したり顔で語る人たち

マスコミ関係者、言論人は、ともすればしたり顔で語る傾向がある。ブロガーとて無縁ではない。とある芸能事務所の対応情報を一読したい。


松尾潔の契約終了のウラにある事務所の重鎮・山下達郎&竹内まりや夫妻とジャニーズ「ただならぬ関係」
https://friday.kodansha.co.jp/article/319588

「竹内まりやの曲は一生ボイコットする!」全国のPTAを激怒させた「ジャニーズ性暴力を山下達郎と擁護」の大波紋
https://www.asagei.com/excerpt/269496


これらの動きに対し、山下達郎は、自身が司会を務める本日のFM番組にて、本人の見解を報告という形でコメントするに至った。趣旨は、芸能活動に関する能力と性加害は別物の立場で、芸能界に対する貢献は率直に認めるべきと考える一方、性加害のことについては一人の芸能関係者として問題視している、、、だったように思う。

https://www.tatsuro.co.jp/sunday/


私は、芸能界に無縁の人間だが、かなり前から、ネット情報などから、当該人物が加害者(主犯)であることに気がついていた。今になって真実が公式に?明らかになったが、私は驚かない。

驚くのは、今になって大騒ぎし、アイツが悪い、コイツが悪いと次なる加害者(傍観者)を探す人たちである。加害者が生きていた時代にみんな知っていた話だと言いたいのである。

報道される情報の中には、他人を貶めることで書かれたものが多い。左翼マスコミ記者が真実を報道してこなかったことは今や誰でも知っている。

人に関することで、報道記事が真実であることはあまりない。

たとえば、内部告発が真実に基づきあるべき姿を求める(正義の)内部告発だったことはあるのだろうか?
三菱自工の場合のようなケースは少ない。
身近で知った内部告発は、現場で起きた不祥事についての真実を知りきちんと対応しようとした(正義の)現場責任者に対し(人事評価上の不満を持つ)部下が、現場責任者を陥れる目的でなされた。実際現場責任者は、内部告発が公になったことを根拠に、とある官庁から「降格」処分する趣旨で(水面下の)行政指導が社長に対して行われ、実際そうなった。行政指導は、表面的なもの以外に、水面下で行われるものがあることを初めて知った。

そこで、不祥事の真実を知った時にどう対応すべきか考えたい。
真実を知らされた時、あるいは(真実を知る前に)確信を以て真実であると確信した時に、人としてどう対応すべきか。

私個人は、当該官庁に問い合わせたり、要望書として提出するように心がけてきた。(すべての事案ではないが)
しかし、多くのマスコミ関係者は違う。したり顔で、、、なのである。

私が、保守・左翼問わず、言論人・コメンテーターに手厳しいのは、したり顔で煽ることだらけで、真実を知ったことに対する(良心的な)行動が期待できないことにある。

仕事上煽る以前に、一人の人間として正義の人としてまず行動すべきではないのか。

確かに冒頭の被害は社会的に問題だ。しかし、多くのネット情報などから、かなり以前に関係者みんな知っていたことではなかったのか。
今になって、したり顔で問題とすべきなら、加害者が生きている間(少なくとも逝去された2019年以前に)に真実に気づいた人が内部告発、、、と言いたい。

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