天下り根絶 どこから手をつけるべきか

本稿は

国家規模で天下りの弊害が発生している問題
https://jisedainonihon.exblog.jp/33198892/

の続編。


天下りの手口にはいろいろあることがわかってきた。これまで体系立てて整理していない中で、総論レベルで天下り問題を論じてきたを反省している。
体系立てて整理していないから、天下りが根絶できなかったと受け取めている。

そこで、優先順位をつけ、即刻やめさせるべき天下り、時間をかけて取り組むべき課題として整理する天下り、というふうに整理し直すことが現実的な手順となる。

■即刻やめさせるべき天下り

・(公益法人等、売り上げに占める補助金収入の50%以上の団体等)「天下り給与が高給のため補助金を食い荒らす結果としかならない天下り」

・許認可に直結した、許認可先への露骨な天下り

・現役出向による省益(植民地化目的)のための天下り


■時間をかけて取り組むべき天下り

・(高級官僚の)余生としての高齢者天下り

・資機材調達に直結した天下り(即刻やめさせるべきだが、根が深いため時間をかけないと最適解が得られない)


岸田政権が、防衛増税、少子化対策のための社会保険料負担増を検討している関係で、対抗措置として、天下り問題に取り組む必要がある。
ただ、この問題、保守系言論人が得意とするテーマではない。彼らの大半が実社会(ビジネス)経験がないことが影響している。

従って、言論界に依存せず市井の有志が取り組むべき課題となる。

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