良心的な暴露本

久々に面白い本を読んだ。
実態があまり知られていない、公安部外事課の仕事ぶりを扱う「警視庁公安部外事課」(勝丸円覚)という本である。


公安関係組織の歴史的経緯はこうなっている。

▽▽▽ 引用開始 ▽▽▽

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%AD%A6%E8%A6%96%E5%BA%81%E5%85%AC%E5%AE%89%E9%83%A8

警視庁公安部は、連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)の人権指令により廃止された警視庁特別高等警察部の後継組織である。

日本の公安警察は警察庁警備局の指揮下で活動しているが、中でも警視庁は唯一、公安部を置いており、所属警察官約1100名を擁し、最大規模の公安警察官を抱えている。

一方、道府県警察本部の公安警察は、警備部に「公安課」として設置されている。所轄警察署では警備課に公安係・外事係を設置することがある。

△△△ 引用終了 △△△


警視庁だけで1100人所属とある。驚いた。スパイがそれくらい、いやその数倍は居るとみるべきだ。

読んで素直にためになったと思った箇所が2箇所ある。

・情報が欲しければ、先に与える
・大使館との付き合い方

直筆の手紙、礼状はどの世界でも必要なこと。

面白かったのは、ハニートラップのターゲットにされた人物が、スパイが経営するスナックでうっかり好みの女性を喋ったところ、その後至る所で好みの女性「仲間由紀恵」を見かける事態となったことである。

帯だけでも十分楽しめる。


公安警察外事課.jpg

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