自分の身は自分で護るという発想

本稿は、元首相暗殺事件の再発防止対策の視点から纏めたもの。


本題に入りたい。

官界は、こぞって警察対応の不備を指摘している。



警察庁「銃声が聞こえたら要人を伏せさせる、という対応要項はあったが誰も守らなかった」「2回目の発射まで3秒近くあった。警備にあたる警察官なら対処しなければならなかった」
https://hosyusokuhou.jp/archives/48930346.html

安倍元首相を警備していた警察官が対応要領に沿った行動をとっていなかったと判明、警察庁が検証を進めている模様
https://you1news.com/archives/59709.html



さて、安倍元首相が安全保障外交の専門家であることを否定する人はいない。

安全保障の専門家なら、防御しにくい場所を活動の場に選ぶであろうか。
奈良の暗殺場所を眺めてみたい。

https://news.yahoo.co.jp/articles/09fe570e531ebd24361bcf62aba71875c0f24be5/images/000
演説場所.jpg



その場所が防御に適した場所だったのか否か。
奈良県の自民党支部そして安倍元首相が、効果的な街宣活動を優先するために、暗殺されやすい場所を選び続けてきたようにしか見えない。
こんな場所を街宣場所に指定されて、安全保障の専門家として納得したのであろうか、、、

ちなみに、官邸にドローンが墜落したこともあった。


安倍元首相銃撃 警備にあたっていた現場の警察官、要人を警護する際の対応要領に沿った行動とらず =ネットの反応「安倍さんが総理の時の2015年、ドローンが首相官邸の屋上に墜落しても2週間誰も気づかなかった… 悲しいかな、これがこの国の危機管理なんだよ…」
https://anonymous-post.mobi/archives/20369


社会人になった頃、先輩社員たちが研修の場で繰り返し語った言葉があった。それは、「怪我と弁当は自分もち」だった。

怪我というものは、自分がその場所を選ぶ限り対応した人が直面することなのである。

世界の危険地帯、ヒグマがゴロゴロいるような場所を単独で歩行する人なら、感覚的にわかるはずだ。
360度周囲をあたり見渡しつつ、聞き耳を立て、行動することは必須、、、
全身総毛立つような場面が連続するはずである。

安倍元首相はどうだったか。襲撃直前まで、いつもどおりにこやかに思いやりがこもった演説だったように見える。安全保障の専門家にしては油断はなかったのか。


暗殺事件を受け、警察上層部の人事刷新(総入れ替え)があるようだ。

警察庁長官、警視総監、奈良県警本部長更迭か
http://blog.livedoor.jp/rbkyn844/archives/10095084.html


私が述べていることは結果論かもしれない。
今さら対策したところで、亡くなった人は帰ってはこない。

何を言いたいか。

今までがぬるま湯警護過ぎたのである。緊張感が足りなかったのである。

武装襲撃を企てる人からみて、隙だらけのような気がする。それは、警護を担当する警察だけではない。党も事務所も警護対象の本人も。

SPがだらけているように見えたら、元首相と行動を共にする「私設SP」が喝を入れる体制であるべきだったように思う。元首相なのだからその類の要望くらいは言えたはずである。

最低限私設SPは確保すべきだった。なぜなら国際社会から要人とみなされる政治家だったからである。

安全保障外交の専門家であるなら、なおさら自身の警護にも細心の注意を払っていただきたかった。安倍事務所の方からは、街宣場所は(危険な追っかけ活動家対策がいるため)直前まで分からないようにしている、、、との話を10年くらい前に伺ったことがある。

ひょっとすると、危険な追っかけ活動家は今回の暗殺容疑者の他に、10人くらいいたのではないか。たまたま奈良では未遂に終わったとしても、いずれ、、、の可能性がある。

だとすると、SPの警護以外に、場所の選定、警護体制、警護施設の充実にもっと前から取り組むべきだった。

プーチンほどではなくても、SP警護を受ける政治家なら、自身の警護について、SPの問題だけにせず「人任せにせず自身として対応強化すべき点」があったのではないか、と言いたいのである。


以上

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