円安加速すると、円安を困った事象と捉える悲観的記事だらけとなる。
円高時代もそうだったはずだ。何か大きな変動が起きると、日本は悪い方に進む、そういう発想しか持てない、マスコミ記者は未熟な人たち揃いである。
自分で分析する習慣があれば、マスコミ記者の書いた記事などほとんど参考とならない。
一例を挙げたい。
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http://blog.nihon-syakai.net/blog/2022/11/13964.html
〇一方で脱米を進める日本
米国の意向を汲んだ政策といった意味では、欧州と並んで日本も同様なものであると思われますが、日本は英国と違った方向に向かっています。円安が止まらず物価の上昇は続いていますが、低金利を維持している日本。米国の意向になしにドルとの金利差を調整できない関係にあるとは思いますが、先日に日中でドル売りしたことから実は中国を後ろ盾としての動き代があるように思います。金利を上げることで円安の緩和になるといった意見もありますが実際には、金利を上げる事は負債高を増やすことになり自滅することになります。そのため現段階ではおとなしくしている日中。
円安が進むことで日本国内ではこれまで安く販売できていた海外産が、国産よりも高くなるという逆転現象が起こっています。わかりやすい事例で言うと、精肉においては安全という意味では日本製を買いたいけれども価格という面で海外産を購入していましたが、今後は海外産を購入する理由はなくなり国産品に移行していく事になります。エネルギーについてはロシアとの関係も進めており、円安の陰で確実に米国からの自立を推進しています。
〇脱米に成功した国々が台頭してきている世界の勢力図
今回は英国と日本の状況を比較してきましたが、結論としては英国に比べて日本は着実に米国からの自立に向けて進んでいる事かわかります。日本は既に米国から自立した中国やロシアといった関係を持ちつつも、米国の意向に沿った政策の中での抜け道を上手く利用して脱米を進めていることがわかります。
※日本との関係についてはまだ明確に掴めていませんが、サウジアラビアなどエネルギーを保有している中東諸国も脱米に成功し台頭してきている点は注目。
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今回の円安、日本は脱米のきっかけとなるのか。日英伊での戦闘機開発は、脱米の一つのモデルとなりそうだ。
他に今までになかった動きもあった。
・米国債売却
・防衛費大幅増
・半導体製造工場建設
・海外製造から国内製造へのシフト
円安を悪い事、円安の悪い影響しか書かない、書けない、マスコミ記者の言う事など参考とする必要はない。
読むべきなのは、新聞ではなく本(良書に限る)である。
本には書評が付きまとう。悪書なら悪評だらけ。良書なら五つ星。書評が無い本は敢えて評価するに値しないか、地味な本となる。
新聞記事が記事単位で読者評を受け付ければ、新聞も変わる気がするのであるが、文学部出身者集団が政治、社会、経済、金融を論じても説得力ある内容とならないことは明らかである。