今回のG7の主役は「ゼレンスキー」 

G7のイベントが着々と消化されている。
今回のG7、主役であるはずの主要各国がゼレンスキー来日の機会を創り、議長国日本が立派に仕切ったとみていい。


侵略続くかぎりウクライナ支援 G7が首脳声明
https://www.sankei.com/article/20230520-LFN5URSI2ZKBTJYGDXP45YNPHM/?ownedutm_source=owned%20site&ownedutm_medium=referral&ownedutm_campaign=ranking&ownedutm_content=%E4%BE%B5%E7%95%A5%E7%B6%9A%E3%81%8F%E3%81%8B%E3%81%8E%E3%82%8A%E3%82%A6%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8A%E6%94%AF%E6%8F%B4%E3%80%80%EF%BC%A7%EF%BC%97%E3%81%8C%E9%A6%96%E8%84%B3%E5%A3%B0%E6%98%8E

【速報】「必要な限りウクライナ支援」で一致 G7首脳とゼレンスキー大統領が協議
https://news.yahoo.co.jp/articles/926e1c2eda3851fe24b5818c29477e8edc7345a0

ゼレンスキー氏、G7拡大会合に出席
https://www.sankei.com/article/20230521-3MT2IINGBFNNRCSACU5TVB5URY/

ゼレンスキー氏、和平案提示へ G7首脳らに賛同要請か
https://www.sankei.com/article/20230521-OOM7SB5P2JOPLISGNM5EKC3FVI/

ウクライナへのF16戦闘機供与、西側に「巨大なリスク」=ロシア
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E3%82%A6%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8A%E3%81%B8%E3%81%AE%EF%BD%86%EF%BC%91%EF%BC%96%E6%88%A6%E9%97%98%E6%A9%9F%E4%BE%9B%E4%B8%8E-%E8%A5%BF%E5%81%B4%E3%81%AB-%E5%B7%A8%E5%A4%A7%E3%81%AA%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%82%AF-%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2/ar-AA1bsI7l

ゼレンスキー大統領と会談したインド ロシアとの関係も深い事情
https://www.asahi.com/articles/ASR5P3F1FR5PUHBI008.html


一連のゼレンスキーの動きをみていると三つの傾向があることがわかる。

・ゼレンスキーペースで和平案が提示され、実行されることを前提にG7はゼレンスキーの来日を手配、支援・協力を約束した
・上記方針に沿う形で、ゼレンスキーはロシアと関係が深いインドを西側に引き込むことを模索
・ロシアの友好国で和平案の仲介者とみられている、習近平の国際社会での出番を完全に消そうと企図している(岸田首相のウクライナ電撃訪問時、習近平による和平調停の動きがあった)


ゼレンスキーは、西側の全面的な支援を取り付けつつ、戦車に続き、ミサイル、そして戦闘機を手に入れつつある。軍事的にロシアがかなう相手ではなくなりつつある。
外交上は、ロシアと友好関係にあった(ロシアの武器輸出国)インドと接触するなど、ロシアを外交的に孤立させることを目指している。

広島サミットでのG7首脳による原爆資料館訪問、議長国としての核廃絶声明は、西側諸国に対して向けられたものではなく、戦術的に核兵器使用する可能性が高い中露に対しての軍事戦略上のG7総意のメッセージであると解するのである。


これらの分析を総合すると、西側社会は、共産主義国の盟主であるロシアを軍事・外交的に追い詰めることを通じて、中共恫喝外交を無力化させることを目指していると分析するに至る。

考えようによっては、今回の広島G7は、共産主義社会との完全対決を辞さない軍事・外交上の方針を明確にした点において、世界史上の大事件かもしれないのである。

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