安倍元首相が逝去されました。ご冥福をお祈り申し上げます。
記者会見に臨む岸田首相は、とても悲痛な表情に見えました。
安倍元総理の逝去についての会見
https://www.kantei.go.jp/jp/101_kishida/statement/2022/0708kaiken2.html
私は、第一次そして第二次安倍政権の支持者でした。
第一次政権時代は、教育改革は実現しましたが、戦後レジームからの脱却を宣言したのがアメリカの支配者にとって都合が悪かったようで、体調不良もあり政権を降りざるを得なくなりました。
第二次政権時代は、アベノミクスを掲げ、雇用と景気を好循環に導きつつ、忙しい国会日程にもかかわらず地球儀外交を実践、歴史認識問題は慰安婦問題に係わる日韓合意と安倍談話でケリをつけました。
安全保障問題については、集団的自衛権の解釈変更等、着実な進展がありましたが、改憲は実現できませんでした。これを、安倍首相の責任だとする言論人が居ましたが、(官邸向けの提言書や陳情書を書かない)言論人の批評など読むに値しないと思っています。
政治家安倍晋三は、円高、民主党政権によって疲弊した経済を立て直しつつ、国家の大枠を固め、日本の外交的地位を高めた、有能な政治家でした。
歴史書的には、政治的不満分子の凶弾に倒れたことになります。そのことについては後日ふれたいと思います。
第二次安倍政権は、第一次政権時代と比較し、安定した政権運営が続きました。選挙が特に強かった。すべての人に配慮した優しい時代が続きました。
特に、トランプ大統領来日した時の楽しそうな安倍首相の表情は忘れられません。二人は意気投合する同志であり仲間だったのでしょう。
官邸を去る安倍首相には、やり遂げた雰囲気がありました。第二次安倍政権は、第一次政権でやり残したこと、中川昭一先生の分まで頑張って欲しいと思っていたので、「安倍首相が首相をやりたい、首相を続けたいと思っている期間は、安倍政権を支持します」と拙ブログは書きました。
首相ご自身が拙ブログをご訪問されたかどうかはわかりません。
こんな形で人生が終わり、(歴史に残る、有能な)政治家がいなくなることは残念なことです。
遺影は、官邸を去った日の姿を選ばせていただきました。
https://www.kantei.go.jp/jp/98_abe/actions/202009/16soujisyoku.html