国際的に評価された二人の日本人

明治以来、国際的な評価が高い日本人が二人いる。

一人は、新渡戸稲造。武士道を書いたことが評判となり、国際連盟の事務次長を務めた。

もう一人は、安倍晋三。安倍晋三暗殺直後の各国首脳の反応から、日本史上最も偉大な政治家であることがわかる。


安倍元首相国葬に賛成します
https://jisedainonihon.exblog.jp/32281666/


吉田茂は国葬だったが、私は安倍晋三は政治家として吉田茂よりも格上の存在とみている。

さて、武士道を遺した新渡戸稲造と安倍晋三。

共通点がないか。いろいろ思案した結果、戦前の名著「皇室と日本精神」(辻善之助)に答えが載っていると考えるに至った。

▽▽▽ 引用開始 ▽▽▽

日本精神という語は、近頃盛んに用いられるようになったが、その解釈は之を用うる人によって区々である。予の考によれば、日本精神は即ち国民の自主的精神であり国民自覚の発露である。之を詮じつめれば即ち国体概念に外ならず、又皇室中心主義がそれである。この皇室中心主義は、すなわち日本国民精神の中枢であり国民活動の源泉である。二千余年来皇室を中心として、その御指針により、国民が渾一体となって活動した。之に依って我が国民はあらゆる外来の文化を摂取し、之を咀嚼し、之を消化したのみならず、又多く外来民族の帰化を受入れて、よく之を同化し、その文化を融合して、独特の光を輝かし、各時代に亘って特異なる文化の諸相を発展したのである。

抑々我が帝国の國體は、天照大神の神勅によって、その基を定め、古くより我が国民の理想として懐き来ったもので、奈良時代に『日本書紀』の編せられた時に、これをその文字に書き現わしたものである。

然しながらその理想の実現には、長い年所を経、その間自ら消長のあるを免れなかった。総じて之を観れば、この精神の伸びる所、この理想の発揚せらるる時、内にありては国体観念の発達すると共に、外に対しては自主的外交を以て国威を耀かして居る。

中略

要するに、日本精神は、皇室を中心として、国民の一致団結の中に養成せられたものであり、長い年所の間に鍛錬せられたものであって、この精神の発揚せられた時、内には国体意識が益々明かになり、外に対しては、自主的態度を以て、よく国家の体面を維持し、内外相反映して以て国光を輝かしたのである。

△△△ 引用終了 △△△

新渡戸稲造が評価されたのが武士道精神だとすると、安倍晋三が国際的に評価されたのは、(戦前流行語レベルで語られた)日本精神を体現しようとした政治家だったことが影響していると考えるのである。


以上

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