岸田ノートは財務省官僚の「忠告」で埋め尽くされている!?

政治評論家田崎氏は岸田首相について、
「伝える力が弱い。国民に伝わってないのは、官邸の演出力が弱いから。岸田さんがやっていると演出して見せることが必要。もう一つは言葉が非常に弱い。官僚的で浸透しない」、
「岸田さんのキャラが影響してると思いますよ。あまりキャラ立ちしてない。どっかの
の部長のようで社長の風格を感じない」
として、政権中枢向けに警告を発した。


▽▽▽ 引用開始 ▽▽▽

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%A9%E7%AB%8B%E3%81%A1

キャラ立ち(キャラだち)とは、自らの個性を際立たせ、1つの独立したキャラクターとして他者に認識させることである。


田崎史郎氏 岸田文雄首相の支持率が低迷する理由をズバリ指摘「キャラ立ちしてない」
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E7%94%B0%E5%B4%8E%E5%8F%B2%E9%83%8E%E6%B0%8F-%E5%B2%B8%E7%94%B0%E6%96%87%E9%9B%84%E9%A6%96%E7%9B%B8%E3%81%AE%E6%94%AF%E6%8C%81%E7%8E%87%E3%81%8C%E4%BD%8E%E8%BF%B7%E3%81%99%E3%82%8B%E7%90%86%E7%94%B1%E3%82%92%E3%82%BA%E3%83%90%E3%83%AA%E6%8C%87%E6%91%98-%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%A9%E7%AB%8B%E3%81%A1%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%AA%E3%81%84/ar-AA1ioZlD?ocid=msedgntp&cvid=33676320d77a4c98b695c4358d7023c9&ei=8

△△△ 引用終了 △△△


そのとおりだと思う。官僚が作文した文書のタイトルのキーワードをそのまま、政権の意思であり、方針として示しているようである。

すなわち、首相が語りかけている相手は、検討指示した官僚なのであり、国民ではない。
国民に話かけようとするのであれば、多少、サプライズ的要素ある言葉を選ぶ。


減税方針表明に際して、「期限付き所属税減税」という言葉を最初に聞いて喜ぶ国民はいない。実現する前からミミッチイ減税となると予想してしまう。「期限付き」というのは、税制維持を絶対と考える財務省官僚側の論理に過ぎない。「期限付き」などという言葉を使う限り、首相は財務省の犬と思われても仕方ない。

言うなら、まだ検討開始していないのだから、「所得税の大胆な減税措置」について検討指示したとした方が、国民は期待しそうな気がする。

安倍政権時代、「コロナ対策としての一時金支給」という首相から示された検討課題に関して岸田政調会長時代にやったのと同じミス(財務省的発想での報告書を首相に提出したことを指す)を岸田首相は繰り返している。

有権者に語りかけるつもりがあるなら、自分の言葉、自分の意思に基づく言葉でなくてはならない。
どうやら、岸田ノートは、いつのまにか、財務省官僚からの「忠告」で埋め尽くされているようだ。選挙対策上の主要政策がこの程度なのだから、鈍重過ぎるなんとかに付けるクスリはどうもなさそうである。


首相、期限付き所得減税の検討指示へ 20日与党幹部に
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA19AIY0Z11C23A0000000/

現金給付1世帯30万円 一定水準まで所得減少で
https://www.nhk.or.jp/politics/articles/statement/33079.html

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