ウクライナTPP加入の意義

ウクライナがTPP加入交渉開始を表明した。ウクライナは世界的な農業輸出国として知られている。

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ウクライナ、TPP加入の意向 年内交渉開始に期待―通商代表が言及
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023042200199&g=int&utm_source=top&utm_medium=topics&utm_campaign=edit

【速報】ウクライナ、TPP加入へ 小麦を輸出
https://hosyusokuhou.jp/archives/48945324.html

ウクライナの穀物輸出、再び苦境 経由地の東欧諸国が相次ぎ禁輸措置
https://www.asahi.com/articles/ASR4N64R8R4MUHBI00L.html

https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/ukraine/data.html

8 主要貿易品目
(1)輸出
穀物(19.1%)、鉄・鉄鋼(15.6%)、鉱石(9.0%)、電子機器(5.2%)
(2)輸入
鉱物性燃料(14.7%)、機械類(11.2%)、輸送機器(10.1%)、電子機器(10.1%)、医薬品(4.6%)
(2020年:ウクライナ国家統計局)

9 主要貿易相手国
(1)輸出
中国(14%)、ポーランド(7%)、ロシア(6%)
(2)輸入
中国(15%)、ドイツ(10%)、ロシア(8%)
(2020年:ウクライナ国家統計局)

https://jp.wsj.com/articles/russias-ukraine-invasion-chokes-food-exports-from-global-breadbasket-11646001339

ウクライナは世界のトウモロコシ輸出の13%、小麦の12%を占める。ロシアの攻撃によりウクライナの穀物輸出に支障が生じれば、中国への供給が絶たれる恐れもある。一方で、すでに食料価格が跳ね上がり、経済がぜい弱な中東などの輸出先は対応を迫られている。

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ウクライナは黒海経由での輸送ができず、主要輸出品目である穀物の輸出に苦慮している。
ウクライナがTPP参加することで日本は得することがあるのか。おそらく、値上がりした穀物を比較的安価で調達することが可能となる。また、長期的に(有事の輸送妨害がなければ)食料安保上の懸念がなくなることが予想される。

ウクライナ と 日本 の輸出入状況
https://toukei-is.com/?country=238&p=010619010&ie=0

日本とウクライナ、ロシアと国境を接する両国は、領土問題以外に、ウクライナの穀物を日本が輸入拡大することで両国関係は一層強化されることとなる。
ウクライナな現在の輸出入相手国は、中露がトップ3状態だが、おそらく、日本が輸出入シエアのトップ3に入り込むこととなりそうだ。日本とウクライナは、安全保障面だけでなく食料安保上の同盟国となる。

オバマが日本にTPPを押し付け、全国紙が揃ってTPP賛成の記事を配信した時は、TPPには反対だった。甘利議員が(アメリカ政府と交渉し)頑張ってまとめ上げつつあることを知り、賛成に転じた。

世の中、どこで得するかわからないものである。

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