謙虚に学ぶということ

自分から進んで学ぼうとしない親が、子供に対し異常に勉学を強いる行為について苦言を呈する話がある。
学ぶ楽しさを知っている親なら、そういうやり方はしない。


大人が学ばない社会… 東京大名誉教授 伊藤元重
https://www.sankei.com/article/20221226-GW3MWHZADBKTJAMA2N5CQ4EOGE/



企業においては、社員に対し中身のない研修企画する、研修担当のスキルの低さが指摘されている。大して教えることもないのに偉そうに振る舞うから、社内で馬鹿にされる存在となるのだ。
相手にしてくれるのは新入社員それも入社後半年くらいまで。

学ぼうとしない姿勢の人の言葉は説得力があるはずがない。


今年1年、出会った本の中で、これは!と思った本が一冊ある。

福田恒存の「私の國語教室」文春文庫である。
私の國語教室.jpg

旧仮名遣いのウンチクが書いてある。それも旧仮名遣いで書かれた三島由紀夫の小説についての言及もある。
今となっては、どこからどういうふうに学べばいいのか、捉えどころがない、旧仮名遣いの世界であるが、この本がとりあえずの羅針盤になりそうだ。

今年購入した本の中で、残りの余生においてきちんと読破したい一冊と位置付けることにした。

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