アメリカ諜報界世界支配シナリオ

この7月から各国で起きた異変をおさらいしておきたい。


■イギリス

ウクライナ支援派の筆頭格のイギリス首相が辞任。辞任は「そういうものだ」、「仕方がない」との言葉を残した。この時期に集中的に不祥事発覚させることが予定されていたのであろう。


英ジョンソン首相 閣僚3人 高官40人超辞任表明 政権運営厳しく
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220707/k10013705611000.html

イギリス首相の辞任スピーチ、表現がムズすぎて英語ネイティブも「どういう意味?」
https://www.buzzfeed.com/jp/rinyoshitani/boris-johnson-thems-the-breaks-meaning



■アルカイダ指導者暗殺

手口からして、7月中に殺害作戦実行予定だったのではないか。

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「宮崎正弘の国際情勢解題」 
      令和四年(2022)8月9日(火曜日)
          通巻第7427号
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 ザワヒリ暗殺は六枚刃の忍者ミサイルR9Xが使われた
   パキスタンの秘密CIA基地からミサイルを発射した形跡
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アルカィーダの首魁とされたザワヒリの隠れ家がカブールにあった。
毎朝、バルコニーに出て読書などしていることを突き止めていたCIAは、2022年7月31日6時18分、空中で待機していた無人機からヘルファイアー(空対地ミサイル)を二発撃った。ザワヒリは死んだ。

ザワヒリ暗殺は六枚刃の忍者ミサイルR9Xが使われた。ミサイル自体は1・8メートルで、弾頭に火薬を装填せず、鋭利な六枚刃。これが回転して目標をねらう。通称「忍者」ミサイルと言われる。

米国の「NPRラジオ」などは、ザワヒリを狙ったドローンはキルギスタンの空港から飛翔したとつたえた。アフガニスタン戦争の兵站として一時期米海兵隊2000名がキルギス空港に駐屯していたことは事実である。

パキスタンの有力紙「ドーン」はパキスタンの秘密CIA基地からミサイルを発射した形跡があると報じた。
このこととパキスタンの対米、対中政策といかに絡むかと言えば、CIAは2021年8月に撤退後のアフガニスタン情報をパキスタン軍を通じて得ていた。そのうえドローンはパキスタンの秘密基地から飛翔させたようである。

パキスタンの対米協力の交換条件?
IMFにパキスタンは多額の緊急融資を要請している。IMFの融資決定を最終的に判断するのは米国である。
    □☆□☆み□☆☆□や☆□☆□ざ☆□☆□き☆□☆□
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「宮崎正弘の国際情勢解題」 
      令和四年(2022)8月5日(金曜日)
          通巻第7423号
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 タリバンのアフガニスタンに潜伏中のザワヒリ。CIAがドローンで殺害
   米国はCIAへのスパイ網をアフガニスタンで維持していた
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 ザワヒリの隠れ家がカブールにあり、かなりの豪邸で、家族が同居。そして毎朝、バルコニーに出て読書などしていることを突き止めた。
 CIAは祈祷瘤を顔写真モニターなどで確認し、ザワヒリ容疑者と断定、無人機からヘルファイアー(空対地ミサイル)を二発撃った。

 ドローンは空中で待機していたことになるが、周囲のアフガニスタン人は何を見ていたのか? タリバンには防空能力がないのか。911テロ事件への報復はこれで終わったのか、どうかは別として、いくつかの疑問が浮上した。

 第一にタリバン政権は過激派テロリスト組織はアフガニスタン国内にいないと何回も宣言し、資産凍結の解除を訴えてきた。しかし過激派は静かに潜伏していた。

 第二に過激派が隠れ家を獲得できたという実態は、タリバンとテロ組織との癒着、というより、アフガニスタンの再過激派ハッカニ集団と親密な関係を示唆する。

 第三にCIAは、どのようにして2021年8月に撤退後のアフガニスタン情報を得ていたか。CIA細胞が残置していたからにほかならず、また無人機を飛ばす秘密の拠点がアフガニスタン国内に存在する筈である。

 第四にパキスタンの動きが、依然として不明瞭である。パキスタン軍は、こんかいのCIA作戦に協力したのだろうか?
       □☆□☆み□☆☆□や☆□☆□ざ☆□☆□き☆□☆□
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■FBIによるトランプ氏宅捜索

異例ともいえるFBIによるトランプ氏宅捜索は、間近に控えているアメリカ中間選挙対策であることは確定的。

トランプ氏宅FBI捜索に猛反発 共和党「司直の政治化だ」
https://www.sankei.com/article/20220810-XLQNGTP7NRNNBL3I2RNB5OCR7M/



■安倍元首相暗殺は、当初から予定されていた?

各国で起きた事を並べてみると、安倍元首相暗殺は、スケジュール上予め7月に実施予定だった可能性がある。


安倍元首相暗殺の深層
https://jisedainonihon.exblog.jp/32138412/



つまり、7月に起きた、イギリスの政変、安倍元首相暗殺、アルカイダ指導者暗殺は、アメリカ諜報界の生き残りのために?計画され、実行されたと考えるのである。

トランプ私邸捜索は、日英、アルカイダ作戦が成功したので、最終仕上げとして実行された可能性が高い。

アメリカ諜報界は世界を支配する勢力となりつつあるようだ。

以上

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