貯株による資産形成の時代

時代は「貯蓄から投資」だと言われる。政府は、(老後)資産形成のため、確定拠出年金制度の導入、NISA制度の充実を図ってきた。


確定拠出年金制度の概要
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/nenkin/nenkin/kyoshutsu/gaiyou.html


個人で株式を長期保有する人が増えている気がするが、東証市場取引額全体で個人のシエアはどう推移してきたか。

残念ながら、50年で半減した。団塊世代の大量退職が影響しているかもしれない。かつて、東証での個人のウエイトは30%超だったと聞いて、驚く人が多いはずである。日本人は金持ちだったと錯覚してしまうほどだ。

個人株主16%、50年で半減 東証分布調査 米韓に見劣り 若者の投資促進カギ
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO62427430X00C22A7EA2000/

私の場合は、確定拠出年金口座用に会社から頂いた分そっくり、マイホームのローン返済に充てた。時期的にリーマンショック直前。持ち株会もやっていたが、リーマンショック前の高値で売り抜けることができた。どちらも偶然だったと思っている。

仮に、私が30歳前後だったらどうするか。

持ち株会、確定拠出年金、NISAに分散し日本株中心に細々と貯株を続けるつもりだ。併せて金やプラチナの積み立て口座も続ける。短期売買は、種銭(最低500万前後)ができてからで遅くない。

理由は簡単。(滅茶苦茶な下落局面でもない限り)20年以上少しずつ買い増し続けられるなら、購入金額以上の資産となる可能性が強いからだ。これは20年以上という長期スパンだからできる投資方法なのだ。5年前後ならどうなるかわからない。

さて、東証が低PBR銘柄対策に関し異例の改善要請を行った。

▽▽▽ 引用開始 ▽▽▽

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB311FJ0R30C23A3000000/

東証、低迷日本株に警鐘 PBR1倍割れで改善策要請
金融機関
2023年3月31日 15:27 [有料会員限定]

東京証券取引所は31日、PBR(株価純資産倍率)が1倍を下回る上場企業などに、株価水準を引き上げるための具体策を開示・実行するよう要請した。取引所としては世界的にも異例の取り組みで、低迷する日本株をテコ入れする狙いだ。

△△△ 引用終了 △△△

低PBR銘柄で、比較的高配当銘柄の場合、さらに配当利回りが上がる余地が出てきた。新たに3銘柄くらいを長期保有するつもり。今朝の寄付で買い注文を出した。

日本株はアメリカ株と比較し出遅れ状態にある。若者世代にとっては、政府の手厚い施策により、貯株を実行した人の老後はバラ色になりそうな気がするところである。


日本株 実績pbr低位ランキング - 日本経済新聞
https://www.nikkei.com/marketdata/ranking-jp/pbr-low/

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