櫻井よしこだけが残った

保守言論界、活動界の話である。

10年前は、保守言論界は長老格の方が何人かいた。

櫻井よしこ、渡部昇一、岡崎久彦と粒ぞろいだった。渡部昇一と岡崎久彦は故人となられ、櫻井よしこが残った。水間政憲はそれなりの影響力を保持している。他にもおられるが、牽引力が足りない。

活動界はというと、瀬戸弘幸、桜井誠、西村修平、水島総がいた。桜井誠、西村修平、水島総はかつてほどの影響力、動員力はない。瀬戸弘幸だけである。瀬戸弘幸は広く保守活動界に顔がきき、司令塔かつ全体総括することが期待される立場であったが、人生最後の仕事として選挙活動を選んでしまった。よって、活動界全体が低迷期に入ったことは確定的。百人の会を率いていた増木重夫は昨年亡くなられた。惜しい人材だった。


教育再生・地方議員百人と市民の会
http://100prs.info/index.html


闘う政治家では、土屋敬之がいた。大阪維新の会の維新塾公募に参加していたが、維新八策にTPP参加が盛り込まれていることに反対、参加を取り下げたことはご存じと思う。
今は、地方議員の筆頭格で小坪しんやが居る。


ネット保守の在り方に一石を投じる新組織の発足について
https://samurai20.jp/2023/01/development-and-test-command/


前回選挙で落選したが、鈴木信行にも引続き期待している。


日本国民党代表 鈴木信行 公式ブログ
https://ameblo.jp/ishinsya/


国会議員では、青山繁晴、佐藤正久の動画を見るようにしている。参考になる情報も多い。ただ、政治家が直接動画配信する時代になって、拙ブログのような個人ブログは居場所がなくなった。

つくる会は、相変わらずといったところ。藤岡信勝が権力を握っている間は、、、かもしれない。

私は、次世代の党や田母神俊雄に期待していたが、潰されてしまった。

今は、参政党という政党が躍進。
この政党関係者で外して欲しい人が二人いる。一人は酒を飲みながら動画で語る人、もう一人は、、、騒動等多数ある人である。
http://blog.livedoor.jp/t6699/

この二人とは距離を置く主義である。

参政党に納得できない人は、国民民主党という選択肢がある。ガソリン高騰対策としてのトリガー条項、再エネ賦課金徴収停止等の低減は注目に値する。重要政策について、春日一幸時代の民社党に近い骨っぽさが出てきた。



▽▽▽ 引用開始 ▽▽▽

https://gendai.media/articles/-/59751?page=4

民社党委員長を務めた野党代議士・春日一幸を覚えているだろうか。彼ほどおおっぴらに浮気をしていた政治家はいない。夫人との間に娘が二人、3人の愛人の間にもそれぞれ一人ずつ娘がいた。

艶福家なだけでなく、県議時代には議会で3時間にもおよぶ反対演説をした熱血漢だった。春日の元秘書である名古屋市長の河村たかし氏が言う。

「人間臭いところがあり、自民党支持だった地元、名古屋の中小企業の社長の多くが、春日さんのファンになりました。また、実は春日さんは家族想いの人なので、後援会婦人部からもとても人気がありましたね」

政治評論家の森田実氏も言う。

「春日の口癖は『理屈は後で、貨車で送る』で、はじめに行動ありき。『愛人をとるか、書記長をとるか』と批判されたときも、あっさりと『愛人を』と発言したこともあったが、一対一で政策の中身の議論となると真剣そのものでした」

春日一幸
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%98%A5%E6%97%A5%E4%B8%80%E5%B9%B8

△△△ 引用終了 △△△

活動状況を俯瞰すると、櫻井よしこの頑張りが目立つ。憲法改正世論は、「美しい日本の憲法をつくる国民の会」が牽引したと言ってよい。保守の論客を束ねた「国家基本問題研究所」の存在も大きい。「国家基本問題研究所」の「今週の直言」投稿者が激増したような気がする。

今週の直言
https://jinf.jp/weekly
国家基本問題研究所 今週の直言.jpg

そして、何より、櫻井よしこが支援・評価していた、高市早苗が保守派における次期首相No.1候補となった。言論人が政治家を育てた好例である。

これまで櫻井よしこをあまり評価してこなかったが、こうして、影響力ある言論人として櫻井よしこ一人が残った理由を考えてみたい。どんな状況にあっても、一歩も引かず、訴えるべきことは訴え、提言すべきことはきちんと提言、ひたすら言論人として誠実に活動した結果と考える。

対照的なのは、上記のそれ以外の方々。やるべきことをやってきたのか。

一方で、尊敬している田中某や藤井某にも不満がある。年金受給できる年齢になって、有料動画、、、などのように営利活動している場合なのか。優れた著作があるだけに残念である。しかるべき年齢になったら、ボランティアで政治活動するくらいの心意気で臨むべきだと言いたい。

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