とある中央省庁に問合せた際、官僚から、提出した文書が提出先でぞんざいに扱われない方法として、簡易書留で送付する方法があるとの情報を得た。
半信半疑で、とある行政機関に対し、簡易書留で陳情文書を提出した。
すると、正式な対応窓口の役職者名で、丁重な文面のハガキが届いた。後日文書回答するとの内容だった。
保守活動界では、地味な文書ではなく、抗議文書や公開質問状等の提出が注目、評価されやすい。しかし、いたずらに(保守愛国派なら、売国奴でないなら、こうすべき、ああすべきという趣旨で)主張することなど、精神論や危機を煽る論理では、行政機関は動かない。
むしろ、法律をきちんと読み解釈しつつ、行政機関内で文書決裁される「第三者が読んで納得する、冷静な論理的シナリオ」を準備する必要がある。
簡易書留にすると郵送料が余計にかかる。通常郵便で1通400円前後、簡易書留で1通700円前後となる郵送料負担は正直重荷だが、困り事を速やかに解決し、少しでも早く解決したい気持ちから、郵送での陳情書提出を続けた。自民党本部、複数の野党議員にも提出した。
問合せ箇所は全部で10箇所を超えた。郵送で陳情書等提出したのは十数回。郵送料だけで5000円突破。プリンターで延べ1500頁前後印刷、黒のプリンターインクカートリッジは3本消費した。
結果は楽観できないが、郵送での陳情書提出経験は正直自信になった。
保守ネット界では一時期官邸メール作戦が流行したが、重要陳情文書であればあるほど、簡易書留での郵送提出が良いのではないかと思いつつあるところである。