しかし、ここまでくるのに、立場上、すべての情報を知り得るはずの自治体職員から情報を得ることはなかった。問合せしても何だかんだ理由をつけて回答を拒み、常識を疑うような発言が相次いだ。
当初腹が立ったが、いずれこの担当者について白黒つける前提で、どういうやりとりがありどういう発言があったか、メモをつけ記録として残すことにした。
いろんな部署への問合せの結果、三種類の反応を示す自治体職員がいることがわかった。
①住民が知らせた情報だけにこだわらず、状況を正確に把握しようと取組み、住民側が予想しない(役立つ)情報を提供してくれる自治体職員
②住民から問合せしたことについて、問合せした中で知っていることについてのみ回答いただける自治体職員
③住民が問合せしたことについて、知っていても知らないと言い、住民が調べて欲しいといっても(自分がミスが表面化することを怖れ)何だかんだ理由をつけて対応せず、こちらの言い分を是が非でも認めようとせず、住民からみて暴言レベルの問題発言が続出する自治体職員
私が対応した自治体職員は、上記③に分類される。一言で言うと、全国的に有名となった旭川いじめ事案の担任教師、教頭みたいな人たちである。
文句を言っても先に進まないので、自治体からの情報提供されることはないとの前提のもとで、この事案に係わった中で最も信頼できそうな企業を窓口として対応を進めることにした。
その結果、抜本解決レベルではないものの、それなりに解決できそうな見通しを得た。
その状況で、自治体問題職員との対応措置を思案する余裕が生まれた。
①問題自治体職員について懲戒処分に相当するかどうか調査しつつ、証拠情報を整理
②問題自治体職員の上司に対し、郵送等で問題自治体職員との対応メモを送付
③問題自治体職員の上司に対し、自治体職員の対応に問題があったこと、以降の対応について、この問題自治体職員とは対応しないことを連絡
これらの対応を通じて、問題自治体職員の上司は、何が起きていたのか理解することとなった。
一連の粘り強い対応が功を奏し、悲観一色だった当初の状況が変化しつつある。
ちょっとした電話対応レベルの事でも後々に備え、対応メモ作成し記録文書として保管する重要さを改めて認識した次第である。
以上