精緻な仕事ができる政治家の重要性

今回の小西議員の国会質問をきっかけに、放送法解釈に関して、文言的に一言でも間違いがあれば、「小西議員による、ありもしない高市早苗暴露文書」のように、議員としての政治生命を絶たれる可能性があることを知った。

平成26~27年、当時の礒崎陽輔首相補佐官が、放送法解釈を巡る議論を主導したとの情報がある。
礒崎陽輔元議員は、あの機密保護法、集団的自衛権の解釈変更等、当時の重要事案等のほとんどを政権中枢で仕切った黒幕的存在である。もう一人の黒幕は、あの町村派の長、町村信孝議員。


放送法議論、高市、安倍両氏の電話「確認されず」
https://www.sankei.com/article/20230317-FWPNJGMIX5OM5MOG6ZVHUWUITA/?ownedutm_source=owned%20site&ownedutm_medium=referral&ownedutm_campaign=ranking&ownedutm_content=%E6%94%BE%E9%80%81%E6%B3%95%E8%AD%B0%E8%AB%96%E3%80%81%E9%AB%98%E5%B8%82%E3%80%81%E5%AE%89%E5%80%8D%E4%B8%A1%E6%B0%8F%E3%81%AE%E9%9B%BB%E8%A9%B1%E3%80%8C%E7%A2%BA%E8%AA%8D%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9A%E3%80%8D

礒崎陽輔
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A4%92%E5%B4%8E%E9%99%BD%E8%BC%94


礒崎陽輔元議員は、自治省出身の議員。また行政文書ノウハウの第一人者。いわゆる官報販売所にて売られている名著等の著者である。

『公務員のための公用文の書き方』(良書普及会、2002年)
『分かりやすい公用文の書き方』(ぎょうせい、2004年)
『武力攻撃事態対処法の読み方』(ぎょうせい、2004年)
『国民保護法の読み方』(時事通信出版局、2004年)
『分かりやすい法律・条例の書き方』(ぎょうせい、2006年)改訂版も執筆

議員になる前の学歴、職歴が如何に重要かの証左となる。高卒の人を馬鹿にして述べているのではない。政治を語る前に、よく学び、よく働いた経験が必須なのである。

冒頭で紹介させていただいた記事から、政治の世界において、放送法を語ることの困難さを改めて認識した次第である。

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