Wikipedeiaでの紹介文を一読したい。
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https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%83%96%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%90%E3%83%83%E3%82%AF
サム・ブラウンバック
サミュエル・デール・"サム"・ブラウンバック(1956年9月12日 - )は、アメリカ合衆国の政治家。2008年アメリカ合衆国大統領選挙で共和党の予備選挙にも出馬した。共和党所属で政界きっての保守派で、ローマ・カトリックの信者である。
政策
内政
社会的には妊娠中絶・同性結婚に反対している。
外交・安全保障
孤立主義の傾向が強いキリスト教原理主義者にあって、介入主義的である。
イラク
アメリカ同時多発テロ事件後の2001年アフガニスタン紛争終息後はジョー・リーバーマン、ジェシー・ヘルムズら9人の議員と共にイラクを対テロ戦争第2幕にするよう、ジョージ・W・ブッシュ大統領に提案し、2003年のイラク戦争開戦のきっかけを作る。イラク占領後は民主党のジョー・バイデン議員と共にイラクをシーア派・スンニ派・クルド人に分割し連邦国家として統治させる法案に賛同している。
北朝鮮
独裁体制と人権侵害を厳しく批判している政治家でもあり、拉致問題の国民大集会にもVTRで参加したこともある。
ウイグル人問題
2020年2月にドナルド・トランプによって国際信教の自由を担当する特使に就任し、ダライ・ラマの後継者選びやウイグル人の拘束問題を通じて中国政府の姿勢を批判した。このため2020年7月には、アメリカ政府が中国政府高官に対して行った制裁措置への対抗として、中国政府より査証発給制限や資産凍結処分を受けている[2][3]。
米国際宗教自由大使、中国共産党による宗教弾圧を批判 「傍観者になるつもりはない」
https://www.epochtimes.jp/2020/10/63997.html
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言っていることはどれもまとも。ただし、彼は宗教家として活動している。
「アメリカを動かす宗教ナショナリズム」(松本佐保)は、カトリックの保守派、リベラル派についてかく分析している。
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カトリック、特にカトリック・リベラルは、福音派の宗教保守や右派と接近することを拒んでおり、イスラエルの首都問題には強く反対している。エルサレムは三大宗教の聖地であり、ユダヤ国家であるイスラエルが独占することはイスラムとの宗教間対話の妨害になる。またカトリックの聖地でもあることから、ユダヤ・キリスト教シオニストに独占されることへの危惧もある。さらにこうした反イスラム的な政策が中東における少数派キリスト教徒への攻撃の口実となり、その命を危険にさらすとして反対している。
アメリカのカトリック教会は、「伝統派」を含む保守とリベラルに分かれ、また信者をカトリックから福音派に改宗させる宣教活動にも懸念を抱いている。プロテスタント福音派とカトリックの間では、特にヒスパニックをめぐる信者の奪い合いが起きている。カトリック教会のリベラルは包括性をアピールするが、それは宗教組織にとって究極的には信者数の増大や維持が重要な目標であるからなのだ。
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カトリックは保守派もリベラルも妥協を許さないスタンスを選んでいることがわかる。
プロテスタント福音派は政界ではイスラエル支持の保守派であるが、カトリック保守派も負けず劣らず、全方位的に妥協しない方針のようだ。
共和党を支持する、プロテスタント保守派(福音派)、カトリック保守派が政治に深く関与する限り、宗教家が紛争の引き金をひくことは避けられないようである。