正確な戦争報道が決定的に少ない問題

ウクライナで日々起きている戦闘報道、戦争プロパガンダなのか真実の情報なのか、判断しかねる状況が続いている。

どうしてそう考えるか。

海外特派員たちが
①現地紙の報道をそのまま引用する形で報道する
②現地の報道記事をパクっていることを知らせず出所不明記事を書く
ことが常態化しているためである。

同様のことは、海外分野を得意とするシンクタンクでも起きている。彼ら自称専門家は、出所を明らかにせず、現地語の書籍ないし現地報道記事をネタ本としていることを隠しつつ、調査レポートを書いていることがままある。海外分野の調査員の正体は翻訳家に過ぎない。

ポーランドにロシア製ミサイルが落下した件はどうだろう。

一時期、第三次大戦を予感させる報道が続いた。しかし、時間の経過とともに、迎撃ミサイルが落下したとの判断に変わった。

好戦的かつ戦争ビジネス好きなゼレンスキーもダンマリせざるを得ない。

一連の経過は、以下の分析記事で参照可能である。


ウクライナ戦争を世界大戦に発展させる
https://tanakanews.com/221119ukraine.htm


誰かが、ポーランドとウクライナを煽動、、、第三次大戦勃発をけしかけた、、、可能性はある。

そのことを上記記事は示唆している。

田中氏は書きながら入れ込む癖がある。中途半端な内容では妥協しない性格なのだろう。無料でこれだけの情報を配信することについて素直に感謝したい。
ただ、入れ込み過ぎて、後半部分を読み続けることは難しい。前半部分だけならバランス感覚溢れる仕上がりである。

この記事と日本のマスコミ報道と比較したい。
このレベルの情報を日本の新聞社、通信社で配信したのは果たしてあるのか。

皆無のような気がする。そもそもたくさんの出所情報を示した記事は、紙面の制約などからほとんどない。

そして、新聞記者は学歴的に文学部卒が多いと言われる。

文学部卒が得意とする小説レベルの文章作成能力と、ビジネス文書上の文章作成能力は大きく異なる。前者はやや情緒的かつ冗長、後者はやや論理的かつコンパクトな文章となることは必然。


上記田中氏の記事と比較すると、今の日本のマスコミ記事から得られる情報の質の低さに愕然とせざるを得ないのである。

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