5000000/

小田急線も止まった停電の原因は…川崎市の水道工事 東電に連絡せず、地中の送電線を壊す
https://www.tokyo-np.co.jp/article/177942

神奈川7万戸停電、原因は水道管工事のミス…地中の送電線の位置チェック怠る
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/e7-a5-9e-e5-a5-88-e5-b7-9d-ef-bc-97-e4-b8-87-e6-88-b8-e5-81-9c-e9-9b-bb-e3-80-81-e5-8e-9f-e5-9b-a0-e3-81-af-e6-b0-b4-e9-81-93-e7-ae-a1-e5-b7-a5-e4-ba-8b-e3-81-ae-e3-83-9f-e3-82-b9-e2-80-a6-e5-9c-b0-e4-b8-ad-e3-81-ae-e9-80-81-e9-9b-bb-e7-b7-9a-e3-81-ae-e4-bd-8/ar-AAXnhxc



報道されている事実から、工事業者は東電との立ち合いを怠ったとされる。川崎市水道局は発注工事の監督体制を見直すとしている。

しかし、この種の業務経験者なら、立ち会い確認して十分とは言えないことはすぐにわかる。
なぜなら、川崎市の道路部署には、敷設された地下送電線図面が保管されているはずであるからだ。
川崎市水道局は、道路部署から図面を取り寄せようと思えば取り寄せ、業者に事前に手交できたはずである。そのうえで、工事実施日に、川崎市水道局、工事業者が所持する地下送電線図面と当日東電が工事現場に持参した地下送電線図面を突合せ、同一の設備図面であることを確認し、そのうえで、工事実施位置を三者で確認すべきと考えるのである。

つまり、発注者、工事業者、東電三者で、共有化された図面での確認、工事実施位置の確認を徹底すべきだった。

立ち会い確認だけでは十分でなく、図面照合を加えることでダブルチェック体制とすべきだったのである。


▽▽▽ 引用開始 ▽▽▽

https://www.tokyo-np.co.jp/article/177942

市によると、発注時の仕様書では地中に送電線などがある場合は、電力会社立ち会いのもとトラブルを避けるための施工協議を行う必要があったが、受注業者は東電への連絡を怠り、東電の立ち会いはなかった。
 当日の工事に市担当者が立ち会い、進捗しんちょく状況の報告も受けていたが、市側も東電との協議がないことを見落としていた。市は今後、市発注工事の監督体制を見直すとした。この停電の影響で、小田急線が一時運転を見合わせ、帰宅の足が大きく乱れた。


https://www.city.kawasaki.jp/800/page/0000091245.html

麻生区にある下水処理場(麻生水処理センター)内の受変電設備更新工事で、電気設備の撤去作業中に地中電線ケーブルを破損したことにより漏電が発生し、平成29年9月13日水曜日12時20分頃、麻生区上麻生6、7丁目の約700軒が停電した事実が確認されましたのでお知らせします。今回の停電で、近隣の皆様にご迷惑をおかけした事を深くお詫び申し上げます。
なお、現在のところ停電による人的被害の発生は確認されておりません。

△△△ 引用終了 △△△


いずれにせよ、停電および送電線損壊に係わる賠償額は相当な額になりそうである。川崎市水道局職員ならびに直属の上司の懲戒処分は避けられないのではないか。

さて、私個人は、住民に悪影響ある事態となっても、「自分の仕事ではない」と逃げ回る自治体職員がもたらす、ちょっとした地域の困り事の最終処理を目指している。

そういうこともあり、自治体職員のいい加減な対応ぶりは、各地の住民がきちんと記録し、地域社会大で共有化するなど、自治体監視強化の必要性を痛感しているところである。


以上

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