官界中枢の掟 (怖い)菅さん再登板の問題

第二次安倍政権以降、官邸主導で意思決定する政治スタイル(特に安全保障、外交分野)が踏襲されているようである。

「安全保障戦略」にて、兼原信克は官界中枢の掟について、かく述べている。

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6 総理大臣等裁定や閣僚調整結果は絶対である

閣僚の意見が対立する場合には、官房長官の裁定に持ち込まれる。場合によっては総理大臣に話が上がる。時間以下の事務レベルの調整であれば、内閣官房副長官や副長官補のレベルの裁定もある。総理大臣、内閣官房長官、内閣官房副長官の裁定は絶対である。そこは、説明や報告の場ではない。日本政府としての意思を最終決定する場である。政府の意思は一つである。政府としての結論に異を唱えるのではあれば、辞職するのが吏道である。
なお、総理官邸の最高指導部はチームで動いている。総理大臣、官房長官、官房副長官(衆議院、参議院、事務)は、毎週一回の定例幹部会のほか、頻繁に意思疎通を図って、チームとして動いている。
説明しやすい相手や、了承の取りやすい相手を選んで、「飛び石」式の説明や「つまみ食い」式の説明をすると、かえって不信感を持たれる。また、他省庁を出し抜いて、いきなり総理、官房長官、副長官などのところに駆け込んで了承を取り付けるようなことはしない方がよい。他省庁の寝首を掻くようなやり方は嫌われるし、結局、霞が関の仲間の信頼を失う。

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これはタテマエの話である。

菅(当時の)官房長官は、第二次安倍政権の要として機能。菅官房長官に睨まれたら最後、タダでは済まない凄味と怖さがあった。

政治家でも菅には逆らえなかったそうだ。

菅官房長官に大臣らは不満持つが睨まれること怖れ意見できず
https://www.news-postseven.com/archives/20160114_374447.html?DETAIL


菅(当時の)官房長官は、逆らう官僚を追い出すことに躊躇しなかった。このような人物が再登板するとどうなるか、、、独裁政権まっしぐらとなる。


菅官房長官に意見して“左遷”された元総務官僚が実名告発「役人を押さえつけることがリーダーシップと思っている」
https://dot.asahi.com/wa/2020091000004.html

「内閣人事局をブラックボックス化」 問題指摘し左遷 元官僚語る
https://www.tokyo-np.co.jp/article/56604

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