助けあえない日本人女性、女性間の「分断」が進んだ背景は?他国に比べて女性間の連帯が弱いのはなぜなのか
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さて、ポリティカル・コレクトネスが、社会を細かく分断し、対立軸を増やして紛争を煽るための策略として機能していると、馬淵睦夫は指摘している。
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日本人が知らない世界の黒幕 メディアが報じない真実
馬淵睦夫
先進国内で紛争を起こすためのポリテイカル・コレクトネス
構造改革とは伝統的な制度を潰すということです。伝統ということが失われれば混乱が生まれ、政権奪取の闘争が生じやすくなります。
後進国においては、ブレジンスキーの三段階のレジーム・チェンジ政策が採用されますが、先進国においてはどのような作戦がとられるでしょうか。私たちはうかつにもここにあまり注意してこなかったように思います。先進国においてレジーム・チェンジは、ポリティカル・コレクトネスによって画策されるのです。
ポリティカル・コレクトネスは政治的妥当性などと訳されています。言葉や行動に差別的な意味や誤解が含まれないように政治的に適切な用語や政策を推奨する態度、などと説明されています。
トランプ大統領が就任後初めてのクリスマスに、次のような内容のツイートをつぶやいて話題になったことがあります。
「人々は”メリー・クリスマス”と再び言えることを誇りに思っている。我々が大切にする美しい言葉に対する非難に反対できることを、私は誇りに思う。メリー・クリスマス」
クリスマス休暇の時の挨拶は「ハッピー・ホリデー」という言葉を使うべきだという論調が高まっていたのです。キリスト教徒ではない人たちが気分を害するだろうから「メリー・クリスマス」は使うべきではない、というわけです。これがポリティカル・コレクトネスの代表例です。
ポリティカル・コレクトネスとは、少数派優遇政治のことです。アイデンティティ・ポリティクスと言う人もいます。
少数派優遇政治と言えば耳によく聞こえます。しかし、その実態は、あえて少数派をつくりあげて多数派と対立させ、そこに支持基盤をつくろうという政治的な作戦です。
ポリティカル・コレクトネスは、少数派と多数派を分断します。そこには紛争が生じます。2020年にアメリカに渦巻いた、人種差別反対運動とされるBLMの運動は、もともとは純粋な人種問題の側面もありますが、紛争を起こすために使われているという側面が今はよほど強いのです。
たとえばポリティカル・コレクトネスは、男女に差があってはいけないと主張して、女性と男性を分断します。実際には、法律上男女差別はなく、また人口で言えば女性の方が多いのですが、女性を社会的に少数派の扱いをします。
中略
ポリティカル・コレクトネスは、様々な分野で「少数派と多数派」、「被害者と加害者」などと観念上一般化して、社会を細かく分断し、対立軸を増やして紛争を煽るための策略です。この理論的裏付けがフランクフルト学派の「批判理論」という戦術です。
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上記では、BLMの運動の原点がポリティカル・コレクトネスだったと紹介されている。
実際、前回大統領選挙の時期、BLMの暴力的活動が激増した。暴動の結果、廃墟同然となった通りが存在した。
社会が細かく分断されて最も得する勢力は何であろうか。
キリスト教を筆頭とする宗教である。社会が不安に満ちたものに変質、紛争が増えれば増えるほど信者数と献金が激増する。
ポリテイカル・コレクトレスのスポンサーはひょっとすると宗教団体かもしれないと思うほどである。