真正保守に足りないもの

私が知る真正保守の方々は、とかく物事を批判的に見たがる傾向にある。それでいて、彼らは現状を変える目的で、官邸に陳情書を提出するわけでない。陳情書を出さないことは行動力がない証左となる。


真正保守を語ってきた方の10年前のブログは批判文で溢れていた。


スキル的には、提言力、行動力がないことになるが、「大人のお作法」(岩下尚史)を読んでいて、褒めるスキルが不足していることが今回わかった。

▽▽▽ 引用開始 ▽▽▽

他人を素直に、上手に褒めることは、弱い人にはできない。
ほんとうに強い人でなければ他人を、それも身近なー顔の見える的を含めてー何の躊躇もなく、真っ直ぐに褒めることはできないのではないかしら。
逆に言えば、気弱な人ほど、他人の非を責め、嘲笑漫罵することに性急です。
わたくしは、この人は強いか、そうでないかを判断するときに、その人の知り合いに何かの喜びごと、たとえば昇進とか受賞とかがあった場合、晴れやかに、心から素直に祝福することのできる人かどうか、その一店を見ることにしています。
とくに男の場合、その知人との付き合いが古ければ古いほど、それまで意識していなかったような妬心が生じがちで、祝福の言葉のどこやらに、暗いわだかまりが混じるものです。

△△△ 引用終了 △△△


真正保守を名乗るのだから、強い人とばかり思ってきたが、批判ばかりしている(真正保守)人は、スキル不足の気弱な人が多いのかもしれないと思いつつあるところである。

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